au損害保険は、新型コロナウイルス感染症（以下、新型コロナ）が通勤形態に与えた影響を調査し、その結果を発表しました。対象は、東京都在住で週1回以上自転車通勤をしており、かつ勤務先から自転車通勤を認められている会社員の男女500人。
自転車通勤を始めたタイミングを尋ねたところ、23.0％が「日本で新型コロナの流行が始まった後」と回答し、4人に1人が新型コロナの流行後に新たに自転車通勤を始めたことがわかりました。
自転車通勤を始めた理由には、95.7％とほぼ全員が「公共交通機関での通勤を避けるため」を挙げています。続いて「運動不足解消のため」44.3％、「ストレス解消のため」27.8％となりました。
次に、自転車で通勤することによって公共交通機関で通勤するよりも新型コロナの感染リスクが下がっていると感じるかどうかを尋ねました。その結果、「感じる」60.8％、「やや感じる」27.2％を合わせた88％が「感じる」と回答。感染リスクが下がっていると感じる人が9割近い結果となりました。
日本で新型コロナの流行が始まった後、勤務先から自転車通勤を推奨するアナウンスがあったかどうかを尋ねた結果では、「あった」が32.0％となりました。
日本で新型コロナの流行が始まった後、周りで以前よりも自転車通勤に対する関心が高まっていると感じるかという質問に対しては、「感じる」34.2％、「やや感じる」38.2％を合わせた72.4％が関心が高まっていると感じると回答しました。
関心が高まっていると感じる理由には、58.3％が「会話で話題になることがあったから」と回答。続いて「街中で自転車通勤している人を今までよりも見かけるようになったから」57.7％、「身近な人たちが自転車通勤を始めるようになったから」50.0％となりました。
アフターコロナの日本社会で自転車通勤の利用は今後広がっていくと思うかどうかを尋ねた結果では、「思う」33.4％、「やや思う」45.6％を合わせた79.0％が自転車通勤は広がっていくと思うと回答しています。
自転車通勤の利用が今後広がるために必要なことには、71.8％が「自転車通勤を認める会社が増えること」と回答。続いて、「自転車用のレーン・道路の増加など、交通環境の整備」68.0％、「会社が制度を整えること」67.8％となっています。
