がんを治療しながら働く「がんと就労」問題に取り組む民間プロジェクト「がんアライ部」は、企業が自由にダウンロードとカスタマイズができる「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」を公開しました。
「がんアライ部」は、ライフネット生命保険が事務局を務める民間プロジェクトで、「がんと就労」に関するリテラシー向上を目的とした活動等を行い、がんを治療しながら働くことが自然に受け入れられる社会の実現を目指しています。今回、個人が企業で働きながらがん治療をするために必要な情報をまとめた「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」を公開しました。
「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」には、がんという病気に関する情報に加え、仕事をしながらがん治療をする際のポイント、利用できる制度、相談窓口など基本的な内容を記載しており、がんアライ部のウェブサイトより無料でダウンロードできます。
パワーポイント形式で作られており、カスタマイズに対応。各社の制度や実情に合わせ、文言や内容を追記、修正、削除などをすることができます。簡単に自社オリジナルのハンドブックを作ることができ、完成したハンドブックを印刷して社員に配布したり、社内イントラネットに掲載したりすることが可能です。
「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」は、社内でがん治療と仕事の両立に関する取り組みをどう広げたらいいのかわからない、会社の制度を整えても社員に浸透しないといった声に応えて作成を決定しました。
がんアライ部の活動に積極的に参加している企業の人事担当者から「自社のハンドブックがこれから作成しようとしている他社の参考になるかもしれない」「是非活用してほしい」という提案があり、ワークショップや議論を行い、各社の知見を集約。どの企業でもカスタマイズして使える「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」を作成し、公開しました。
「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」作成には、以下の企業が協力しています。
がんアライ部は「がん治療と就労の両立支援ハンドブック」の提供を通じて、引き続き「がんと共生できる社会」の実現を目指します。
がんアライ部
https://www.gan-ally-bu.com/
ハンドブックのダウンロード
https://www.gan-ally-bu.com/report/2830