太陽生命保険は、子会社である太陽生命少子高齢社会研究所と共同で「認知症の予防に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。調査対象は、20代~70代の男女2,472名です。
最もなりたくない病気を尋ねたところ、42.6%が回答した「認知症」が1位になりました。男女別でも、男性40.0%、女性45.1%が「認知症」と回答しています。2位は「がん」28.7%でした。
認知症について「予防に関心がある」という人は61.6%。そのうち、「認知症を予防するための取組みが重要」だと感じている人は95.8%でした。一方で、認知症を予防するために対策をしている人は16.0%となっており、実際に対策をしている人が極めて少ないことがわかりました。
次に「実際に開発・認可された認知症治療薬を利用したいですか」と尋ねたところ、「利用したい」が83.3%を占めました。しかし、認知症治療薬の開発には費用がかかるため、一部報道では開発されたとしても年間治療費600万円以上になるとも言われており、「高額でも認知症治療薬を利用したい」と回答した人は14%でした。金銭的負担から利用できないと回答した人が多くなっています。