ペットの保障としてペット保険がありますが、猫もペット保険に入るべきなのでしょうか。この記事ではペット保険の必要性や高齢猫がペット保険に入る際に気を付けたいポイントについて解説します。
目次
ペット保険の補償内容や保険料は?
ペット保険とは
ペットには人間のような公的保険がありません。そのため、万が一動物病院に連れて行った際には全額自己負担となります。ペット保険は、ペットの病気やケガなどに備えるための保険です。
ペット保険の支払の対象となるのは主に「通院」・「入院」・「手術」の3つで、その他、「ペットセレモニー」・「賠償責任」等が対象となる場合もあります。ペットの高齢化に対応して、終身保障のペット保険もあります。
保険料はほとんどが掛け捨て
保険会社によって異なることもありますが、ペット保険の保険料はほとんどが掛け捨てです。健康で保険を使わなかった場合はもちろん、解約しても解約返戻金は発生しません。ちなみに、保険料は猫の年齢や保険会社によって異なりますが、一ヶ月あたり3,000円程度で提供している会社が多いです。
通院のみ補償するペット保険も
「通院のみ」に補償を限定すれば、保険料を抑えることもできます。入院や手術の際に保険金を受け取ることはできませんが、できるだけ掛け金の負担を少なくしたい場合には通院のみの補償を検討しても良いかもしれません。
猫の保険を比較する時のポイントは?
高齢猫の保険料が公開されているか
人間と同様に、猫も高齢になると病気のリスクが高まり、保険料も高くなる傾向があります。高齢猫の保険料が非公開になっている保険は、高齢になった時に保険料の負担が大きくなる可能性があります。ペット保険に加入する際には、選ぶポイントのひとつとして高齢猫の保険料に注目してみましょう。
腎不全や慢性疾患への補償があるか
猫の主な死因として、ガンと腎不全が挙げられますが、ガンは約38%、腎不全は約22%となっており全体の60%を占めています。ちなみに、死因の3位は猫伝染性腹膜炎で全体の10%です。
慢性腎不全を発症すると定期的な通院が必要になることもあります。猫のペット保険を選ぶ際には、腎不全や慢性疾患への補償があるかを確認すると良いでしょう。
多頭飼い割引があるかどうか
ペット保険の中には、多頭飼いであれば1匹あたりの保険料を割り引いてくれるものがあります。家計において、一匹あたりの保険料は負担にならなくても、2匹、3匹と増えると徐々に負担になる可能性があります。多頭飼いをしているのであれば、ペット保険に多頭飼い割引があるかを比較のポイントにすると良いかもしれません。
保険が必要か・入るべきか迷ったら?
ペット保険への加入を迷った場合は、病気にならないようにリスクを減らす方法を選択すると良いかもしれません。ペット保険に加入しないで猫の病気に備える方法を紹介します。
獣医師や電話サービスへ相談
健康面で不安を感じたら、獣医師など専門家に相談できるサービスを利用してみましょう。利用料がかかるものもありますが、病気の相談だけでなくしつけなどの悩み相談もできます。ちなみに、ペット保険会社の中には、電話相談サービスを提供しているところもあります。
定期健診で健康状態をチェック
猫が病気になる前に、定期健診で健康状態をチェックするとのも良いでしょう。猫は、年齢によって成長速度は変動しますが人間の4倍から7倍速く成長するといいます。
定期健診を1年に1度は受けさせて健康を管理しましょう。ちなみに、レントゲンを使わない一般的な定期健診の費用は8,000円前後です。
過度に甘やかさないことも大切
人間の食べ物を与えると中毒症を引き起こす可能性があります。過度に甘やかさないことも猫の健康管理に大切です。また、キャットフードでも与えすぎると肥満体形になり糖尿病につながることもあるため、適度な食事の量を心掛けると良いでしょう。
まとめ
ペット保険は人間の保険と詳しい内容が異なることがあります。ペット保険に加入する際には、複数の会社を選択し、よく内容を理解した上で契約することをおすすめします。