健康のリスクなどで保険の必要性が高まる40代ですが、どのような医療保険が人気となっているのでしょうか。今回は40代に支持されている医療保険の保険会社を、加入者数、満足度などのランキングデータをもとに比較していきます。
目次
【40代】医療保険加入者数ランキング
5位「ソニー生命」の特徴
「ソニー生命」には無配当の「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」があり、配当金がない分保険料を抑えたり、解約返戻金を減らして保険料を抑えたりしています。病気やケガの入院保障や、死亡の場合の保険金や手術給付金も支給されます。
特約としては「先進医療特約」「保険料払込免除特約」「抗がん剤治療特約」などを付加することができます。
4位「日本生命」の特徴
「日本生命」には「終身保険」や「定期保険」と「総合医療保険」がセットになった「ニッセイ みらいのカタチ」があります。「総合医療保険」だけを選んだ保険が「医療保険」になり、病気やケガなどの入院や、手術給付金などが支給されます。契約している入院日額以内であれば、健康状態に関係なく保険期間を終身に変更することができます。
3位「オリックス生命」の特徴
「オリックス生命」には「医療保険 新キュア」があり七大生活習慣病の保障に対応しており、三大疾病のがんや心疾患、脳血管疾患のときには支払い日数が無制限になります。「医療保険 新CURE Lady」では女性特有の病気で入院した場合に上乗せして保障されます。「医療保険 新CURE Support」は、持病や入院、手術に経験があっても加入が可能な「引受基準緩和型」の医療保険です。
2位「アメリカンファミリー(アフラック)」の特徴
「アメリカンファミリー(アフラック)」の「医療保険EVER」は、入院が5日未満の短期でも入院給付金日額の5日分が支払われる医療保険です。「基本プラン」と七大生活習慣病に対応した「生活習慣病充実プラン」があり、入院前後の通院治療も対象となります。がん・心疾患・脳血管疾患などの三大疾病による入院は支払日数が無制限です。
1位「県民共済」の特徴
40代の1位である県民共済には「総合保障2型」と「入院保障2型」があります。「総合保障2型」は死亡保障、「入院保障2型」は入院した場合の保障をメインとした医療保険です。月掛金はいずれも2000円で特約として「医療特約」「新がん特約」「新三大疾病特約」を付加することができます。
県民共済は非営利団体が運営しているため、業績によって剰余金が発生すれば割戻金として支払った掛け金の一部が返還されます。
【40代】医療保険満足度ランキング
40代の医療保険満足度ランキングでは「三井住友海上あいおい生命」が1位にランクインしています。「&LIFE 新医療保険Aプレミア」は付加できる特約の幅が広く「無解約返戻金選択型医療保険」タイプで、保険料が割安なことが人気の理由として考えられます。
2位の「コープ共済」は年齢による保険料の差が少なく、割安な保険料で一生涯の医療保障を持てるところが支持されている可能性があります。3位にはオリックス生命がランクインしています。
40代では外資系の保険会社が上位に入っておらず、国内の保険会社に対する満足度が高いことが結果に出ています。
40代が満足できる保険とは!?FPによる無料相談受付中!【40代】医療保険の支払金額分布
40代の医療保険の支払金額分布では「3,001~5,000円」が30.9%と最も高い加入率となっており、この層を頂点とした山型になっています。3,000円以下が34.1%ですが5,001円以上が35%になっており、低額層よりも高額層が多い結果になっています。
40代では健康に関する不安が増えてくる年代であることと、収入も増え支払に余裕が出たことで保険料の支出が増えたことが考えられます。
【40代】医療保険の保障金額分布
医療保険保障金額分布では30万以下の28.1%が最も高い加入率となっており、1,000万円以下の保障額にする人が90%近くいることがわかります。40代では、死亡保障よりも入院や特約などに重点を置いて加入している可能性があることわかります。
一方で、住宅ローンの支払いや子供を扶養している人が多い世代でもあるため、死亡保険には別途加入している可能性もあります。
40代の保険料をシミュレーション
40代の保険料を人気ランキング上位の「アメリカンファミリー(アフラック)」でシミュレーションすると45歳の男性で入院日額が5,000円、支払い限度60日の場合2,310円です。通院ありで「三大疾病保険料払込免除特約」を付加すれば、3,625円となります。
「総合先進医療特約」を付加したときでも3,734円とわずかの差しかないため、特約を付加するならつけておきたい保障の一つです。
40代におすすめの医療保険の選び方
40代は収入も増える一方で、住宅ローンや教育費などの負担も増えてくることと、健康に対するリスクも高まる世代でもあります。病気になった場合、公的保障の「高額医療費制度」などで賄うことができなければ貯蓄を取り崩す必要も出てきます。
医療保険があれば将来のリスクに対して準備することができます。現在加入していない場合は新規の医療保険への加入を検討し、加入済みの場合は健康なうちにがんや生活習慣病などの医療費を考慮して、保障を増額することをおすすめします。
まとめ
40代の医療保険は、年齢による保険料の負担を抑えながら、増えてくる健康の不安に対応した特約が付加できるものが人気です。40代はがんなどの成人病にかかるリスクや入院のリスクも高まる年代でもあるため、保険などで今のうちに備えておくことをおすすめします。
40代、保険選びで迷ったらFPに無料で相談!【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |