エイチームフィナジーは、「防災対策に関する実態調査」を実施し、その結果を発表しました。対象は20代以上の男女336名です。
現在、防災対策を行っているかと尋ねたところ、「対策したことがない」43.0%、「過去に対策をしていたが、現在はしていない」17.4%となりました。「現在対策している」は39.6%となり、約4割が防災対策を現在していることがわかりました。
次に「現在対策している」と回答した人を対象に、具体的にどのような防災対策を行っているか尋ねました。その結果、74.8%が回答した「食料、飲料、生活必需品の備蓄を常にしている」が最も多くなりました。次いで「非常用持ち出しバックや防災グッズの準備」55.9%、「家具の固定、転倒対策」46.5%、「避難場所や避難経路の確認」35.4%、「防災グッズや備蓄品を定期的に見直している」29.9%となっています。
過去の被災経験は、約3割となる27.7%が「ある」と回答。「被災経験がある」と回答した人を対象に、災害から学んだ防災への教訓について普段どの程度意識しているかと尋ねた設問では、「常に意識している」25.8%、「やや意識している」51.7%となり、約8割が災害から学んだ防災への教訓について普段から意識していることが明らかになりました。
被災経験者に被災時に役に立ったもの、準備しておけばよかったと感じたものを尋ねた結果は、「飲料水」と「食料品」が同率58.4%と最も多くなりました。3位は「懐中電灯」57.3%、4位は「携帯ラジオ」と「モバイルバッテリー、充電用コード」が同率40.4%となっています。また、22.5%が「火災保険、地震保険への加入」と回答しています。被災時にお金の心配をしないために、保険への加入を検討することも防災対策のひとつとなります。
新型コロナウイルスの影響よって防災意識に変化はあるかと尋ねたところ、38.6%が「変化した」と回答しました。さらに「変化した」と回答した人を対象に、新型コロナウイルスの影響により、防災意識にどんな変化があるか尋ねた結果では、「防災グッズにマスクを加えた」が63.7%を占めました。次いで「防災グッズに除菌グッズを加えた」41.1%、「非常食を備蓄した」37.1%となっています。