明治安田生命から販売されているベストスタイルは、病気やけが、入院から万一の保障まで柔軟に対応できる保険商品です。実際に保障を設定する場合にはいくつかの特約を組み合わせて自分に適した保障内容を実現します。今回はベストスタイルについて説明します。
目次
明治安田生命のベストスタイルとは?
ベストスタイルは、ライフスタイルの変化や健康状態に適した保障内容を組み込んで、一生涯の安心を実現したいという消費者のニーズに応える保険商品です。一度契約した後であっても、必要に応じて特約を付加もしくは解除が可能なため、契約者の状況に合った保障を得られます。多くの特約が用意されており、病気やけがだけでなく万一の時にも備えられる保険です。
明治安田生命のベストスタイルの特徴
22の特約の組み合わせを選べる
ベストスタイルに付加できる特約は全部で22種類あります。例えば、三大疾病の一つでもあるがんに備える「がん保障特約」や、介護費用の発生に備える「新・介護保障特約」があります。その他には、先進医療費用を保障する「先進医療保障特約」や、入院保障に特化した「新・入院特約」なども用意されており、自分のライフスタイルに合った特約の選択が可能です。
保障内容の見直しができる
保険の契約後でも、保障内容を見直せる点もベストスタイルの特徴の一つです。加齢や家族構成の変化などにより必要と考えられる保障額も変化することもありますが、変化に合わせて保険金額を再設定や特約の追加をすることが可能です。ただし、保障内容見直しの制度を活用するためには、明治安田生命が定める要件を満たす必要があります。
更新型から終身型へ変更可能な特約がある
加入後の健康状態に関係無く、保障内容を一生涯のものに切り替えることも可能です。切り替える際には健康状態の告知をする必要はありません。ただし、明治安田生命が定める要件を満たす必要があります。
また、終身型に変更すると保障内容や保険料も変わります。変更前の保険料よりも割高になる可能性もあるため注意が必要です。
毎年点検や3年ごと点検を実施
ベストスタイルに加入した場合、基本サービスとして「毎年点検」と「3年ごと点検」が実施されます。「毎年点検」では、加入者の意向やニーズと保険の内容に違いが無いかをチェックします。「3年ごと点検」では、利用者のライフスタイルや環境の変化に伴うニーズ変化と保障のズレをチェックします。
契約時の保障の内容に不満がある場合や新たに特約を付加させたいという要望がある場合には、点検の際に申し出ましょう。
「ベストスタイル」の22の特約とは
病気やケガによる入院や通院、手術に備える特約
22の特約の中には、入院、通院、手術のそれぞれに備えるためのものがあります。例えば、「終身入院特約」は期間を問わず一生涯入院費用を保障する特約です。一般的な疾病による入院では給付できる入院日数に制限がありますが、がんや上皮内新生物の場合には日数無制限で保障を受けられます。
また、入院治療費保障特約などを付加することで、医療費リンクサポートが利用できます。医療費リンクサポートとは、入院時や退院後の通院の際に発生する治療費に応じて保険金を受け取れるサービスです。
重い病気に備える特約
重い病気への備えを充実させた特約には、がんや脳卒中、心筋梗塞に備えるものがあります。このタイプの特約には4つの種類がありますが、その中でも「重度疾病継続保障特約」は、各臓器疾患の発症を幅広くカバーする保障内容となっています。また、「がん保険料払込免除特約」を付加している場合は、がんを発症した後の保険料の支払いが免除されます。
がん保障特約を付加することで療養費ワイドサポートが利用できます。療養費とは治療費と休養費を合わせた費用ですが、特定の8つの病気を発症した際に療養費を受け取れます。
障害や介護に備える特約
障害や介護に備えるための特約には生活サポート保険特約と介護特約があり、定期タイプと終身タイプがあります。生活サポート保険特約を付加すると、障害などで生活に制限がでた場合や死亡した場合に保障が受けられます。
終身タイプの生活サポート終身年金特約を追加した場合には、生活費ロングサポートが利用可能です。病気や事故で仕事に従事できなくなったときに、生涯に渡って生活費を受給できます。
介護特約は、付加することで要介護状態になった場合に給付金を受け取れます。ちなみに、終身タイプの介護サポート終身年金特約は掛け捨てタイプではありません。
万が一に備える特約
万一に備えるための特約には、定期タイプ、終身タイプ、家計保障年金特約の三種類があります。定期タイプと終身タイプの特約は、死亡した場合や所定の障害を抱えた場合に保障が受けられます。
家計保障年金特約は、保障の発生条件は他の二つと同じですが、保険金が年金形式で給付されます。事前に契約していた家計保障年金額を、対象期間受け取ることができます。
定期保険特約などを追加すると、ご遺族ライフサポートが受けられます。ご遺族ライフサポートとは、万一の際に遺族のライフプランを一時金、もしくは年金でサポートするサービスです。
その他の特約
上記の特約の他には、保険料充当原資積立特約、リビング・ニーズ特約、重度がん保険金前払特約などがあります。保険料充当原資積立特約とは、保険の更新時に保険料が高くなった場合に特約に積み立てていた保険料を充てることができる特約です。
リビング・ニーズ特約を付加していると、余命6ヶ月以内と宣告された際に死亡保険金の給付を受け取ることができます。重度がん保険金前払特約とは、がんの治療をしても効果が得られなかった場合に死亡保険金の給付を受けられる特約です。
「ベストスタイル」のメリット
目的に応じた受け取り方ができる
保険金を受け取る目的は人によって異なりますが、ベストスタイルの場合には保険金の受け取り方法が一時金タイプのものと年金タイプのものが用意されています。そのため、目的に応じた受け取り方を選択できます。
一時金タイプは、教育費や手術費用など、まとまったお金が必要になることが見通されている場合に選択すると良いでしょう。一方、生活費やローンの支払いなどコンスタントに費用が生じる場合には年金タイプを選択した方が良いかもしれません。
一つの契約でまとめて管理しやすい
複数の生命保険商品を同時に契約していると、病気やけがなどの保険金を請求する事態に遭遇したときに請求漏れをする可能性もあります。しかし、ベストスタイルは特約を複数付加しても契約自体は一つです。請求時も一つの契約で手続きをすれば良いので、請求時の漏れが起こりにくいです。
「ベストスタイル」の保険料は?
「ベストスタイル」のシミュレーション
30歳男性でベストスタイルに加入した際のシミュレーションをしてみましょう。条件は以下の通りです。
・病気やけがを発症した際の保障を重視する
・がんを発症した際の保障を重視する
・重度疾病を発症した際の保障を重視する
・要介護時の保障を重視する
・定期保険特約の金額は3,000万円に設定する
この条件でベストスタイルに加入した場合、特約期間は10年で、月額保険料は16,145円になります。
まとめ
ベストスタイルには豊富な特約が用意されています。特約の付加によって病気やけがだけでなく介護や死亡時まで保障できるので、自分好みの保険を作ることが可能です。興味がある人は、一度加入を検討してみてはいかかでしょうか。