住友生命では、積立型保険として「ライブワン」を販売していますが、どのような保険なのでしょうか。この記事では、ライブワンの特徴でもあるアカウント型保険の説明や、ライブワンの保障内容について説明します。
目次
住友生命保険の「ライブワン」って?
設計自由度が高いアカウント型保険
「ライブワン」はアカウント型保険(自由設計型保険)と呼ばれ、死亡保障と医療保障が備わっているものです。このタイプの保険は貯蓄部分である積立と保障部分である特約で成り立っています。「利率変動型積立終身保険」とも呼ばれており、終身保険という名が付いていますが「更新タイプ」の保険です。
主契約は利率変動型積立保険
主契約は貯蓄部分の積立となっています。ライブワンでは2種類の主契約のプランがあり、それぞれ仕組みが違います。
「保険ファンド06」の場合、最低保証利率は3年ごとに利率が変動します。「保険ファンド01」の場合も3年ごとに利率変動する点は一緒ですが、契約から3年間は積立金が保険料の合計額を下回ります。保険ファンド01は平成18年9月で取り扱いを中止しており、現在は保険ファンド06のみの取り扱いとなっています。
保障は特約として付加するスタイル
ライブワンは年金の受け取りをすることができる「収入保障特約」や、乳がん等の女性特有の疾病に対応した「女性疾病入院特約」など20個以上の特約を付加できます。特約を付けるほど保障内容は増えますが、保険料は高くなっていきます。自身の性別や年齢、生活スタイルに合わせた特約を選択していきましょう。
ライブワンの内容や対象年齢は?
3歳〜75歳まで加入可能で、3歳〜14歳までは「わんぱっく」という商品で取り扱っています。就労不能時や介護・医療保障、死亡保障と総合的な保障に備えたタイプの保険です。住友生命の「1UP」はライブワンに「生活障害収入保障特約」が付加されたものです。
就労不能に備えた「未来デザイン1UP」
就労不能とは転落して後遺症になってしまった場合などを指します。仕事をできない状態になってしまっても、教育費や生活費は働いていた頃とほとんど変わりません。「未来デザイン1UP」は、そんな時の費用をサポートしてくれる保険です。
介護保障としても対応し、住友生命が定める要介護状態になった場合もこの特約の対象となります。ただし、全ての疾病や怪我に対応しているわけではないので「生活障害収入保障特約」の約款をしっかりと読みましょう。
子供の病気やケガへ備える「1PACK」
3歳から14歳までを対象年齢とした「1PACK」も大人同様に介護状態になった時にも対応できる保険です。病気やり高いところから転落した場合など子供の万が一を保障します。
主契約である積立金は教育資金として役立てることも可能です。外出が多かったり、部活に入っていたりする子供の親は検討してみても良いでしょう。
楽々人生・愛&愛タイプなども展開
15歳から75歳までの愛&愛タイプや40歳から70歳までの楽々人生タイプなど、ライブワンは年齢ごとに商品を分けています。しかし内容にあまり差はなく、ライフスタイルに合わせて死亡保障や医療保障・介護保障などに備える仕組みの商品となっています。
アカウント型保険のメリットは?
お金を引き出して使うことができる
主契約の積立部分があるため車や建物の修理、解体など急な出費の際にお金を引き出すことができます。旅行などの娯楽のために引き出すなど、使い道は様々です。積立を保障に充てている人は引き出して積立の額がどのくらい残るか、今後の保険料はどのくらい必要かをしっかり把握して、計画的に引き落としをしましょう。
積立を保障の見直しに充てることも可
ライフプランによっては、加入後に保障を見直したいときもでてくるのではないでしょうか。アカウント型保険は更新タイプの保険のため、更新時に積立を保障の部分に充てることもできます。
保険料が高くなってもうまく積立を利用して負担を少なくすることができるかもしれません。ただし、積立部分が増えず金額が変わらなかったり、むしろ減ってしまったりすることもあります。貯蓄がうまくできていないことがあるので気を付けましょう。
アカウント型保険のデメリットは?
保険料が上がる可能性がある
更新タイプであるアカウント型保険は、年齢が高くなるごとに保険料が上がる可能性があります。保険料が上がることに抵抗がある人は、更新タイプではない保険に加入した方が良いかもしれません。また、更新時に保険料が負担に感じる場合は、保障を見直してみることも大切です。
仕組みがわかりにくい面がある
「保障」と「積立」の2段階構造になっている点や、特約を付加していくスタイルになっているため、わかりにくいというデメリットがあります。また、保障も積立も保険料は合算された金額で支払うため、保障と積立でどのくらいの割合で支払っているのかもわかりにくいかもしれません。アカウント型保険の仕組みを理解した上で加入しましょう。
解約や見直しを考えたときは?
コンサルティングデスクへ電話
加入を検討している人やすでに加入済みの人も住友生命のコンサルティングデスクに相談することができます。コンサルティングデスクでは、専門知識を持ったコンサルティング・アドバイザーが電話で対応します。見積もりや特約などの保障内容について自宅や空いた時間で気軽に相談してみましょう。
FPや代理店に相談
電話での相談のほか、住友生命の代理店でも見積もりや解約などの試算をしてもらえます。必要な書類があるかもしれないのであらかじめ電話しておくと良いかもしれません。
住友生命ではなくFP(ファイナンシャル・プランナー)に相談することも一つの手です。加入者の経済状況や生活を踏まえてアドバイスしてもらえます。家計に負担のない保障プランに加入しましょう。
まとめ
アカウント型保険は仕組みを理解していることが大事です。将来のライフプランまで考えて保険を検討しましょう。保険料が高いと感じている人は他のタイプの保険とうまく組み合わせて加入する考えもあります。自身の貯金や家族のことを考えて自分に合った保障を選びましょう。
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