医療保険に加入すると、病気やけがなどで入院した際に給付金を受け取ることができます。保険は販売する保険会社によって商品内容などが異なりますが、アフラックの医療保険にはどのような特徴があるのでしょうか。今回は、アフラックの医療保険について保障内容や加入ニーズなどを紹介します。
目次
アフラックの3種類の医療保険のニーズは?
2017年現在、アフラックでは3種類の医療保険を出しています。それぞれの保険のニーズについて紹介します。
「ちゃんと応える医療保険EVER」のニーズ
「ちゃんと応える医療保険EVER(以下EVER)」は、アフラックの医療保険の中でスタンダードなタイプです。入院や手術だけでなく、特約をつければ通院などにも備えることができます。様々な病気に備えておきたいと考えている人は加入を検討してみてもいいでしょう。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」のニーズ
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」は、EVERの保障に加えて女性特有の疾病への保障を手厚くしている保険です。女性で、乳がんや子宮筋腫等女性特有の病気にも備えをしておきたい人に向いている保険だと言えます。
「ちゃんと応える医療保険やさしいEVER」のニーズ
「ちゃんと応える医療保険やさしいEVER」は、持病などがある人でも加入しやすい医療保険です。加入後の病気やけがだけでなく、持病や既往症の病状が悪くなっても保障されます。加入時の告知に不安があるが、一生涯の病気やけが、三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)への備えをしておきたいと考える人は加入を検討してみてもよいでしょう。
「ちゃんと応える医療保険EVER」の保障内容と特徴
短期の入院も保障
EVERは5日未満の入院日数であっても、一律5日分の入院給付金を受け取ることができます。日帰り入院であっても同様です。
2000年代には5日~10日以上入院しなければ入院給付金がもらえないような保険もありましたが、EVERは短期間の入院も保障されます。入院の短期化が進んできている2017年現在の医療に適した保障だと言えるでしょう。
入院前後の通院を保障
EVERの特徴は、入院中の保障だけでなく入院前後の通院にも保障が付けられることです。入院前であれば60日、退院後は120日間の通院であれば所定の請求手続きによって給付金を受け取ることができます。
ただし、入院前後の通院は通院ありプランを選択した場合にしか保障されません。入院だけでなく通院の保障を備えたい人は、通院ありプランを検討するようにしましょう。
手術給付金は外来での手術や放射線治療も対象
EVERには手術に対しての保障も付いており、所定の手術が行われた際に給付金が支給されます。EVERの特徴は、手術給付金は入院中の手術はもちろん、外来時の手術やがん治療で行われることの多い放射線治療も対象になるところです。手術や放射線治療は入院時でなくても行うことがありますが、EVERに加入していれば入院以外での治療にも備えることができます。
特約で三大疾病に備えられる
EVERに特約を付けると、三大疾病であるがんや心筋梗塞、脳卒中に備えることができます。例えば、払込免除特約を付ければ三大疾病で特定の状態になった場合その後の保険料の支払いが免除されますし、一時金特約を付ければ三大疾病になった場合に500,000円が給付されます。ただし、一時金特約による一時金の給付は、2年に1回が限度です。
また、三大疾病は入院日数が長くなりがちですが、無制限型長期入院特約を付ければ三大疾病での入院が日数に上限が無く保障されるので、安心して治療できるとも言えます。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」の保障内容と特徴
女性特有の病気への手厚い保障
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER(以下レディースEVER)」は、通常のEVERの保障に加えて女性特有の病気も保障されます。女性特有の病気によって入院した際には、基本の入院給付金に女性疾病入院給付金が上乗せされて給付されます。また、女性特定手術特約を付ければ、乳房・子宮・卵巣への特定の手術を受けた際や乳房再建術の際の手術費用を一定額保障してくれる保険です。
「ちゃんと応える医療保険やさしいEVER」の保障内容と特徴
加入前にかかっていた病気も保障対象
「ちゃんと応える医療保険やさしいEVER(以下やさしいEVER)」、加入後の病気やけがの保障がされているのはもちろん、加入前の持病が悪化した場合にも備えられる保険です。持病の悪化の場合でも入院や手術、放射線治療、特約を付ければ通院まで保障されます。加入時の手続きも、簡単な告知事項に該当しなければ加入ができるため、健康面で不安がある人でも入ることができる可能性があります。
日帰り入院や入院前後の通院も保障
やさしいEVERも、日帰り入院等の短期入院に備えることができますが、加入して1年間は保障額が50%削減されます。入院に対しては1日目から1日あたり5,000円(加入1年以内は2,500円)が入院給付金として給付されます。手術時の保障は手術の大きさに関係なく1回あたり50,000円(1年以内25,000円)、外来では25,000円(1年以内12,500円)を受け取ることが可能です。
通院ありプランで契約していれば、1日あたり3,000円(1年以内1,500円)の給付金を受け取れます。
特約で三大疾病に備えることも可能
やさしいEVERも、特約を付けることで三大疾病に対しての保障を手厚くすることが可能です。一時金特約を付ければ、EVERと同じく2年に1回を上限に一時金を受け取ることができ、払込免除特約を付ければ三大疾病で特定の状態になれば保険料の払込は免除されます。ただし、やさしいEVERには長期入院特約がないため、長期入院での入院給付金には限度があります。
アフラックの医療保険のシミュレーション
2017年現在のデータを元に、特約を付加せずにアフラックの各医療保険に加入した場合のシミュレーションを紹介します。
「ちゃんと応える医療保険EVER」
30歳男性が入院給付金5,000円でEVERに加入した場合、通院ありプランであれば保険料は月々1,875円です。なお、通院なしプランであれば保険料は月々1,425円になります。
加入中に入院した場合、5日未満の入院では一律25,000円、5日以上は1日あたり5,000円が支給されます。手術時はがんや心臓などの手術であれば200,000円給付され、入院中の通常手術では50,000円です。ただし、外来で手術した場合は25,000円が支給されます。
放射線治療は入院しなくても給付の対象になり、50,000円を受け取ることができます。また、通院ありプランで契約した場合に限り、入院前60日退院後120日のうち30日までの通院に対して1日5,000円給付されます。
「ちゃんと応える医療保険レディースEVER」
30歳女性が入院給付金5,000円でレディースEVERに加入した場合の保険料は、通院ありプランが2,160円、通院なしプランが1,695円です。入院や手術、放射線治療や通院の保障内容は、EVERとほとんど同じです。ただし、女性特有の病気になり入院した場合は入院給付金5,000円に女性疾病入院給付金5,000円が上乗せされ、1日あたり合計10,000円の給付金を受け取ることができます。
「ちゃんと応える医療保険やさしいEVER」
30歳男性が入院給付金5,000円でやさしいEVERに加入した場合の保険料は、通院ありプランで3,765円、通院なしプランで3,120円です。
やさしいEVERの場合、加入して1年間は保障額が50%削減される仕組みになっています。したがって、入院時は1日5,000円(1年以内は2,500円)、手術時は1回50,000円(1年以内は25,000円)、外来手術では、25,000円(1年以内12,500円)が支給されます。放射線治療は入院なしでも1回につき50,000円(1年以内25,000円)受け取ることができます。
通院ありプランを選択していた場合は、入院前60日と退院後120日のうち30日までの通院に対して1日あたり3,000円(1年以内1,500円)が支給されます。
まとめ
アフラックの医療保険は3種類あり、それぞれでターゲットニーズや保障内容が異なります。アフラックの医療保険を検討する際には、自分がどのような保障を求めているかを考えて自分に合ったものを選ぶようにしましょう。