エイチームフィナジーが運営する「ナビナビ保険」は、「新型コロナウイルス感染症の流行による生命保険加入への影響調査2021」を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、2020年1月以降に生命保険に加入した20代から40代の男女388名です。
新型コロナウイルス感染症の流行前から生命保険への加入を検討していたか尋ねたところ、79%が「はい(元々生命保険への加入を検討していた)」と回答しました。一方で、14.2%が「いいえ」と回答。新型コロナウイルス流行前には生命保険への加入を検討していなかったところから、生命保険の加入に至ったことが見て取れる結果となっています。
次に「新型コロナウイルス感染症の流行は、生命保険に加入及び検討することに影響を与えましたか」と尋ねたところ、「かなり影響を与えた」23.6%、「やや影響を与えた」38.1%、「影響を与えた」10.2%となり、7割以上が新型コロナウイルス感染症の流行が生命保険加入に影響を与えたと感じていることが明らかになりました。
新型コロナウイルス感染症の流行が始まった2020年の調査結果と比較すると、「かなり影響を与えた」は35.0%から23.6%と低くなっていますが、「やや影響を与えた」が31.3%から38.1%と増加。「影響を与えた」は6.5%から10.2%へ増加しました。
次に「新型コロナウイルス感染症の流行が生命保険の加入に影響を与えた」と回答した人を対象に、どのように影響を与えたか調べました。その結果、48.9%が回答した「罹患時の収入減に備えること」が最も多くなりました。「万が一の際に遺された家族の生活費、教育費」47.4%、「罹患時の医療費(治療費入院費)に備えること」46.7%と続いています。
今回の保険加入以前の生命保険の加入状況と、その生命保険の現在の加入状況について尋ねた結果では、「以前にも生命保険に加入しており、今回新たに追加加入した」と58.9%が回答。「以前の生命保険を解約し、新たに加入した」28.3%、「今回初めて加入した」12.3%となっています。
新型コロナウイルス感染症流行以降(2020年1月以降)に加入した生命保険の種類は、「医療保険」55.6%が最多となりました。次いで「がん保険、三大疾病保険」46.7%、「収入保障保険」27.0%、「終身保険」24.4%となっています。
今回の生命保険の検討・加入の手段は、「来店型の保険相談を利用」36.7%、「訪問型の保険相談を利用」36.2%、「元々の担当者、または付き合いのある保険会社の担当者から加入」36.2%となり、各36%程度となりました。
一方、「オンライン面談」「インターネット専用、通販型」「オンライン+対面」といったオンラインやインターネットも利用したという回答が各20%前後となっています。その中でも、直接会わずにオンラインのみで相談できる「オンライン面談を利用」と「インターネット専用、通販型の生命保険商品を利用」と回答した人は、人数にして計162人と少なくない人数となっています。