企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が「保険業界の働きやすい企業ランキング」を発表したところ、東京海上グループが1位、2位にランクインしました。
ランキングでは、キャリコネのユーザーが企業を「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目で評価し、平均点(総合評価)が高い保険業界に属する企業をまとめています。
ランキング1位は、1996年に誕生した「東京海上日動あんしん生命保険」が獲得しました。同社は、子育て支援への取り組みが認められて「くるみん」認定を受けているほか、週1回の17時30分終業、年4回の1か月間毎日20時完全消灯などを実施。ITによる業務の削減・効率化、勤務時間の自由選択制度、多彩な休暇制度も導入しています。
2位は、1位と同じ東京海上グループで、日本で初めての保険会社「東京海上日動火災保険」がランクインしました。同社では、勤務エリアの変更を配偶者の転勤時に希望できるほか、キャリアアップのために転勤がない職種の社員も移動を希望することが可能です。また、法定以上の出産・子育て支援策も用意しています。
3位は、日本で初めての外資系生保会社「メットライフ生命保険」がランクイン。ダイバーシティ&インクルージョンへの取り組みをグループ全体で進めており、休暇制度や働き方を多様な選択肢から選ぶことが可能です。また、育休復職率が約93%と高いほか、2020年までの女性管理職比率30%の達成を目指しています。
4位は、世界で初めてがん保険を開発した「アフラック生命保険」でした。短時間勤務を法令制定より早く導入したほか、生保業界で初めて女性役員を誕生させており、課長代理以上の立場の女性社員の割合は2018年1月時点で26%。2017年の有休平均取得率80%、月の平均残業時間12.1時間となっています。
5位は、ソニーフィナンシャルHD子会社の「ソニー生命保険」がランクイン。出産・育児支援は法令を上回る制度を整備しており、育休期間を一部有給化して3歳まで延長可能。小学校3年生までの短時間勤務制度や、所定外就業の免除制度も用意しています。
同じく、5位に全国の郵便局網で保険サービスを提供する「かんぽ生命保険」がランクインしました。2015年にノー残業デーを毎水曜日に設定したほか、平日19時半消灯など朝型勤務の推進・長時間労働の抑制を実施。男女ともに育休取得率90%以上、女性管理職比率14%以上を目標に掲げています。