エイチームフィナジーは、「生命保険に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、全国のX世代、Y世代、Z世代の男女621名です。
自身にとって生命保険への加入が必要なものであると思いますかと尋ねたところ、「とても必要だと思う」「どちらかというと必要だと思う」を合わせた「必要だと思う」という回答が、すべての世代で7割以上ありました。
必要だと思うという回答を世代別に見ると、Z世代72.4%、Y世代75%、X世代80.1%となり、世代があがるほど多くなっています。「全く必要ないと思う」という回答は、すべての世代共通で1割程度ありました。
現在、生命保険に加入していますかと尋ねたところ、すべての世代で「はい」が半数を超えました。はいという回答を世代別に見ると、Z世代54.3%、Y世代61.5%、X世代72.0%となり、世代があがるほど多くなっています。Z世代も半数を超える人が生命保険に加入していました。
次に、生命保険に現在加入している人を対象に生命保険の仕組みや内容を理解していますかと尋ねたところ、「よく理解している」「なんとなく理解している」を合わせた「理解している」が、すべての世代で9割を超えました。
よく理解しているを世代別に見ると、Z世代は46.5%と他の世代に比べて最も多くなっています。Y世代は30.9%、X世代は24.3%となっており、Z世代の割合はX世代の2倍近い値になりました。
加入している生命保険の数は、すべての世代で「1つ」という回答が最も多くなりました。次いで「2つ」、「3つ」となっており、「3つ」はすべての世代で1割程度いました「5つ」は、Z世代1.8%、Y世代4.9%、X世代5.9%となっています。
加入している保険は、すべての世代で「医療保険」が1位でした。2位は「終身保険」、3位は「がん保険」(Z世代では2位と3位は同数)となっています。
加入した理由は、Z世代は42.1%が回答した「人に勧められたから」が最多。Y世代は「自分で必要だと感じたから」34.1%、「生活に大きな変化があったから」が33.3%と僅差で続いています。X世代は「自分で必要だと感じたから」が最も多くなりました。
生命保険に対して月に支払っている金額は、Z世代は25.4%が回答した「5,000円未満」が最も多くなりました。Y世代は「5,000円以上10,000円未満」26.8%、X世代「10,000円以上20,000円未満」32.9%が最も多くなっています。また、各世代とも「20,000円未満」の支払いと回答した人が約7割いました。
生命保険に加入する際にした情報収集は、X、Y世代は「友人や家族の口コミ」が最多。Z世代は「YouTubeなどの動画配信サービス」が最も多くなり、次いで「Instagram・TwitterなどのSNS・アプリ」となっています。
生命保険に加入する上で重視した部分は、「負担金額の手ごろさ」「保障内容の分かりやすさ」「保障内容の充実度」が、すべての世代でトップ3に挙げられました。世代別に見ると、Z世代は1位「保障内容の分かりやすさ」、3位「保障内容の充実度」、X世代は1位「保障内容の充実度」、3位「保障内容の分かりやすさ」と逆転しています。
生命保険に加入した方法は、デジタルネイティブのZ世代は「保険会社の公式サイトから資料請求・WEB上で申し込み」、Y世代は「来店型ショップ(保険代理店)での申し込み」、Z世代は「訪問型の保険代理店での申し込み」が1位になっています。