FWD富士生命保険は、乳がんと闘う矢方美紀さんが登壇する「がんと共に生きるためのアピアランスセミナー」を10月16日に東京・銀座で開催しました。
同セミナーは、乳がん月間である10月にあわせて実施。元SKE48で、乳がんと闘うタレントの矢方美紀さんと、全国福祉理美容師養成協会(ふくりび)の事務局長 岩岡ひとみさんが登壇し、トークセッション形式でがん治療中のアピアランス(見た目)の悩みと、そのケアについて説明しました。
FWD富士生命 立川麻理 執行役員 兼 チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)による「日本において、生涯のうち2人に1人はがんに罹患し、そのうち3人に1人は就労が可能な年齢と言われています。そのためがんを抱えながら働く方々が増えつつありますが、薬の副作用等による外見の変化を気にされて、それに強いストレスを感じている方々も多いという現状があります」という挨拶の後、矢方さんと岩岡さんが登壇。
25歳で乳がんになったことがわかったという矢方さんは「抗がん剤、放射線治療を経て、今はホルモン剤での治療を受けながらお仕事もしています」と振り返り、ふくりびについて「ウィッグやネイルケア、化粧などについていつも相談に乗ってもらっています」とコメントしました。
また、脱毛やむくみなど治療中のアピアランスの悩みについて自身の体験を話し、辛かったこととに脱毛を挙げました。「最初は医療用のウィッグではなく普通のファッションウィッグを使用していたのですが、頭皮のダメージがあったり、絡まったり、乾かしたりの手入れがすごく大変でストレスになりました」と述べ、岩岡さんも「脱毛は治療の初期の段階で起こるものなので、そこで悩みが解決されないとそのあとの治療がネガティブなものになってしまいます」と説明しました。
矢方さんは「ふくりびさんに紹介してもらって自分に合うウィッグを使うようになってからは、髪の色を変えたりロングにしたり楽しみながら治療していました」と笑顔でコメント。最後に「がんになって一年、すごく大変な面もありましたが、若くしてがんになったからこそ発信できることがあったり、手を差し伸べてくれる人がいたり、沢山の経験ができました」と述べました。