結婚や出産などで生活環境が変わることの多い30代ですが、どのような医療保険が人気となっているのかはわかりにくいのではないでしょうか。今回は30代に人気の医療保険を保険会社の加入者数や、実際に加入している人の満足度をもとにランキングで比較します。
目次
【30代】医療保険加入者数ランキング
5位「メットライフ生命」の特徴
「メットライフ生命」の医療保険には「終身医療保険 フレキシィ S」の一般用と「女性専用タイプ」などがあります。「終身医療保険 フレキシィ S」は基本保障として入院・手術・先進医療があり健康祝金や短期入院に対応した保障などもある終身の医療保険です。
「女性専用タイプ」は女性特有の病気を保障し、5年ごとの健康祝い金などの受取ができます。「フレキシィ ゴールド S」は20歳~85歳までが対象で、持病や既往症のあるひと人や、通院、服薬中の人も加入できる保険です。
3位「オリックス生命」の特徴
「オリックス生命」の「医療保険 新キュア」は七大生活習慣病が最大120日分支給され、がん、心疾患、脳血管疾患の三大疾病のときには支払い日数が無制限です。手術給付金は入院しない場合も保障され、先進医療にも対応しています。
「重度三疾病一時金特約」を付加すれば、がん、急性心筋梗塞、脳卒中などのときに年に1回を限度として何度でも支給されます。
3位「日本生命」の特徴
日本の全体でも保険のシェアが高い「日本生命」では、医療保険単体では販売しておらず、「ニッセイ みらいのカタチ」か、「総合医療保険」のみを選んだものが医療保険に相当します。病気やケガなどの入院や、入院公的医療保険制度の対象になる手術を受けたときには、手術給付金が支給されます。
契約応当日や更新のときには、健康状態に関係なく一定の条件で保険期間を終身に変更することも可能です。
2位「県民共済」の特徴
県民共済には死亡保障がメインで月掛金が2,000円の「総合保障2型」と、医療保障を中心に入院のリスクをメインとした「入院保障2型」の医療保障型共済があります。月掛金は「総合保障2型」と同じく2,000円で、特約として「医療特約」「新がん特約」「新三大疾病特約」を付加することが可能です。
「医療特約」は入院のときに一時金が支給され、手術の保障や先進医療の技術料もカバーしています。保険料は年齢にかかわらず1000円で、比較的加入がしやすい特約です。
1位「アメリカンファミリー(アフラック)」の特徴
30代の医療保険加入者数ランキング1位は、外資系生命保険会社の「アメリカンファミリー(アフラック)」でした。アメリカンファミリーの医療保険は「医療保険EVER」で、日帰りなどの5日未満の入院でも入院給付金日額の5日分が支払われます。入院前後の通院治療も対象となり、入院前の60日以内の通院と、退院後120日以内の通院でも30日を限度に保険金が支給されます。
何度でも無料で相談できる!?30代におすすめの医療保険を紹介中!【30代】医療保険満足度ランキング
30代の医療保険満足度ランキングでは「アクサ生命」が1位でした。「アクサ生命」はwebページでのシミュレーションがわかりやすく、自分に合った保険を選択できることが支持されている可能性があります。
2位と3位には国内生命保険会社の「第一生命」と「コープ共済」がランクインしています。「コープ共済」は比較的割安な保険料が人気の理由でしょう。4位には「メディケア生命」がランクインして5位には「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命」がランクインしています。
【30代】医療保険の支払金額分布
30代が加入している医療保険の支払額の分布では「3,001~5,000円」が最高の28,2%で1位でした。そして、「2,001~3,000円」が25,5%で2位、「1,001~2,000円」が20,2%で3位となっています。1,001円から5,000円までをあわせると70%を越えており、30代が支払う医療保険の目安といえます。
【30代】医療保険の保障金額分布
30代の保険金額の分布図では30万円までが30%以上を占めています。100万円までの加入率も60%に近く、低額の加入率が高い結果となっているところも30代の特徴です。2,000万円以上の加入率が12%を越えているのは、先進医療の保障などに加入した結果と考えられます。
30代の必要保障額をシミュレーション
30代の医療保険加入者数ランキングで1位の「アメリカンファミリー(アフラック)」で、保険料のシミュレーションをしてみましょう。35歳の男性で入院日額5,000円、入院支払い限度を60日とした場合の主契約保険料は、1,615円になります。
通院保障と「三大疾病保険料支払免除特約」「先進医療特約」を付けても2,524円で、「入院一時金特約」の特約給付金額を 5万円付加しても月々3,179円です。支払いに余裕があれば特約の付加を検討してもよいかもしれません。
30代におすすめの医療保険の選び方
30代のうちは保険料が比較的安く、終身医療保険に加入すれば一生涯の保険料の負担が少なくなります。公的医療保険で保障されない先進医療や差額ベッド代などを、無理のない負担でカバーできる可能性もあります。
また、30代は入院だけでなく死亡の保障が必要になる年代です。医療保険だけでは不足する場合には掛け捨ての定期保険で負担増を抑えて、必要資金を準備するとよいでしょう。
まとめ
30代は、主契約だけでなく自分にあった特約の選択が可能で、保険料の負担も少なく継続しやすい会社が人気だということがわかりました。医療保険に加入するときは、自分のニーズにあった保険の選択ができる会社をおすすめします。
30代におすすめの医療保険を紹介中!【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |