保険相談の満足度は「経験」で高まる、20〜40代女性の傾向調査を発表 ほけんのぜんぶ調べ

この記事について

編集責任者 河口 武志(株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長)が監修しています。制度・数値は厚生労働省・金融庁・各保険会社の公表資料など一次情報にあたって確認しています。詳しくは編集方針をご覧ください。

2026年9月25日、保険の総合代理店「ほけんのぜんぶ」は、全国の20〜40代女性303名を対象とした保険相談に関する実態調査の結果を発表しました。調査結果では、保険への満足度を高める最大のカギは「相談経験の有無と回数」であることが明らかになりました。保険の見直しを一度も検討したことがない層の満足度が17.7%にとどまる一方、複数回見直した人の75.4%が満足しているのです。これは、保険選びが経験を重ねることで精度が上がり、納得感が高まる可能性を示唆しています。

目次

保険満足度の鍵は「相談経験」、複数回経験者の7割超が満足

発表された調査結果によると、保険への満足度は、自分で見直しを検討したり、専門家に相談したりした「経験」と強く結びついています。特に、一度きりの検討では不満が残りやすい一方、何度も相談を重ねることで自分に合った保険を見つけられる傾向が浮かび上がりました。

ほけんのぜんぶ調べによる調査結果のポイント

以下のような傾向が確認されました。

  • 保険未検討層の満足度:17.7%
  • 複数回見直した人の満足度:75.4%
  • ファイナンシャル・プランナー(FP)に複数回相談した人の満足度:76.2%

見直し経験が満足度を押し上げる

保険に加入した後、一度も内容を見直したことがない人たちの満足度は約17%と低い水準でした。これは、加入時の状況が変化したにもかかわらず、保障内容が現状に合っていない可能性を示しています。一方、複数回見直しを経験した人の4人に3人以上が保険に満足しており、経験を積むことで適切な保障を見つけられる可能性が高まります。

何度も相談するほど納得感が高まる傾向

見直しの経験だけでなく、専門家であるファイナンシャル・プランナー(FP)への相談回数も満足度に影響を与えています。FPに複数回相談した人の満足度は76.2%と、見直し経験者と同様に高い水準です。一度の相談で全てを解決しようとするのではなく、疑問点を解消しながら何度か話をすることで、より深く理解し、納得して選ぶことができるのでしょう。

相談方法は「オンライン派」と「対面派」に二極化

保険相談を考える際、どのような形式で相談したいかは人によって異なります。調査結果によると、全体としては「対面で相談できること(21.1%)」を希望する割合が、「オンラインで相談できること(15.8%)」を希望する割合をやや上回っています。しかし、この割合は消費価値観によって大きく分かれることが明らかになりました。相談方法の選好は、単なる利便性の違いではなく、その人の価値観や相談への向き合い方を反映しているのです。

調査結果のポイント

保険相談の形式選好と消費価値観の関係(ほけんのぜんぶ調べ)

項目全体タイパ重視層ハラオチ層
オンラインで相談したい15.8%20.7%11.8%
対面で相談したい21.1%20.7%29.4%
FP(専門家)相談の経験率35.0%41.4%41.2%

時間対効果を重視する「タイパ重視層」はオンライン相談志向

限られた時間の中で効率的に成果を得たいと考える「タイパ重視層」は、オンライン相談を重視する傾向が強く見られました。その割合は20.7%で、全体の15.8%を上回っています。また、専門家(FP)に相談した経験を持つ人の割合も41.4%と高く、手軽さと専門性の両方を求めて、オンラインでの専門家相談を積極的に活用していることがうかがえます。

この層にとって、オンライン相談は移動時間がかからず、自分の都合の良い時間に予約できる点が大きなメリットです。複雑な保険の内容を、効率的に理解し、比較検討する手段として評価されているのでしょう。

納得感を大切にする「ハラオチ層」は対面相談を希望

一方、じっくりと話を聞き、自分の納得感を最も大切にする「ハラオチ層」は、対面での相談を強く希望しています。その割合は29.4%と、全体の21.1%やタイパ重視層の20.7%を大きく引き離しています。

この結果は、生身の人間と直接顔を合わせ、表情や空気感を感じながら、時間をかけて納得できるまで話し合いたいというニーズの表れです。保険は長期的な契約であり、金額も大きくなりがちですから、特に慎重に考えたい人ほど、対面相談に安心感を見いだしていると考えられます。

自分の相談スタイルを知ることが、満足できる保険選びの第一歩です。効率優先か、納得感優先か、まずは自分の価値観を見つめてみましょう。

相談員(FP)に求めるのは「話しやすさ」と「専門性」の両立

保険の相談をする際、どのような相談員に依頼するかは、満足度を大きく左右する重要な要素です。ほけんのぜんぶの調査によると、ファイナンシャルプランナーを選ぶ際に最も重視されるのは「担当者との相性・話しやすさ(人柄)」で42.9%でした。次いで高い割合で求められたのは「知識・実績が豊富であること(専門性)」で39.3%となっています。

この結果は、相談者が単に知識がある人ではなく、親身に相談に乗ってくれ、かつ確かな専門性をもって提案してくれる人物を理想像として描いていることを示しています。保険は人生設計に関わる重要な決断となるため、相談者の不安や価値観を丁寧に聞き取り、信頼関係を築ける「人柄」と、それに基づいた適切な提案ができる「専門性」の両方が求められているのです。

人柄と知識・実績がほぼ同等に重視される

「話しやすさ」と「知識・実績」はほぼ同等の割合で重視されており、これは相談者の心理を如実に映し出しています。保険相談では、家計や将来のリスクなどプライベートな情報を話す必要があるため、まずは安心して話せる関係性が築けることが大前提となります。その上で、漠然とした不安に対して具体的な解決策を示せる専門的な知識が必要とされているのです。

  • 担当者との相性・話しやすさ(人柄): 42.9%
  • 知識・実績が豊富であること(専門性): 39.3%
  • 口コミ・評判が良いこと(信頼): 33.7%
  • 特定の保険会社に偏らない立場: 32.0%

勧誘への不安を解消する「中立な立場」も重要

相談員に求める条件として、約3割(32.0%)が「特定の保険会社に偏らない立場」を挙げています。これは、相談前の不安として23.8%が感じている「勧誘・営業をされそう」という気持ちの裏返しと言えるでしょう。特定の商品を売り込むのではなく、相談者の立場に立って、複数の選択肢から最適なものを提案してほしいというニーズが反映されています。

相談前に感じる不安

調査では「勧誘・営業をされそう」が23.8%で最も多く、相談に踏み切れない理由の一つとなっています。中立な立場の相談員を求める声は、この不安を解消したいという期待の表れです。

理想的な保険相談は、信頼できる相談員との対話を通じて、自分自身の保障内容や必要性を深く理解し、納得のいく選択ができるプロセスです。そのためには、人柄と専門性を兼ね備え、中立な視点でアドバイスできる相談員を見つけることが、満足度を高める第一歩となるでしょう。

自分に合った保険相談の選び方

これまで、保険相談の方法や相談員への期待について見てきました。では、実際に自分に合った保険相談を選ぶには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。満足度を高めるためには、自分の価値観や相談スタイルに合った方法を選び、信頼できる相談員に出会うことが大切です。

相談方法を選ぶ際の判断基準

調査では、相談方法の選好が消費価値観によって大きく分かれることが示されました。あなたがどちらのタイプに近いかで、向いている相談方法が変わってきます。

  • オンライン相談が向いている人:時間を有効に使いたい、移動時間をかけたくない、まずは気軽に話を聞いてみたいという方。調査で「タイパ重視層」とされた人たちは、オンライン相談を選ぶ傾向が強く、専門家への相談経験率も高い結果でした。
  • 対面相談が向いている人:直接会って相手の表情や雰囲気を感じながらじっくり話したい、説明を聞きながら書面を一緒に確認したい、納得感を何よりも大切にする方。調査で「ハラオチ層」とされた人たちは、対面相談をより志向する傾向が見られます。

どちらが優れているというわけではなく、自分が相談を通じて何を重視するかによって、最適な方法は異なります。

ポイント

大切なのは、一度の相談で全てを決めようとしないことです。調査では、複数回相談や見直しを経験した人の方が、圧倒的に高い満足度を示しています。最初の相談は「情報収集の場」と考え、複数の選択肢を比較しながら、納得できるまで何度でも相談を重ねていく姿勢が、結果的に満足度を高める一助となる可能性があります。

相談員を探すときのチェックポイント

相談方法と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「誰に相談するか」です。調査では、相談員に最も期待されるのは「担当者との相性・話しやすさ(人柄)」と「知識・実績が豊富であること(専門性)」でした。この両方を兼ね備えた相談員を探すことが、満足な相談につながります。

STEP
相談員選びの3つのチェックポイント
  • 話しやすい雰囲気か:口コミや評判を参考にしつつ、実際に話してみて自分が安心して相談できるかどうかを確認しましょう。調査では「勧誘・営業をされそう」という不安が相談前の大きな障壁となっています。
  • 知識・経験があるか:資格や実績、どのような相談を多く扱っているかなど、専門性の裏付けを確認します。複数の保険会社の商品を横断的に比較できる知識が望ましいでしょう。
  • 中立な立場か:特定の保険会社の商品だけを勧めるのではなく、お客さまの状況に合わせて複数社の商品から最適なものを提案できる立場かどうかが重要です。

多くの保険相談サービスは「無料」で提供されています。費用について不安がある場合は、事前に無料相談であることを確認しておくと安心です。ただし、無料だからといってサービスの質が低いわけではなく、販売手数料などの仕組みによって成り立っていることが一般的です。

自分に合った保険相談を見つけることは、将来の安心を形作る大切な一歩です。あなたのライフスタイルと価値観に合わせて、最適な相談の形を探してみてください。

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出典: ほけんのぜんぶ調べ

本記事は「株式会社ほけんのぜんぶ」が配信したプレスリリースを元に執筆しています。

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著者

株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長。

広島大学卒業後に慶應義塾大学の大学院に進学。大学院では『ダイレクト・レスポンス・マーケティングにおけるユーザ行動分析に関する研究』を修士論文としてマーケティングの研究に取り組む。

LiPro(婚活)メディアを始め、めしレポ、Spicomi、Career Theoryなど多数サービスの責任者を務める。
特定非営利活動法人 広島経済活性化推進倶楽部の理事に従事。

著書「婚活メンパ革命〜自分を削る婚活は卒業!消耗しない人が勝つ「婚活フィルタリング戦略」〜」を発売。

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