生活協同組合(生協)が運営しているコープ共済ですが、子供向けの保障も取り扱っていることはご存じでしょうか。この記事では、コープ共済で子供が入ることのできる保障の内容や特徴を詳しく解説していきます。
目次
コープ共済で子供が入れる3つのプランとは?
コープ共済で子供が入れるプランは、「たすけあい」「ずっとあい」「新あいあい」の3つです。
コープ共済「たすけあい」のニーズ
コープ共済「たすけあい ジュニア20コース」は、子供がけがや病気で入院や手術をした時に給付金が受け取れる商品です。子供の医療費は自治体によっては小学生や中学生までは無料になるケースがあります。しかし、万が一入院や手術をする場合には、家族が仕事を休んで付き添うなど医療費以外にも出費を強いられることがあります。
「たすけあい」は、医療費だけでなく医療費以外の出費にも備えたい人向けの商品です。
コープ共済「ずっとあい」のニーズ
コープ共済「ずっとあい 終身医療」は、0歳~満70歳まで加入することができる終身タイプの商品です。終身タイプの医療共済のため、入院や手術に対する保障を一生涯にわたって準備することができます。掛金は加入時に決まるため、子供時代に加入すれば大人になってから加入するよりも掛金の負担が小さくなります。
手頃な掛金で一生涯の医療保障が欲しい人に向いている商品です。
コープ生命共済「新あいあい」のニーズ
5年満期の生命保障で、満期時には最高500万円までの満期金を受け取ることができる商品です。医療特約を付けることでライフスタイルに合わせた保障を自由に組み合わせられる特徴があり、医療特約は3,000円型、5,000円型、7,000円型の3種類から選択可能です。
また、5年満期の商品のため入学や入園などの時期に満期時期を合わせることで、教育費を補てんするなどの活用もできます。
コープ共済「たすけあい」「ずっとあい」「新あいあい」の保障内容
コープ共済「たすけあい」の保障内容
コープ共済「たすけあい」で子供が加入できるものは、ジュニア20コース、医療コース、ベーシックコース(女性コース以外)の3種類です。ジュニア20コースは、20歳になったら医療コースや女性コースに移行することもできます。
「たすけあい」の特徴は、入院や手術の保障が手厚いところです。入院1日目から日額6,000円の保障がついており、360日分の入院保障もあります。手術は、日帰り手術も支払いの対象です。
「たすけあい」はケガの通院についても日額2,000円の保障がついており、通院の1日目から90日目まで保障されます。ただし、ケガをした日から180日以内の通院に限ります。
コープ共済「ずっとあい」の保障内容
コープ共済「ずっとあい 終身医療」は、加入時の掛金がずっと変わらず一生涯の医療保障を準備することができる商品です。1入院1日目から180日分まで保障されるため、短期入院だけではなく長期療養が必要な入院に対してもしっかりと備えることができます。
また、「ずっとあい」被共済者がコープ共済の定める重度障害になった場合には、それ以降の掛金の支払いは免除されます。払い込みは免除されても、保障は一生涯続きます。
コープ生命共済「新あいあい」の保障内容
「新あいあい」は死亡時の保障である生命と満期金を基本契約とする5年満期の商品です。医療特約を付加することも可能で、保障額は日額3,000円、5,000円、7,000円の3タイプがあります。
「新あいあい」は生命保障と医療保障の両方を備えることもできますし、基本契約のみで生命保障のみを備えることもできます。自分好みにカスタマイズしたい人に向いている保険と言えます。
コープ共済が子供にやさしい理由
ジュニアコース満期が「20歳」に引き上げ、成人まで保障(2016年改定)
「たすけあい」のジュニアコースは以前、18歳満期のジュニアコース18という商品でしたが、2016年の改定により20歳満期のジュニアコース20に変更になりました。改定に伴い加入できる年齢が18歳から19歳に引き上げられました。
20歳の満期時に手続きをしなければ、所定の大人向けのコースに自動的に移行されるようにもなりました。満期が引き上げられ自動移行されるようになったことで、ジュニアコース加入者が成人になった時の保障切れが防げるようになっています。
個人賠償責任保険(月額140円)で3億円までサポート
子供が大きくなると自転車に乗る機会が増える可能性が高いです。自転車で歩行者とぶつかるなどの事故を起こした場合、高額の賠償金を請求されることもあります。
コープ共済では、自転車などによる他人へのけがや物損事故などが保障される個人賠償責任保険を取り扱っています。月額140円で、3億円まで保障されます。
ただし、コープ共済では主契約に付加する特約として取り扱っているため、個人賠償責任保険のみを契約することはできません。
先進医療特約を「月掛金100円」でプラスできる
コープ共済「たすけあい」は、月々の掛金にプラス100円で先進医療特約を付加することができます。先進医療特約とは、疾病または不慮の事故が直接の原因となり、先進医療の範囲内の療養を受けた時に先進医療共済金が支払われるものです。
共済金と合わせて先進医療一時金も支払われます。対象コースは、ジュニアコース、ベーシックコース、医療コースなどです。
喘息や中耳炎など治療中でも、条件付きで加入できる場合がある
「たすけあい」のジュニア20コースおよび医療コースは、通院中や薬を服用しているなど加入時に治療中であっても加入できる場合があります。ただし、加入時に入院している場合や今後1年以内の入院または手術の予定がある場合は加入できません。
喘息や中耳炎などの子供がなりやすい病気を治療していても加入できるため、子供の病気に備えられる商品だと言えます。
子供が「コープ共済」に加入した場合のシミュレーション
コープ共済「たすけあい」「ずっとあい」の加入シミュレーション
被共済者を0歳男、「たすけあい」のJ1000円コースに先進医療特約を付加して「ずっとあい 終身医療」をセット加入した場合、月々の掛金は2,570円となります。入院に対する保障は「たすけあい」が日額6,000円、「ずっとあい 終身医療」には入院日額5,000円の保障がついているため、万が一入院した時には日額11,000の入院給付金を受け取ることができます。
コープ生命共済「新あいあい」の掛金一例
被共済者を0歳男、基本契約の命は1口100万円、満期金は10口100万円の保障に加入した場合の掛金の一例を見てみましょう。医療特約を付加して入院日額5,000円として計算すると、月々17,725円となります。5年満期の保障なので、満期時には100万円の満期金を受け取ることができます。
また、医療保障を付加しない場合には、月々の掛金は16,360円となります。医療保障の付加をしなくても満期は変わらず、5年後に満期金100万円を受け取ることができます。
まとめ
コープ共済には子供向けの商品がたくさんあります。商品によっては自分好みにカスタマイズできるので、コープ共済に興味がある人はホームページや近隣の生協に問い合わせてみてはいかがでしょうか。