生命保険に加入している場合、長期間に渡って保険料を積み立てることになります。しかし、他の保険商品への乗り換えや必要性の低下などの理由から加入中の保険を解約するケースもあります。今回は住友生命の保険をスムーズに解約する方法や、解約のタイミングなどの注意点を解説します。
目次
保険解約のメリット・デメリット
まず、保険の契約を解約するメリットとデメリットを説明します。
保険解約のメリット
生命保険に加入し続けるためには、保険料を支払い続けなくてはなりません。契約している保険を解約すれば、支払っていた保険料の分だけ家計の負担を減らし、貯蓄や学費に回すことができます。また、生命保険から学資保険や年金保険、投資信託など他の金融商品に乗り換えることで、今までよりも利率が上がる可能性もあります。
保険解約のデメリット
保険は、一度解約すると再び同じ条件で保険に加入することはできない可能性が高いです。次々と新しい保険商品が開発されていくため、解約後にもう一度同じ商品を購入しようと思っても既に販売されていないこともあります。また、年齢や健康状態によっては保険料が上がることや加入できないケースもあります。
スムーズに解約する方法とは?
住友生命保険の解約する際には、以下の方法を選択するとスムーズに解約できることがあります。
サービスセンターに電話する
住友生命には保険契約者が利用できるコールセンターが設置されています。問い合わせはもちろん解約の手続きも可能です。
なお、契約した際の担当者に連絡しても解約は可能ですが、場合によっては解約を引き止められることもあります。スムーズに解約をしたい場合は、担当者を通さずにコールセンター等を利用しましょう。ただし、担当者から後日連絡が入る場合もあります。
お客様窓口(ご来店窓口)に出向く
店頭の窓口で解約することもできます。店頭での解約には、事前にいくつかの書類を用意しておくとスムーズな解約が可能です。書類の内容は電話で確認することができます。
窓口であれば書類を確認しながら手続きができるので、解約手続きに不明な点がある人は窓口を利用しましょう。自分の担当者とは関係のない支店の窓口を利用すると、スムーズに解約できることがあります。ただし、窓口の受付時間は平日の午前9時〜午後3時30分で、土日祝日や年末年始は営業していないため注意が必要です。
解約する際の注意点は?
解約返戻金が保険料を下回る場合も
保険を解約する際には、解約返戻金が支払われます。一般的に返戻金は、保険料の支払い期間が長いほど増える傾向があります。
したがって、保険料の総支払額が不十分な場合には解約返戻金が保険料を下回る場合もあります。解約返戻金はコールセンターなどに問い合わせればおおよその見積額を算出することもできますので、保険料を下回るかどうか確認してから解約しても良いでしょう。
解約のタイミングをいつにするか
新たに加入した生命保険による保障が始まっていないにもかかわらず、加入していた保険を解約してしまうと、その間に万が一の事が起こった場合に保障を受けられません。事故や病気などで入院、死亡することはいつでも起こり得ることなので、保険に加入している状態を維持して万が一の出来事に備えることも考慮した方が良いと言えます。
病気などで新たに加入できない場合も
生命保険の中には、持病や既往症がある場合には加入できない商品もあります。現在加入している保険よりも手厚い保障を受けられるものに乗り換えようと思って解約すると、その後に新たに保険に加入できなくなるというケースもあります。自分の健康状態と加入できる保険を把握した上で、解約するか否かを決定しましょう。
保険料が高くなる場合も
掛け捨ての生命保険などの場合には、加入時点の保険料が生涯一律で設定されているものもあります。しかし、一度解約して他の保険に加入する場合は、加入時点での年齢や健康状態による疾病、死亡リスクが考慮されるため、保険料が高くなる可能性が高いです。必ずしも現在加入している保険の保険料と同じ金額で加入できるわけではないため、注意しましょう。
わからない時はFPなどに相談する
保険料の仕組みや解約の際にわからない点があった場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談することも検討しましょう。自分の年齢などを考慮した上で、自分にあった生命保険の加入の仕方などを客観的に判断してもらうことができます。解約時にはいろいろな意見を取り入れて判断することをおすすめします。
まとめ
保険の解約にはメリットだけでなくデメリットもあります。また、タイミングによっては解約したことによって不利益が生じる可能性もあります。現在加入している住友生命の保険を解約しようと考えている人は、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。