ソニー生命保険は、今年で9回目となる「社会人1年目と2年目の意識調査」の結果を発表しました。調査対象は、2022年春から働き始める社会人1年生、または、就職してから1年が経つ社会人2年生で20~29歳の男女1,000名です。
社会人1年生(500名)に、初任給の使いみちを尋ねたところ、56.6%が回答した「貯蓄に回す」が最も高くなりました。次いで、「生活費(食費など)に充てる」33.2%、「親への贈り物を買う」28.8%となっています。
社会人2年生(500名)の回答を見ると、43.8%が回答した「貯蓄に回す」が最も高くなりました。次いで、「生活費(食費など)に充てる」29.2%、「親への贈り物を買う」24.8%となっています。上位5位までは、社会人1年生が希望する使いみちと同じ順位となっています。
次に社会人2年生を対象に、社会人1年目の生活でかかった金額を目的や用途ごとに尋ねたところ、かかった金額の平均は「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」35,747円、「自己投資(セミナー参加、書籍購入など)」19,355円、「プライベートな付き合い・交際」170,068円となりました。
男女別に見ると、かかった金額の平均は「プライベートな付き合い・交際」男性176,752円、女性163,384円となり、男性のほうが13,368円高くなっています。
昨年の調査結果と比較すると、かかった金額の平均は「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」が2021年38,423円→2022年35,747円と2,676円減少しました。
「自己投資(セミナー参加、書籍購入など)」は2021年16,757円→2022年19,355円となり2,598円増加、「プライベートな付き合い・交際」2021年160,342円→2022年170,068円となり9,726円増加しました。「実家に入れた金額」は2021年127,394円→2022年124,118円となり、3,276円減少しています。
社会人2年生を対象に、貯蓄について尋ねたところ、社会人1年目の生活で貯蓄した金額は30.2%が「50万円~100万円未満」と回答し、平均62万円となりました。昨年の調査結果と比較すると、貯蓄した金額の平均は2021年58万円→2022年62万円と、4万円増加しています。
30歳時点の目標貯蓄額は、「500万円~600万円未満」17.6%、「1000万円~2000万円未満」24.4%に回答が集まり、平均は847万円となりました。昨年の調査結果と比較すると、目標貯蓄額の平均は2021年740万円→2022年847万円と、107万円増加しています。
次に、社会人2年生を対象に30歳時点の目標年収を尋ねたところ、「500万円~600万円未満」22.6%、「400万円~500万円未満」20.8%、「300万円~400万円未満」20.2%となり、平均は525万円となりました。
男女別では「300万円~400万円未満」男性15.6%、女性24.8%では女性、「1000万円以上」男性13.6%、女性6.0%では男性のほうが高くなっています。目標年収の平均は、男性572万円、女性477万円となっています。
昨年の調査結果と比較すると、目標年収の平均は男性が2021年558万円→2022年572万円と14万円増加、女性は2021年498万円→2022年477万円と21万円減少しています。
次に社会人1年生に、最初に就職する会社でどのくらいの間働いていたいかを尋ねました。その結果、25.0%が回答した「定年まで働きたい」が最も高くなりました。次いで、「2~3年くらい」19.8%、「4~5年くらい」16.4%、「6~10年くらい」14.6%となっています。
昨年の調査結果と比較すると、「2~3年くらい」と回答した人の割合が2021年14.4%→2022年19.8%となり、5.4ポイント上昇しています
社会人2年生を対象に、最初に就職した会社でどのくらいの間、働いていたいかを尋ねた結果では、21.4%が回答した「すでに辞めたい」が最も高くなりました。次いで、「2~3年くらい」20.4%、「4~5年くらい」16.0%となっています。「定年まで働きたい」は15.6%となり、社会人1年生より10ポイント近く低くなっています。
昨年の調査結果と比較すると、「すでに辞めたい」と回答した人の割合は2021年25.0%→2022年21.4%と減少。「2~3年くらい」と回答した人の割合は、2021年16.6%→2022年20.4%と増加しています。
社会人2年生に、入社後にがっかりしたことを尋ねたところ、28.8%が回答した「給料が少なかった」が最も高くなりました。次いで、「同期で集まる機会が少なかった」25.6%、「ボーナスが少なかった」21.8%となっています。
テレワークの有無別にみると、テレワークをすることがあった人は「同期で集まる機会が少なかった」33.8%が最も高くなりました。「先輩・上司と話す機会が少なかった」は22.1%となり、テレワークをすることがなかった人(10.8%)より、11.3ポイント高くなっています。
社会人2年生に、仕事や職場における行動・意識について2つの選択肢から自身の考えがどちらにあてはまるか尋ねました。仕事上や職場での人付き合いについては「広く浅く(計)」(「非常にあてはまる」「どちらかといえばあてはまる」の合計、以下同様)が62.4%となり、「狭く深く(計)」が37.6%となりました。男女別では「広く浅く(計)」は男性67.2%、女性57.6%となり、男性のほうが9.6ポイント高くなっています。
職場での立ち振る舞い方は、「目立つように(計)」28.0%、「控えめに(計)」72.0%となりました。男女別では「控えめに(計)」男性64.0%、女性80.0%となり、女性のほうが16.0ポイント高くなっています。
仕事でわからないことがあるときは、「まずは自分で考える(計)」69.8%、「すぐに人に聞く(計)」30.2%となりました。仕事中、手が空いたときは「仕事を探す(計)」72.8%、「指示を待つ(計)」27.2%となっています。男女別では、「仕事を探す(計)」は男性67.6%、女性78.0%となり、女性のほうが10.4ポイント高くなっています。
仕事をする上で大切にしていることは、「絶対にミスをしない(計)」66.2%、「果敢にチャレンジする(計)」33.8%となりました。
テレワーク時の行動については、「テレワーク開始直前まで熟睡する」は「アリ」66.7%、「ナシ」33.3%。「下半身だけパジャマ姿でオンライン会議に出席する」は「アリ」69.1%、「ナシ」30.9%となっています。
働き方については、「完全出社」か「完全テレワーク」かどちらか一方の働き方を選ぶならどちらを選ぶか尋ねたところ、「完全出社」45.1%、「完全テレワーク」54.9%となりました。社会人2年生の回答をテレワーク経験の有無別にみると、「完全テレワーク」と回答した人の割合は、テレワークをすることがあった人は60.8%となり、なかった人(50.3%)と比べて10.5ポイント高くなっています。
次に「居住地域制限がないテレワーク制度」を勤務先が導入したら利用したいか尋ねました。その結果、「利用したいと思う」77.2%、「利用したいと思わない」22.8%となりました。
社会人1年生・2年生に、落ち込んでいるとき(仕事上で失敗したときなど)に、先輩社会人に言われたらやる気に火がつくセリフを尋ねたところ、40.4%が回答した「君がいて助かった、ありがとう」が最も高くなりました。
次いで「本当によく頑張った」28.4%、「何でも相談してね」26.2%、「一緒に乗り越えよう」22.5%、「大丈夫、なんとかなるよ」17.9%となっています。
男女別では、「君がいて助かった、ありがとう」(男性34.2%、女性46.6%)と、「一緒に乗り越えよう」(男性17.2%、女性27.8%)は、男性と比べて女性のほうが10ポイント以上高くなりました。
目標にしたい先輩のイメージに合う男性有名人のトップ3は、1位「櫻井翔さん」、2位「内村光良さん」、3位「菅田将暉さん」でした。男女別では、男性回答では1位「内村光良さん」、2位「イチローさん」、3位「木村拓哉さん」となっています。
目標にしたい先輩のイメージに合う女性有名人のトップ3は、1位「天海祐希さん」、2位「北川景子さん」、3位「新垣結衣さん」と「石原さとみさん」でした。男女別にみると、男性回答では2位「新垣結衣さん」、3位「石原さとみさん」、女性回答では2位「北川景子さん」、3位「水卜麻美さん」となりました。
一緒に頑張りたい同期のイメージに合う男性有名人のトップ3は、1位「菅田将暉さん」、2位「横浜流星さん」、3位「北村匠海さん」でした。男性回答ではお笑いコンビ“霜降り明星”の「せいやさん」が「大谷翔平さん」「北村匠海さん」と同数で3位となっています。女性回答は「横浜流星さん」「吉沢亮さん」「菅田将暉さん」「平野紫耀さん」が同数で1位となりました。
一緒に頑張りたい同期のイメージに合う女性有名人トップ3は、1位「橋本環奈さん」、2位「広瀬すずさん」、3位「永野芽郁さん」でした。男性回答2位は「浜辺美波さん」、女性回答2位は「永野芽郁さん」と「広瀬すずさん」でした。