日本国内では多くの生命保険会社が保険を販売しており、ソニー生命は終身保険や医療保険などを扱っています。ソニー生命の医療保険には、どのような特徴があるのでしょうか。今回はソニー生命が扱う保険商品をチェックしてみましょう。
目次
ソニー生命の医療保険のニーズ
「総合医療保険」のニーズ
「総合医療保険」は、保険の加入内容を柔軟に設定できる保険です。入院日数や入院日数の支払い限度などを選ぶことができます。ソニー生命にはライフプランナーが多く在籍しており、ライフプランナーと相談しながら保険に加入したい人のニーズに応える保険です。
「低解約返戻金特則付総合医療保険」のニーズ
「低解約返戻金特則付総合医療保険」は、契約の途中で解約しても返戻金がない医療保険です。積み立てられる保険料がないため、「総合医療保険」に比べて保険料が安くなっています。入院保障などの基本的な保障内容は「総合医療保険」と同じであり、できる限り保険料を抑えた医療保険に加入したいという方のニーズに応える保険です。
ソニー生命の医療保険に共通する保障内容の特徴
「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」に共通する保障内容を紹介します。
5日以上の継続入院を保障
ソニー生命の医療保険は、病気やケガで5日以上継続して入院した場合に入金給付金が支給されます。したがって、4日間の入院や3日間の入院を2回した場合は、入院給付金の対象外です。また、ケガでの入院は、ケガをした日から180日以内に入院した場合のみ給付の対象になります。
1回の入院給付金の支払い限度日数を選べる
ソニー生命の保険は、支払い限度日数を選ぶことができます。選べる日数は60日、120日、360日、730日の4種類です。日数によって保険料が異なるため、自分に合った入院保障に設定することが可能です。
自動更新や終身保険に変更できる
ソニー生命の医療保険は、定期型と終身型から選ぶことができます。ただし、定期型の保険に加入しても加入から10年以上経過などのソニー生命が設定する条件を満たしていれば、契約の自動更新や終身型に変更することが可能です。
骨髄ドナーの骨髄幹細胞採取手術も手術給付金の対象
ソニー生命の医療保険には、骨髄ドナーをサポートする機能も備わっています。骨髄幹細胞の移植手術や骨髄幹細胞採取手術の際に、入院給付金日額の20倍の手術給付金を受け取ることができます。ただし、骨髄を採取するための手術は、加入から1年経過しないと入院給付金や手術給付金の対象になりません。
高度障害や身体障害になった時は保険料払込免除
保険契約者が病気やけがの発症によって所定の高度障害状態になった時や、不慮の事故で事故日から180日以内に所定の障害状態になった時は以後の保険料払込が免除となります。保険料の払込は免除になりますが、支払い限度までは保障が継続されるため、万が一の備えにもなります。
先進医療特約など付加できる特約が豊富
基本的な保険の契約内容に不足がある場合、豊富な特約を追加することができます。例えば、がんなどの先進医療は健康保険の適用外になるため高額の医療費が掛かりますが、先進医療特約を付加すれば先進医療の内容に応じた給付金を受け取ることができます。ただし、特約付加から90日以内にがんが発症した場合、がん治療は支払の対象になりません。
また、女性特有の疾病に重点を置いた女性医療特約もあり、「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」のどちらも付加できます。
「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」の異なる点
「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」の違いを説明します。
解約返戻金の違い
中途解約した場合、「総合医療保険」は契約の経過年数によって解約返戻金が発生しますが、「低解約返戻金特則付総合医療保険」は解約返戻金が発生しません。しかし、保険料を積み立てて運用する必要がないため、「低解約返戻金特則付総合医療保険」は、「総合医療保険」に比べると保険料が割安になっています。
「総合医療保険」は契約者貸付制度あり
「総合医療保険」は、保険期間の残りが10年以上であれば、解約返戻金額の所定の範囲内で貸し付けを受けることが可能です。何らかの事情でお金が必要になった場合でも、貸付制度を利用すれば解約をしなくても保障を継続することができます。
また、「総合医療保険」は自動振替貸し付けも利用できるため、万が一支払いを忘れていても積立金から保険料が自動的に貸し付けられるため保険契約が失効しません。ただし、貸し付けできる金額は解約返戻金までとなっています。
「低解約返戻金特則付総合医療保険」は死亡保険金なしなども選べる
「低解約返戻金特則付総合医療保険」は、死亡給付金0倍特則によって死亡保険金なしに設定できます。保障が限定されるため、保険料を安く抑えることができます。また、死亡給付金10倍特則もあり、入院給付金額の10倍の給付金を受け取るように設定することもできます。
「低解約返戻金特則付総合医療保険」の保険料の例
「低解約返戻金特則付総合医療保険」の保険料の一例を紹介します。
・1回の入院の支払い限度額60日型
保険期間:終身 保険料払込期間:60歳まで
死亡給付金0倍特則付加なし
死亡給付金10倍特則付加なし
契約者が25歳男性の場合、保険料は月額2,325円となります。また、25歳女性の場合は月額保険料2,525円となります。なお保険料は25歳から45歳の間で徐々に増加し、45歳時点で男性は6,690円、女性は6,325円となります。
・1回の入院の支払い限度額360日型
保険期間:終身 保険料払込期間:60歳まで
死亡給付金0倍特則付加なし
死亡給付金10倍特則付加なし
25歳男性で契約した場合、保険料は月額3,135円となります。また、25歳女性が契約者の場合では月額保険料は3,375円となります。なお保険料は60日型の場合と同様、45歳までに徐々に増加し、45歳時点で男性は8,425円、女性は6,325円となります。
上記ケースは、いずれも入院給付金額を5,000円に設定しています。年齢に伴って保険料が増加するのは、死亡や病気のリスクが高まるためです。
まとめ
ソニー生命の「総合医療保険」と「低解約返戻金特則付総合医療保険」は、保険料や保障内容など保険契約者のニーズに細かく対応した商品です。自分のライフプランをしっかりと見直し、何が自分にとって必要な保障かを考えて適切な保険に加入しましょう。