キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンIT ソリューションズ(キヤノンITS)は、東京海上日動火災保険と共同で、広域災害時の立会調査対応を効率化する「立会最適マッチングシステム」を構築しました。
「立会最適マッチングシステム」は、災害時の立会調査のアポイントから立会計画までのワークフローを自動化、最適化し、保険金支払い期間を短縮するソリューションです。立会調査対応はこれまで、ユーザーへのアポイント、物件構造、所在地の情報と立会担当者のスキルや経験等の情報のマッチング、現地までのルート計画立案に多くの人手と時間を要しましたが、「立会最適マッチングシステム」より効率化を図ります。
アポイントシステムと、キヤノンITSのR&D部門である数理技術部が開発した「RouteCreator」をベースとするシステムから「立会最適マッチングシステム」が構成されており、アポイントのデジタル化や立会担当者対象物件のスキルマッチング、立会計画立案の自動化・最適化により立会調査対応を効率化します。
ユーザーはアポイントシステムにより、手軽にモバイル端末で立会予約を行うことが可能です。東京海上日動は、対象物件の情報と立会担当者のスキル情報を統合管理し、これまで紙で行ってきた管理業務のワークフローを効率化します。また、アポイントシステムの情報と「RouteCreator」を連携。調査物件と立会人のスキルマッチングや現地までのルートの立案を自動化・最適化し、立会調査件数を増やして保険金支払いを迅速化します。