あいおいニッセイ同和損保の自動車保険を検討するなら、まず「テレマティクス型を選ぶかどうか」を決めてください。ここが他社との最大の違いです。
同社は公式サイトで「テレマティクス自動車保険のフロントランナー」と位置づけており、走行データをもとに安全運転スコアを算出し、そのスコアに応じて保険料を割り引く商品を主力に据えています。
このページでは公式サイトで確認できる現行の商品構成と、テレマティクス型を選ぶ際の判断材料を整理します。
個人向けの商品構成
| タイプ | 商品 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 標準型 | タフ・クルマの保険 | 走行データの提供をしたくない/機器の設置を避けたい |
| テレマティクス型 | タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型) | 通信機能付きドライブレコーダーで高度な事故対応を受けたい |
| タフ・見守るクルマの保険プラスS | 手軽・安価に安全運転サポートを受けたい | |
| コネクティッドカー向けの商品 | 通信機能を備えた車に乗っている |
ベースとなるのが「タフ・クルマの保険」です。公式サイトには「保険始期日が令和8年1月1日以降のご契約についてのご説明です」と記載があり、これが現行の商品説明にあたります。
クルマ以外の保障も含めて家計を見直す|FPの無料相談テレマティクス保険とは何か
テレマティクスは「テレコミュニケーション(通信)」と「インフォマティクス(情報工学)」を組み合わせた造語です。公式サイトの説明を要約すると、次の仕組みになります。
- 通信技術で走行データを取得する(ドライブレコーダーまたは車載の通信機能)
- データから安全運転スコアを算出する
- スコアに応じて保険料が割り引かれる
- 安全運転アドバイスが提供され、事故の未然防止につなげる
- 事故時は取得したデータを事故対応に活用する
公式サイトはこれを「事故のあとの保険から、事故を起こさない保険へ」と表現しています。従来の自動車保険が「事故が起きた後に補償する」仕組みだったのに対し、運転そのものに介入して事故を減らすという設計思想です。
CO2排出削減量も可視化される
急アクセル・急ブレーキといった危険な操作を抑えると燃費が向上します。同社は安全運転による CO2 排出削減量が可視化される機能を提供しており、公式サイトには「安全運転スコアが高いほど燃費も良くなることがわかっています」との記載があります。
テレマティクス型を選ぶ前に考えるべきこと
メリットだけの商品ではありません。判断材料を整理します。
| 内容 | |
|---|---|
| 得られるもの | 安全運転スコアに応じた保険料割引/安全運転アドバイス/事故時のデータ活用による対応 |
| 差し出すもの | 走行データを継続的に保険会社へ提供すること |
| 前提条件 | ドライブレコーダー等の機器設置、または通信機能付きの車両 |
| 割引が読めない点 | 割引率は運転の結果で決まるため、契約時点では確定しない |
「走行データを提供することに抵抗があるか」が最初の分かれ目です。いつ、どこを、どのように走ったかというデータが継続的に記録されます。これを許容できるなら割引と事故対応の恩恵を受けられますし、抵抗があるなら標準型の「タフ・クルマの保険」を選ぶことになります。
もう一点。安全運転スコアによる割引は、契約時に確定しません。「テレマだから必ず安くなる」わけではなく、運転の仕方によって結果が変わります。他社の見積もりと比べるときは、割引前の保険料でも比較してください。
基本の補償と事故対応
公式サイトは「タフ・クルマの保険」の特長を3つ挙げています。
- 充実した補償:相手への賠償だけでなく、自身への補償にも備えられる
- 事故現場での安心なサポート:応急作業、レッカーけん引・搬送、修理完了後の搬送費用まで対応
- 迅速・適切な事故対応:24時間365日のサポート
2つ目の「修理完了後の搬送費用」は見落とされやすい部分です。事故現場からの搬送だけでなく、修理が終わった車を戻す費用まで含まれるかどうかは、各社で扱いが分かれます。他社と比較する際の確認項目にしてください。
補償の詳しい内容と保険料は、契約条件によって大きく変わります。年齢条件、運転者の範囲、車両保険の有無と免責金額、等級によって金額が変動するため、必ず自分の条件で見積もりを取ってください。公式サイトで試算できます。
自動車保険を比較するときの確認項目
- 対人・対物賠償は無制限か。ここを削ってはいけません
- 車両保険を付けるか、免責金額をいくらにするか。保険料への影響が最も大きい項目です
- 運転者の範囲と年齢条件。限定するほど安くなりますが、対象外の人が運転して事故を起こすと補償されません
- ロードサービスの範囲。レッカーの距離制限、宿泊費や帰宅費用の有無
- 等級の引き継ぎ。他社から乗り換える場合、等級は引き継げます
3つ目は事故の際に最も揉める部分です。「本人・配偶者限定」にしていて子どもが運転した、といったケースでは補償を受けられません。保険料を下げるために範囲を絞る場合は、家族全員に周知してください。
車の買い替え時の手続きは自動車保険の車両入れ替えタイミングは?納車日当日までの注意点とは、2台目以降の契約は自動車保険は2台目だとどうなる?等級や割引などを詳しく解説で解説しています。共済という選択肢もあり、全労済自動車保険「マイカー共済」の基本を解説で比較できます。
保険料の総額を見直したい方へ|FPの無料相談よくある質問
テレマティクス型にすると必ず安くなりますか?
必ずではありません。割引は安全運転スコアに応じて決まるため、運転の仕方によって結果が変わります。契約時点では確定しない点を理解したうえで検討してください。
走行データは何に使われますか?
公式サイトによると、安全運転スコアの算出による保険料割引、安全運転アドバイスの提供、事故時の対応に活用されます。取得範囲と取り扱いの詳細は、契約前に約款と個人情報の取扱いに関する説明で必ずご確認ください。
見積もりはどこで取れますか?
公式サイトで試算できます。また代理店経由でも見積もりを取れます。複数社を比較したい場合は、同じ補償条件で揃えて出してもらうのが確実です。
解約したいときはどうすればいいですか?
契約者本人から連絡が必要です。代理店経由で契約している場合は担当代理店へ、直接契約の場合は同社の窓口へ連絡してください。他社へ乗り換える場合は、新契約の始期日を確認してから解約してください。空白期間ができると無保険になります。
まとめ
- 個人向けのベースは「タフ・クルマの保険」。加えてテレマティクス型が選べる
- テレマティクス型は走行データから安全運転スコアを算出し、スコアに応じて保険料を割り引く仕組み
- 割引は契約時に確定しない。運転の結果で変わる
- 走行データを継続的に提供することが前提。ここが許容できるかが最初の分かれ目
- 事故対応は24時間365日。修理完了後の搬送費用まで対応するかは他社比較の確認項目
- 比較の際は対人・対物無制限、車両保険の免責、運転者の範囲を必ず揃えて見積もる
本記事はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の公式サイトに掲載されている情報にもとづき、2026年9月時点で作成しました。商品内容・補償範囲・サービスは変更される場合があり、保険料は契約条件によって異なります。ご契約にあたっては必ず公式サイトおよび「ご契約のしおり・約款」で最新の内容をご確認ください。本記事は特定の商品の購入を推奨するものではありません。

