将来に備えて貯金したいと考えているにも関わらず、なかなかお金が貯められないという人もいるのではないでしょうか。貯金を効率的に行うためには、収入を増やす以外にも取り組むべきことがあります。今回は計画的な貯蓄ができる方法や支出を減らす方法を紹介します。
目次
貯金をするためにやるべきこと
貯金する額の目標を立てる
貯金を始める際には、最初に貯金の目標金額を設定します。その際、なんとなく値段を決めるのではなく、将来の使い道を明確にしてみるとよいでしょう。結婚の資金や学費など、用途を明確に想定することで貯金のモチベーションアップにつながることがあります。長期的な目標だけでなく、旅行の資金を貯める・欲しいものを買うなどの短期的な目標でも構いません。
貯金の計画を立てる
貯金額の用途と目標金額を設定したら、次には貯金の具体的な計画を立てます。計画を立てる際は、最初に目標金額を貯金し終わるまでの期間を見積もり、その期間で目標を達成するために行うべき月額貯蓄額を計算します。実際に貯蓄を進める場合には金利計算なども必要ですが、計画を立てる際にはそこまで綿密に行わなくても問題はありません。
貯金するお金を増やすには?
収入を増やすより支出を減らす方が楽
貯金額を増やす方法は2つあり、1つ目は「収入を増やすこと」です。しかし、これをすぐに実行できる人はあまり多くないと考えられます。仕事を頑張っても即日収入に直結するわけではなく、副業をする時間も取れない、もしくは副業自体が禁止されている場合もあります。
方法の2つ目は「支出を減らすこと」です。収入の増加に関してはすぐに望めないケースも多いものの、節約などを心がければ少しずつ支出を減らすことができます。
貯金をしたいなら固定費を削減
携帯を格安スマホに変える
大手携帯会社で携帯電話やスマートフォンを契約すると、様々なプランが付加されて月額料金が高くなる傾向にあり、10,000円を超えてしまうという人もいます。そのような場合には「格安スマホや格安SIMを活用して不要なプランをカットする」という方法で、月額使用料を3,000円〜4,000円程度に抑えられることがあります。
住宅ローンを見直す
住宅ローンに設定されている金利は、支払い回数やローン会社によって異なります。ローンを組み始めた当初よりも収入が上がっている場合には、月額返済額も高く設定することができます。
その結果、支払い回数が減り、金利を低く抑えられることがあります。支払い回数の再設定とローン会社の再選定次第では、1,000,000円単位で支払い総額を節約できるケースも想定されます。
マイカーを手放す
マイカーを所有し続けるためには維持費が掛かります。マイカーローンを使用して車を購入する際、購入費として年額数十万円を支払い、保険料や自動車税・車検代なども加算すると、年間で500,000円近くの出費になることもあります。普段車を使用する機会が少ない人については、マイカーを手放してレンタカーを活用した方が出費を抑えられるケースも考えられます。
保険を見直す
損害保険や生命保険は、更新されるたびに保険料が変化します。「加入当初には必要と思っていた保障が、後から見直すと不要だった」という場合もあるため、定期的に見直して必要のない保障や特約はカットしましょう。
特に生命保険では、一生涯保障のタイプのものだと保険料が高くなる傾向にあります。自分の保険だけでなく家族の分も見直せば、より不要な保険料支払いを削減することができます。
貯金をしたい人がやめるべき習慣
衝動的にモノを買う
洋服や靴などを衝動買いしてしまう癖がある人は注意が必要です。ファッション用品やアクセサリーに関しては元の価格が高い場合も多く、一度の出費が高額になってしまうこともあります。一時的に欲しい気持ちが強くても、その後の必要性などを考えて思い止まる習慣を付けましょう。
コンビニを利用する
コンビニエンスストアは日本各地に多数展開しており、深夜も営業している店舗がほとんどです。便利に利用できる場合もありますが、コンビニに並べられている商品はスーパーなどで売られているものよりも単価が高く設定されているものが多いことを知っておきましょう。塵も積もれば山となるため、日常的なコンビニの利用は控えた方が節約につながります。
学校や会社帰りにカフェに寄る
学校や会社の帰りに一息つこうとカフェなどに立ち寄る機会が多い人は、回数を控えるように心がけましょう。ドリンクを1杯注文するだけでも数百円程度がかかり、軽食も合わせて注文すると1,000円以上の出費になるケースもあります。不要な出費は可能な限り減らしましょう。
まとめ
貯金を行う上で大切なことは、支出を減らすという点にあります。スマホ代や保険料などの固定費を改めてチェックすることが出費の削減につながります。また、普段から衝動買いをしたり、無駄な出費をしたりしがちな人は、習慣を改めることから始めましょう。