アクサ生命は、通販型保険商品を主に取り扱う保険会社です。資料請求はWEBから行うことができ、電話で相談、通信販売で申し込むことができます。今回はアクサ生命の主な商品内容、手続き方法についてご紹介します。
目次
アクサ生命保険株式会社って?
AXAグループの日本法人
AXAは世界各国で生損保・資産運用事業を展開するフランスの保険・金融グループです。日本には保険事業、資産運用事業、アシスタンス事業(医療・セキュリティアシスタントサービスを提供)を行う日本法人があります。
「アクサ生命保険株式会社」は、インターネットや通信販売で生命保険や損害保険を販売する会社です。傘下には「アクサ損害保険」と「アクサダイレクト生命」があります。
また、現在の「アクサ生命保険株式会社」は、吸収・合併や社名変更を繰り返してできた会社です。大まかに言うと、AXAの日本法人と法人・団体を専門とした「日本団体生命株式会社」が統合した後、ウインタートウル・スイス生命が吸収・合併されてできた日本の法人です。
本社は東京・札幌の2箇所
アクサ生命の本社は東京と札幌にあります。東日本大震災の際、一時的に本社機能を東京・日本以外に移した外資系企業がありましたが、アクサ生命もそのひとつです。
震災直後には、福岡にバックオフィスを開設し、東京、福岡、東北に分散して保険会社としての業務を行いました。2014年11月、首都圏での大地震などの災害時でも事業を継続できるよう、東京本社の機能の一部を分散して札幌本社を設立しました。
アクサ生命にはどんな保険がある?
医療保険はニーズに合わせた全3種類
「スマート・ケア」の特長は、外来での手術と術後の通院も保障する点です。入院(日帰り含む)、入院中および外来の手術、術後・入院前後の通院に対して給付金を受け取ることができます。
「スマート・ケアレディース」は、女性特有(乳房・子宮・卵巣など)の病気やがんによる入院・手術、乳房再建手術に対して保障が上乗せされます。「OKメディカル」は、持病があってもアクサ生命が指定する告知項目に該当しなければ、申込むことができます。
特約のほか、医療保険、がん保険とともに契約できる「予防・早期治療サポート」と「患者申請療養サポート」があります。「予防・早期治療サポート」は、ガンや糖尿病、骨粗しょう症による通院・入院を保障します。
治療・収入から保障を選べるがん保険
アクサのがん保険には、治療を保障するものと収入減に備えるものがあります。「治療保障」は、手術・放射線治療・化学療法のほかに、緩和療養に対して給付金を受け取ることができる10年更新型の保険です。
一方「収入保障」は、所定のがんと診断された時に、給付金を受け取る保険です。保険料は、払込期間中、契約時の保険料から変わりません。給付金の受け取り方法、年金支払期間によりタイプが異なります。
契約型 | 支払内容 | 年金種類 | 保証期間 |
---|---|---|---|
Ⅰ型 | ガン収入保障年金 または死亡給付金 | 確定年金 | 5年 |
Ⅱ型 | 保証期間付有期年金 | 保険期間満了迄 | |
Ⅲ型 | ガン収入保障年金 または遺族収入保障年金 | 確定年金 | 5年 |
Ⅳ型 | 確定年金 | 保険期間満了迄 |
引用:「ガン収入保障保険(無解約払いもどし金型)」契約のしおり(2018年3月)
払込後に貯蓄性が高まる終身保険
「アクサの一生保障の終身保険」は、死亡・高度障がい保障が一生続く終身保険です。特長は、保険料払込期間中は、解約返戻金が抑えられ、保険期間満了後に解約返戻金の返戻率が上がる点です。その分保険料が抑えられています。
定期保険特約などで保障を上乗せできるほか、年金払移行特約を中途付加することにより、保険料払込期間満了後解約返戻金を元手に終身保障を年金受取りに変更できます。
積立額が変動する「ユニットリンク」
「ユニット・リンク」保険は、積立金・解約返戻金・満期保険金が増減する変額保険です。運用実績が積立金に反映され毎日変動するため、死亡保障を確保しながら、資産形成を目指すことができる商品です。
死亡・高度障がい保険金は、契約時の基本保険金額もしくは死亡・高度障がいになった日までの積立金額、いずれか大きい金額を受け取ることになります。つまり、死亡・高度障がい保険金額は、契約時の基本保険金額が保証されます。
一方、満期保険金は、毎日変動する積立金額と同額となるため、運用実績が良い場合は増えますが、良くない場合は、基本保険金額を下回ります。解約返戻金については運用実績に応じて変動するほか、契約後10年未満で解約する場合は解約控除額が差し引かれるため、解約返戻金がない場合があります。
「ユニット・リンク」保険は、運用実績に応じて保険金額・解約返戻金額が増減する投資リスクが伴うことに注意しましょう。
年収の減少に備える「ピュアライフ」
「ピュアライフ」は、解約返戻金のない死亡定期保険に定期特約を付けることにより、働けなくなった場合に備える保険です。さらに、特約部分の保障は年齢とともに徐々に小さくなるため、ライフサイクルに合わせて保障を準備することができます。
給付金は、死亡・高度障がい保険金のほか、以下の場合に受け取れます。
・所定の要介護状態になった場合
・急性心筋梗塞により働くことが制限された場合
・脳梗塞により後遺症が続いた場合
・不慮の事故により障がい状態となった場合
給付金の受け取り規定は細かく決められていますので、契約のしおりまたは約款等で確認しましょう。
アクサ生命のHPからできる手続きは?
加入を検討したい保険の資料請求
アクサ生命では、保険契約までに2通りの流れがあります。一つ目は、資料を請求した後、通信販売で申し込む方法です。二つ目は、専門のスタッフと面談してライフプランニングを考慮した提案を受けて契約する方法です。
資料請求は、フリーダイヤルに電話するほか、アクサ生命のホームページからも請求することができます。契約したい内容が決まっていて、商品に関する疑問や相談がない場合は、資料請求のみで申し込むことができる通信販売を利用するとよいかもしれません。
専門スタッフへの相談は、いつでもホームページ、電話で申し込むことができます。また、資料請求後、専門スタッフの意見を聞きたくなったという場合でも相談は可能です。
住所・契約者・受取人などの変更連絡
アクサには、契約者専用サイト「Myアクサ」があり、住所・電話番号の変更手続きはWEBで完結します。契約者・受取人変更などその他の手続きについては、「Myアクサ」より申請すると必要書類が送付されますので、必要事項を記入の上返送することで手続き完了となります。
「Myアクサ」を利用するには利用登録が必要です。証券番号または、契約時にインターネットサービスの利用を希望した場合に送付されるMyアクサ登録用のID‧パスワードにて登録することができます。
「Myアクサ」を利用しなくても、ホームページ上の問合せフォーム、もしくは電話でも手続きを申請することができます。
年末調整に必要な控除証明書の再発行
サラリーマンなど給与所得者は、年末調整にて生命保険料控除を申告することができます。生命保険料控除とは、その年の1月から12月に払い込んだ保険料の額に応じ、一定額を給与所得から差し引くことにより、所得税や住民税を軽減することができる制度です。具体的には、「生命保険料控除申告書」を記入し「生命保険料控除証明書」とともに勤務先経由で税務署へ提出します。
「生命保険料控除証明書」は、通常10月以降順次、保険会社より登録の住所へ発送されます。万が一紛失した場合は、再発行の手続きを行ってください。
アクサ生命では、電話のほか「Myアクサ」でも可能です。登録住所が現住所と異なる場合は、住所変更の手続きも行いましょう。
保険金請求に使う書類のダウンロード
アクサ生命では、一部の給付金請求に使用する書類をホームページからダウンロードすることができます。ダウンロードできる書類は、「入院・手術給付金請求書」、「入院・手術・通院等証明書(診断書)」、「事故状況報告書 兼 事故証明書」の3種類です。
ただしこれらの書類は、被保険者と受取人が同じで、がん以外の病気、けがによる入院・手術の給付金の請求時にのみ使用できます。また、請求書は受取人本人が記入することが条件となっています。詳しくはホームページで確認してください。
なお、死亡保険金やガン保険の給付金の請求は、郵送での書類取り寄せが必要となります。
まとめ
アクサ生命は、窓口に足を運んだり、販売員に相談したりしなくても、保険商品を検討・契約することができます。忙しくてなかなか時間が取れない人、保障ニーズ・商品が決まっている人は、選択肢の一つにいれてみてはいかがでしょうか。