あいおいニッセイ同和損保は火災保険などを取り扱う損害保険会社ですが、自動車保険にはどのような特徴があるのでしょうか?ここでは、あいおいニッセイの自動車保険について、見積もり方法や長期契約の内容などについて、詳しくまとめています。
目次
あいおいニッセイ同和損保自動車保険とは?
任意保険と自賠責保険を取り扱う
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ)では、「タフ・クルマの保険」の名前で自動車保険(以下、任意保険)を販売しています。また、人身事故の相手方の損害を保障するために全ての自動車や原動機付き自転車に加入が義務付けられている、自動車損害賠償責任保険(自賠責)も取り扱っています。
あいおいニッセイの任意保険の特徴
年齢条件は4種類
任意保険は、運転する人の年齢を限定する運転者年齢条件をつけることで保険料が安くなります。あいおいニッセイの任意保険の運転者年齢条件には、全年齢、21歳以上、26歳以上、35歳以上、の4種類があります。
運転者年齢条件は記名被保険者とその配偶者、同居の親族に適用されます。したがって、別居している未婚の子や友人・知人がたまに運転する、という場合には、その年齢に合わせて年齢条件を変更する必要はありません。
車両保険で車の損害をカバー
車両保険は、契約車両の損害を補償するものです。地震・津波・噴火以外の損害をカバーする「一般補償」と、車との事故のみを補償し当て逃げなどは対象外である「車両危険限定」の2つのタイプが用意されています。
前述の通り、地震・津波・噴火による損害については、「一般補償」でも保険適用外です。しかし、「車両全損時定額払」特約をつければ、万が一契約車両が全損になった際に50万円が受け取れます。ただし、車両保険の金額が50万円以下の場合は、車両保険金額が限度となっています。
長期契約(3年)がある
一般的な任意保険の契約期間は1年ですが、あいおいニッセイの任意保険には1年契約の他に、「無事故祝金付ロング」と名付けられた3年間の長期契約プランがあります。長期契約の特徴は、事故を起こしても契約期間中は保険料が上がらないこと、無事故で契約期間を満了すると祝金を受け取れることです。事故を起こしたことによる等級のダウンや事故有係数の適用は、契約期間が満了した後の次契約に反映されます。
バイク保険やファミリーバイク特約もある
四輪自動車の保険以外に、あいおいニッセイでは二輪自動車や原動機付自転車(以下、原付)のためのバイク保険、「セーフティツーリング」を取り扱っています。また、任意保険にファミリーバイク特約を付加すれば、任意保険の記名被保険者やその配偶者が原付(自己所有か否かを問わず)を運転する場合の事故に備えることができます。
eco証券ならネットで契約確認できる
保険証券をペーパーレスにすることで環境保護運動を推進する保険会社が増えていますが、あいおいニッセイでも「eco保険証券・Web約款」と称してペーパーレスサービスを導入しています。契約時にeco保険証券・Web約款を選択した場合は、パソコンやスマートフォンを使って顧客専用ページから契約内容を確認します。
故障時などロードサービスを使える?
24時間365日無料で利用可能
あいおいニッセイの任意保険には、事故や故障によるトラブルで車を動かせなくなったときにレッカー搬送や応急作業を行うロードサービスが付帯しています。ロードサービスはレッカー搬送や脱輪時の引き戻し作業、バッテリー上がりなどのトラブルに24時間365日体制で対応しています。
ただし、レッカー搬送や脱輪引き戻しについては無料の範囲は30分以内の現場応急作業となり、作業費用が上限を超える部分については自己負担です。また、応急作業サービスも保険期間中に利用できる回数に上限があります。
ファミリーバイク特約の原付は対象外
ファミリーバイク特約の対象となる原付は、事故によって生じた損害は補償してもらえますが、ロードサービスの適用対象外です。原付を運転中に発生したトラブルにもロードサービスを利用したい場合は、バイク保険を検討しましょう。
更新や解約手続きを知りたい!
保険料はホームページで見積もり可能
保険料の見積もりは、保険始期希望日の3カ月前よりホームページ上で試算できます。必要事項を入力していくだけで、標準的なプランが2通り示される他、一部条件をカスタマイズして保険料を比較できます。見積もりには、車検証や現在契約中の保険証券が必要です。
引き落とし日は地域によって異なる
保険料を口座引き落としで支払う場合、振替日は原則として毎月26日(金融機関が休業の場合は翌営業日)ですが、近畿地方の信用金庫は振替日が27日です。万が一残高不足等で保険料の引き落としができないことが2度続くと、コンビニ払込票が郵送で届きます。払込票が発送された月内に保険料を支払わないと保険契約が解除される可能性があります。
解約は本人から連絡
車を廃車したり他人に譲渡したりするときには、あわせて任意保険の解約の手続きをする必要があります。解約手続きは、契約者本人が契約を取り扱った代理店や営業店に連絡をして行う必要があります。ちなみに、任意保険の解約時に中断証明書を発行しておくと、10年以内に自身や同居の親族が新たに任意保険に入る際、中断していた契約の等級を継承することができます。
まとめ
あいおいニッセイの自動車保険はホームページで保険料の見積もりができます。新規契約や乗り換えを検討している人は、一度見積もりをしてみてはいかがでしょうか。また、補償内容に不明な点がある場合には、代理店や営業所へ直接問い合わせましょう。