保険の更新時期が来て自動車保険を継続するか見直すか悩んでいる人、免許を取って車を購入したので新しく保険に入りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。さまざまな保険会社から自動車保険が発売されていますが、今回は朝日火災の自動車保険に注目してみます。
目次
朝日火災「くるまの保険」とは?
ASAP(個人用自動車保険)
ASAPは個人向けの自動車保険です。ゴールド免許割引や車の使用目的によって、保険料が割り引かれるなど、契約者に合わせて保険料を割引できることが特徴です。自家用普通乗用車など、契約できる車種が限られています。
PAP(総合自動車保険)
PAPは、法人も入ることができる自動車保険です。販売用の自動車でなければ、車の用途、車種に関わらず加入できます。ゴールド免許などの割引はありません。
見積もりはWEB上から得られる
ASAPは、WEBで保険料の試算をすることができます。現在他の保険会社で保険に入っている人と、新規に自動車保険を契約する人ではそれぞれ試算のページが異なります。また、見積もり以外にも事故が起こってしまったときの保険料の推移を簡単に試算することができます。
特徴や補償内容とは?
人身傷害保険について
人身傷害保険は、対象の車に乗っている人が自動車事故により死傷したときの治療費、休業損害、葬儀費用などの損害に対して過失割合にかかわらず保険金が支払われるものです。例えば、総損害額が1億円で相手方の過失割合が60%、自身が40%だった場合、人身傷害保険を付けていない場合は自身の過失40%の4000万円は自己負担となります。しかし、人身傷害保険に加入していれば朝日火災が自身の過失分も補償します。
また、人身傷害保険には示談交渉サービスが付いているので、事故の相手と交渉することなく保険金が支払われます。
車両地震特約について
車両保険に加入していれば、事故などで車に損害が発生した場合に補償されますが、地震、噴火、津波による損害は車両保険対象外です。しかし、車両地震特約を付加していれば地震などが原因の損害も補償されます。
車両地震特約は一部の場合を除き、車両保険を契約した車種に付けることができます。また、ASAPの場合はゴールド免許割引が特約保険料にも適用されます。
24時間365日の事故対応
事故が起こってしまった場合、朝日火災あんしんダイヤルに電話すれば24時間365日対応してもらえます。事故の受付後はレンタカーの手配などの初期対応を実施し、事故の相手方に今後の対応の説明を行います。特約でロードアシスタンスサービスもあり、車が自動走行不能になった場合に車の引取費用が20万円の範囲で補償されます。
ASAP6は1年契約より安くなる
ASAP6とは自動車保険を6年間長期契約するプランです。条件によっては1年契約で継続するより保険料が安くなることがあります。
ASAP6では、保険期間中の6年間は継続手続きが不要です。支払いは月払、年払、一括払の3つが選べます。一般的に事故を起こして等級がダウンした場合、翌年の保険料はアップしますが、長期契約のASAP6であれば契約期間中の保険料は変わりません。
ASAP限定のサービスがある
車が自力走行不能になったとき、または車が盗まれた場合に利用できる、ASAP契約者限定のロードアシストサービスが3つあります。まず一つ目は、帰宅や目的地までの交通費が支払われる臨時代替交通費用サービス、2つ目は帰宅手段がないときに宿泊費用が支払われる臨時宿泊費用サービスです。さらに、ペットが車に乗っていたときには、ペットホテルの宿泊費用が支払われる臨時ペット宿泊費用サービスが利用できます。
その他の補償特約について
2018年1月1日以降の特約内容
朝日火災では、示談交渉サービスの付いた個人賠償責任補償特約、弁護士に委任・相談などをした場合の費用が支払われる自動車事故弁護士費用等補償特約があります。また、車が自力走行不能になったときのレッカー、レンタカー利用時の費用が支払われる事故・故障時レンタカー費用補償特約も、契約に付加できます。さらに、ASAP専用のファミリー自転車傷害特約では、車を利用する人と家族が自転車運転中の事故や歩行中に自転車との事故で死傷した場合に死亡保険金などが支払われます。
等級別料率制度の内容
自動車保険の保険料を決める要素に、等級があります。これまでに自動車保険に入ったことがなく新たに契約する場合は6等級からスタートして、契約後1年間無事故であれば翌年は1等級アップして保険料が割り引かれる仕組みです。もし3等級ダウン事故を1件起こしてしまったら3等級、1等級ダウン事故を1件起こしてしまったら1等級ダウンします。
等級は自動車保険を取り扱う損害保険会社間で共有されており、保険会社を乗り換えても等級を引き継ぐことができます。自動車共済でも等級の引継ぎは可能ですが、等級を引き継げない共済もあります。
解約や変更などの問い合わせ先
まずはあんしんダイヤルへ電話
朝日火災では、基本的に契約の変更の手続きは電話で行います。ただし、住所変更、運転者の年齢条件変更、自動車保険の限定運転者の変更はメールでも可能です。
解約に関しては解約書類を提出する必要があるため電話だけではできません。保険証券や満期案内に記載のある取扱代理店、朝日火災の営業店へ契約者本人より問い合わせしてください。
まとめ
朝日火災の自動車保険には個人向けのASAP、法人や車種を問わないPAPがあります。また、ASAPには長期契約であるASAP6があるなどそれぞれ違いがあります。保険料の見積もりはWeb上でできるので、気になる人は一度ホームページを確認してみるとよいでしょう。