MFSは、住宅ローン借り換えユーザーに関する調査レポートを発表しました。対象は、オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の借り換えサービスを利用した1,996名。
借り換え前の金利を調べたところ、借り換え前の金利が1%台のユーザーは変動金利、固定金利ともに約半数であることがわかりました。2%台以上の金利で借りているユーザーを見ると、変動金利は22%、固定金利は33%いました。平均金利は、変動金利は1.51%、固定金利は1.95%となっています。
現在借り換えした場合は、金利0.4%~0.5%台の適用が多いため、1.0%以上の金利で借り入れているユーザーは借り換えによって金利を削減ができる可能性が高くなりそうです。
次に、借り換えのメリット額を調べました。その結果、借り換えメリットが100万円以上あるユーザーが65%いました。毎月の返済額を見ると、5,000円以上返済額が下がる人も52%いることが明らかになりました。
住宅ローン借り換えで重視するポイントを尋ねたところ、54%が「とにかく金利が安いものがいい」と回答。「固定金利がいい」は9%となっています。借り換えを機に団体信用生命保険(団信)の充実化を希望するユーザーも4割近く存在し、住宅ローンに金利メリット以外の価値を求めるユーザーも多いと言えそうです。
新型コロナウイルス感染拡大による経済への打撃が予想されることから、金利は大きく下落しています。10年国債利回りは、コロナウイルスによる騒動が始まった2月初旬と比べ約0.1%低下。4月の住宅ローン金利は、固定金利を中心に一段と低下する可能性が考えられます。