車を利用する人であれば、だれもが車の事故の当事者となる可能性があります。万が一の事故に備えて、自動車保険に入っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、SBI損保の自動車保険を紹介します。自動車保険選びの参考にしてください。
目次
SBI損保はどんな保険を扱っているの?
自動車保険やがん保険などを扱う
SBI損保は、SBI証券・住信SBI銀行・SBI生命保険などを傘下にもつSBIホールディングスのグループ企業で、自動車保険のほかにがん保険や火災保険を取り扱っています。
SBI損保は通常の損害保険会社とは異なり、支店や支社を設けていません。インターネットを通じて保険の契約を行うダイレクト損保であり、諸経費を抑えることで割安な保険料を目指す形態の保険会社です。
SBI損保の自動車保険の特徴は?
運転する人に合わせて保険料を設定
自動車保険の特徴は、運転する人の状況により保険料が個別に設定される点にあります。保険料を決める項目には次のようなものがあります。
・等級
・車種
・免許証の色
・走行距離
・運転者の範囲(本人のみ・本人+家族など)
・使用頻度(通勤のため毎日利用・平日のみ利用など)
・衝突被害軽減ブレーキの有無
保険の申し込み時に契約者が上記のような質問に回答し、保険料が決定されることになります。
事故は専門スタッフが対応
SBI損保の自動車保険では、事故の際に専門スタッフによるサポートを受けることができます。事故が起きたときには、本人に代わって示談交渉や書類作成を行ってくれたり、訪問の上でスケジュールの説明を行ってくれたりするため、心身の負担軽減につながることがあります。
証券番号など内容はネットで確認可能
保険を契約すると、証券番号や契約内容が記載された保険証券が発行されるのが一般的です。この保険証券は、事故の連絡や契約内容の確認をするときに必要となります。SBI損保でも保険の契約後には保険証券が発行されますが、証券不発行割引を選んで契約することで保険証券の発行をせず、保険料を500円割り引くこともできます。
証券不発行割引を選択したときには、SBI損保の契約者向けインターネットサービスのマイページで契約内容の確認をすることが可能です。保険契約の書類の提出を求められた際には、マイページを印刷して利用してください。
自転車事故を補償する特約もある
SBI自動車保険では、月額約300円の自転車事故補償特約を付加することで、自転車事故による自分や他人のケガ、他人の物の破損に備えることもできます。
補償の範囲は記名被保険者(運転者)とその家族(※)です。損害賠償責任保険として、1事故につき最大1億円の補償が付いているため、高額賠償が発生した場合などにも備えることができます。
※家族
・記名被保険者の配偶者(内縁関係を含む)
・記名被保険者または配偶者の同居の家族
・記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子
見積もりや継続するときのポイント
ネットで契約すれば継続時も割引
SBI損保の自動車保険は、継続時にもインターネット割引を適用できます。満期日の75日前(満期日が2017年12月31日以前の保険については90日前)から、マイページで継続の手続きをすることが可能です。
マイページにログイン後、継続見積ボタンから手続きを進めましょう。重要事項説明書をダウンロードし、支払方法を選択すれば手続きは完了します。
新規契約時は走行距離の選択は不要
保険料が等級や車種・走行距離などにより、契約者ごとに決定されることは先ほど説明したとおりです。ただし新規契約のときには、走行距離の設定をする必要はありません。オドメーター(車両完成後から現在までの積算走行距離が示された計器)の値と、値の確認日のみ申告をしてください。
なお中断証明書(※)を利用して自動車保険に加入する際にも、走行距離の設定は不要となっています。
※中断証明書:廃車などに伴い、自動車保険の解約をする場合に発行できる証明書。中断証明書を利用すれば、発行以降10年間は解約時の等級を維持して自動車保険の契約をすることが可能となる。
ネットで継続できないこともある
以下の場合は、インターネットで継続の手続きができないことがあります。
1.SBI損保に知らせていない事故がある
2.現在の契約に変更がある
3.継続の手続きのときに、契約内容を変更したい
4.保険期間内に複数回事故を起こして、保険金を請求した
5.満期日から7日以上経過している
6.サイトの利用環境が悪く、正常に作動しない
上記1のときには、SBI損保安心ホットライン(0800‐2222‐581/24時間365日受付)に速やかに連絡をしましょう。2~5に該当するときには、SBI損保サポートデスク(0800‐8888‐832/受付時間9時~18時 12/31~1/3を除く)に連絡をします。6にあたるときには、利用しているパソコンやインターネットの環境を変更してみてください。
名義変更前でも申込できる
自動車を譲り受けた場合、車検証に記載される名義を変更する前でも自動車保険に加入することは可能です。申し込みには、2つのケースが考えられます。
1つ目は、車検証の名義が未変更であっても車の実質的な所有・管理者が、保険を契約する本人であるときです。この場合は、保険契約書の車両所有者欄には本人の名前を記載してください。その後車検証の名義を変更しても、保険の手続きをする必要はありません。
2つ目は、車検証の名義・車の実質的な所有・管理者とも、前の車の保有者であるときです。この場合、車の所有者欄には車検証に書いてある名前を記載します。車検証の名義を契約者本人に変更したときには、マイページより名義人変更の手続きを行ってください。
ロードサービスはどんな時に使えるの?
指定工場までならレッカーサービス無料
SBI損保の自動車保険では、事故や故障で自力での走行ができなくなったときに、ロードサービスを利用することができます。主なサービス内容は、以下の4つです。
1つ目は、走行不能となった車両を工場まで運んでくれるレッカーサービスです。SBI損保の指定する最寄りの修理工場までは、距離無制限で無料で運搬します。顧客が指定する修理工場までは、50kmを上限として無料で運んでくれます。
2つ目は緊急対応サービスです。30分程度で復旧可能な軽作業の緊急対応を無料で行っており、例えばバッテリー上がりや鍵の閉じ込みへの対応などが可能です。3つ目はタイヤの引き上げ、引きおろしサービスです。落輪や乗り上げのほか、雪道や砂浜でのスタックにも無料で対応してくれます。4つ目はガソリン補給サービスで、ガソリンもしくは軽油を10Lまで無料で補給してくれます。
帰宅費用が補償されることも
上記ロードサービスに加え、レッカー利用によって自動車での帰宅が困難になったとき、その費用が補償されることもあります。補償されるには、3つのケースがあります。
・帰宅費用サービス:1名につき2万円まで補償(レンタカーの場合、1台につき3万円まで補償)
・宿泊費用サービス:1名1泊につき、15,000円まで補償
・修理後車両搬送引取費用サービス:100,000円まで補償(交通費として精算するときには、1名分のみ補償)
まとめ
SBI損保はダイレクト損保であり、契約者それぞれの車の利用状況に合わせて保険料が決まることで、比較的手ごろな保険料で保険を契約することができるという特徴があります。補償に加え、専門スタッフによる対応や充実したロードサービスがあることもポイントです。インターネットによる保険の申し込みを検討しているのであれば、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。