「ライブワン」は住友生命のアカウント型保険のブランド名です。1つの契約に積立部分と各種の保障をまとめ、ライフステージに合わせて組み替えられる設計でした。
調べている方が最初に知っておくべきことがあります。当サイトが2026年9月時点で住友生命の公式サイトを確認したところ、商品一覧に「ライブワン」「未来デザイン1UP」の名称は見当たりませんでした。現在、同じ系統の主力商品として掲載されているのは「1UP SP Vitality」です。
すでに契約している方の保障がなくなるわけではありません。ただし公式サイトから商品説明が得にくくなっているため、自分の契約内容を自分で確かめる必要があります。このページでは、アカウント型の仕組みと注意点を整理します。
ライブワンの仕組み|「アカウント型」とは何か
アカウント型保険は、「積立部分」と「保障部分」を1つの契約に同居させた保険です。積立部分は「アカウント」と呼ばれます。
| 役割 | |
|---|---|
| 主契約 (利率変動型積立保険) | お金を積み立てる部分。払い込んだ保険料のうち、保障に使われなかった分がここに貯まる |
| 特約 | 死亡・医療・就業不能などの保障。必要なものを組み合わせて付加する |
この構造が、メリットとデメリットの両方を生みます。保障を後から足したり減らしたりでき、積立金を引き出すこともできる一方で、「自分が何にいくら払っているのか」が分かりにくくなります。以下で挙げる5つの欠点は、いずれもこの仕組みから生じるものです。
現行の「1UP SP Vitality」も、生活障害収入保障特約・生活障害保障充実特約・収入パスポート特約・総合医療特約・入院保障充実特約・傷害損傷特約・保険料払込免除特約といった多数の特約を組み合わせる設計です(出典:住友生命 1UP SP Vitality)。
ライブワンの特約、何が付いているか分からない方へ|FPが無料で整理しますデメリット①:更新のたびに保険料が上がる可能性
アカウント型でもっとも注意すべき点です。保障部分を更新型の特約で組んでいる場合、更新のたびにその時点の年齢で保険料が計算し直されます。年齢が上がるほど高くなります。
「保険料は変わらないと聞いていたのに上がった」という不満の多くは、ここから来ています。変わらないのは払込総額ではなく、契約時に決めた月々の払込額のほうだったというケースがあります。
ご自身の契約が更新型かどうかは、保険証券とご契約のしおりで確認できます。「更新」「更新後の保険料」という記載があるかを見てください。
デメリット②:積立が思ったより増えていない
払った保険料がそのまま積み立てられるわけではありません。保険料はまず特約の保障に充てられ、残った分が積立部分に回ります。
- 保障を手厚くするほど、積立に回る額は減ります
- 更新で特約の保険料が上がると、積立に回る額はさらに減ります
- 契約によっては、積立金が特約の保険料に充当されて積立が取り崩されることもあります
「20年払ったのに積立がこれだけ?」という驚きは、この構造によるものです。積立部分の残高は、保険会社に問い合わせれば確認できます。まず現在の積立金額を把握してください。
デメリット③:予定利率の影響を受ける
主契約は利率変動型です。積立部分に適用される利率は一定ではなく、市場環境によって見直されます。
低金利が長く続いた時期に契約している場合、積立部分はほとんど増えていない可能性があります。最低保証利率が定められているのが一般的ですが、その水準は契約時期によって異なります。ご自身の契約の最低保証利率は、ご契約のしおりで確認してください。
デメリット④:仕組みが複雑で比較しにくい
特約が10種類近く付いていることも珍しくありません。そのため次のことが起こりがちです。
- 不要になった保障を払い続けている(子どもが独立したのに大きな死亡保障が残っている、など)
- 重複した保障に入っている(勤務先の団体保険や公的保障と重なっている)
- 他社と比べようがない。1つのパッケージなので、単品の保険と単純比較できない
「分かりにくいから放置している」が、最も損をしやすい状態です。年1回届く契約内容のお知らせを開いて、いま何に加入しているかを確認するところから始めてください。
デメリット⑤:公式サイトから情報が得にくい
これは実際に確認した事実です。2026年9月時点で住友生命の公式サイトの商品一覧を調べたところ、「ライブワン」「未来デザイン1UP」という名称のページは見当たりませんでした。
販売中の商品であれば公式サイトに詳しい説明ページがありますが、取り扱いが終わった商品は情報が整理されていくのが一般的です。その結果、既契約者ほど自分の商品を調べにくくなります。
頼れるのは手元の書類です。保険証券、ご契約のしおり・約款、毎年届く契約内容のお知らせ。この3点が、いまの契約を知る一次情報になります。紛失している場合は、住友生命に再発行を依頼できます。
現行の同系統商品は「1UP SP Vitality」
いま住友生命が主力として案内しているのは、健康プログラム「Vitality」と組み合わせる商品です。
| 主な保障 | 就労不能・介護年金(生活障害収入保障特約)、就労不能・介護保障充実給付金、継続入院給付金、入院・医療保障など |
| 特徴 | 健康増進への取組みに応じて保険料が変動する |
| 1年目の割引 | Vitalityを利用しない場合と比べて15%割引 |
| 2年目以降 | 獲得ポイントで判定されるステータスに応じて変動。取組み次第では割増になることもある |
| 利用料 | 保険料とは別に月額880円(税込・標準プラン) |
見落とされやすいのは下2行です。健康増進に取り組めば割引されますが、取り組まなければ割増になり得ます。さらに保険料とは別に月額880円の利用料がかかります。年間で10,560円です。
「割引がある」という説明だけで判断せず、利用料を含めた実質の負担で比べてください。
ライブワンを続けるか乗り換えるか|更新前にFPが無料で比較します見直すべきか判断する4つの確認点
- 現在の積立金はいくらか。解約したときに戻る金額の目安になります
- 次の更新はいつで、保険料はいくらになるか。更新型なら、上がる時期と金額を先に把握します
- いま必要な保障はいくらか。公的保障(傷病手当金・障害年金・遺族年金)と勤務先の制度を差し引いて考えます
- 解約して入り直せる健康状態か。持病があると新しい保険に入れないことがあります。解約は、次の契約が成立してからです
4つ目を飛ばして解約すると、無保険になる危険があります。順番を守ってください。
就業不能への備えについては働けなくなっても治療費には備えても生活費には備えず 就業不能時の収入減対策の加入率は2割強 SOMPO調査、見直しの実態は保険見直しで「減らす」か「増やす」か 3年以内に見直した30〜60代の実態 Sasuke Financial Lab調査も参考になります。
よくある質問
ライブワンは今も契約できますか?
2026年9月時点で、住友生命の公式サイトの商品一覧に「ライブワン」の名称は見当たりません。新規に申し込めるかどうかは、住友生命に直接ご確認ください。すでに契約している方の保障は、契約内容に従って継続します。
「未来デザイン1UP」との関係は?
ライブワンのなかで就労不能への備えを重視したタイプとして案内されていた名称です。こちらも現在の公式サイトの商品一覧では確認できませんでした。現行で近い位置づけの商品は「1UP SP Vitality」です。
積立金だけ引き出せますか?
アカウント型は積立部分の引き出しに対応しているのが一般的です。ただし引き出せる条件や下限額は契約によって異なり、引き出せば以後の積立残高は減ります。手続きの可否と条件は住友生命の窓口でご確認ください。
解約したら元本は戻りますか?
戻りません。払い込んだ保険料の多くは保障のために使われており、戻るのは積立部分に相当する解約返戻金です。払込総額を下回るのが通常だと考えてください。金額は契約ごとに違うため、必ず事前に確認してください。
まとめ
- ライブワンは積立と保障を1契約にまとめたアカウント型保険
- 2026年9月時点で公式サイトの商品一覧に名称が見当たらない。現行の同系統は「1UP SP Vitality」
- 更新型の特約なら、更新のたびに保険料が上がる
- 払った保険料がそのまま積み立てられるわけではない。保障に使われた残りが積立に回る
- 主契約は利率変動型。低金利期の契約は積立が増えにくい
- 1UP SP Vitalityは保険料とは別に月額880円の利用料がかかる(標準プラン)。取組み次第では割増もある
- 見直すなら、積立金額・次の更新時期・必要保障額・健康状態の4点を先に確認する。解約は次の契約が成立してから
各社の加入者数シェアは生命保険会社ランキング|7,074人調査の加入者数シェアと選び方で解説しています。
本記事は住友生命保険相互会社の公表情報を2026年9月時点で確認して作成しました。商品の取扱状況・保険料・特約の内容は変更されることがあります。ご自身の契約内容は保険証券・ご契約のしおり・約款でご確認いただき、不明な点は住友生命の窓口へお問い合わせください。

