日本生命の評判・口コミ|2025年の情報持ち出し問題と加入者アンケートの満足度

この記事について

編集責任者 河口 武志(株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長)が監修しています。制度・数値は厚生労働省・金融庁・各保険会社の公表資料など一次情報にあたって確認しています。詳しくは編集方針をご覧ください。

「ニッセイ」の名で親しまれている日本生命は、顧客からどのような評価を受けているのでしょうか。生命保険を選ぶ際には、商品や保険料だけでなく、会社の信頼性や営業職員の評判も気になるポイントです。

この記事では、2025年に公表された出向者による情報持ち出しの問題について公式発表をもとに整理したうえで、会社の特徴、現在の主な商品、当サイトが実施したアンケート調査による満足度と口コミを紹介します。

目次

【2025年】日本生命で公表された出向者の情報持ち出し問題

2025年7月16日、日本生命は、銀行へ出向していた社員が出向先の内部情報を上司などの許可を得ずに持ち出し、日本生命の担当者と共有していた事案を公表しました。7月18日には金融庁から保険業法に基づく報告徴求命令を受け、調査結果を9月12日に金融庁へ報告しています(11月18日に内容を更新)。公表された調査結果は次のとおりです。

項目 内容
対象の代理店 銀行など7代理店
件数 600件
情報の内容 銀行などの保険販売に関する業績や執行方針、行員の業績評価基準、他の生命保険会社の商品情報など
発生時期 2019年5月〜2025年3月

日本生命は、情報の取得について当社関係者による明示的な指示は認められなかったとしています。また、公表時点では顧客情報の取得や、グループ会社以外の第三者への共有は確認されていないとしています。

子会社のニッセイ・ウェルス生命でも、2つの金融機関代理店への出向者による943件(2019年4月〜2025年4月)の不適切な情報取得が2025年11月18日に公表されました。こちらでは顧客情報の取得が1件確認されましたが、不正な目的で取得したものではなく、すぐに廃棄していたとされています。

処分と再発防止策

2025年11月25日には、社長・会長・特別顧問が報酬月額の30%を1ヵ月分自主返納し、担当役員2名を報酬減額とすることが公表されました。

再発防止策として、銀行などの営業フロント職務や営業企画・支援職務への出向は2026年4月を目途に行わないこととし、情報の取り扱いルールの整備と研修、再発防止策を審議する委員会の新設などを進めるとしています。なお、出向者による情報持ち出しは、第一生命グループなど他の生命保険会社でも公表されています。

今回の事案は、販売代理店である銀行などの内部情報を不適切に取得していた問題です。ご自身の契約内容について確認したい場合は、ニッセイコールセンター(0120-201-021、月〜金曜日9:00〜18:00、土曜日9:00〜17:00、祝日・12月31日〜1月3日を除く)に問い合わせることができます。

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日本生命とはどんな会社?


当サイトが2018年2月に実施したアンケート調査では、日本生命は終身保険加入者数ランキングと定期保険加入者数ランキング、収入保障保険加入者数ランキングで1位となり、生命保険全体の加入者ランキングでも2位にランクインしています。また、個人年金保険加入者ランキングも1位で、医療保険加入者ランキングでは20代で1位、全体で3位となっています。

日本生命は、幅広い種類の保険で多くの加入者を抱える人気の生命保険会社です。日本生命の営業職員は47,842名(2024年度末)で、「ニッセイトータルパートナー」などの営業職員が保険の提案やアフターフォローを行っています。

日本生命の特徴

1889年創業の歴史ある生命保険会社

日本生命の創業は古く、1889年(明治22年)7月4日に「有限責任日本生命保険会社」としてスタートしました。創業にあたっては日本独自の死亡統計に基づく保険料表を完成させ、日本の生命保険会社として初めて「契約者への利益配当」の精神を具体化したとしています。

堅実な経営姿勢と高い格付け評価

日本生命は、『一尺の益を得るよりもむしろ一寸の損を招かず』と創立趣意書に書かれているように、堅実経営を理念としています。「基金」を追加募集するなど、自己資金の強化を図り、安定した経営基盤を築いてきました。保険金を支払う能力などを示す格付けでは、2026年7月1日現在、R&IとJCRで「AA+」、S&Pで「A+」、ムーディーズで「Aa3」を取得しています。

また、保険会社の健全性を示す指標は2026年3月末から新しい基準(ESR)に切り替わりました。日本生命の2026年3月末の比率は単体で204%、連結で195%(速報値)と公表されており、行政が早期是正措置をとる目安の100%を上回っています。

お客様の声に対応する体制づくり

日本生命では、ニッセイトータルパートナーやコールセンターなどを通じて集められた、顧客からの意見や要望に対して、「私たちの誓い」とする5項目の対応方針を打ち出しています。寄せられた声をもとにした改善の取り組みは、「お客様の声白書」として公表しています。

日本生命の商品

組み合わせ型保険「みらいのカタチ」

「みらいのカタチ」は、日本生命が取り扱うメインの保険商品です。死亡に備える終身保険や定期保険などの生命保険をはじめ、3大疾病や介護・認知症、医療、老後の資金などに備える12種類の保険から、自由に組み合わせることが可能です。加入時だけでなく加入後も保障を組み合わせ直せるため、ライフステージに合わせて見直しやすい仕組みです(組み合わせには所定の制限があります)。

学資保険「こどもの保険 げ・ん・き」「学資保険」

「ニッセイ こどもの保険 げ・ん・き」は、小学校・中学校・高校・大学の入学にあたる年齢ごとにお祝金(基準保険金額の10%)、満期時に基準保険金額の100%を受け取れます。契約者が亡くなった場合は以後の保険料が不要になり、満期まで毎年、育英年金(基準保険金額の40%)が支払われます。

「ニッセイ 学資保険」は、大学入学にあたる年齢(17歳または18歳から選択)から学資年金を毎年1回、合計5回受け取るプランです。こども祝金の有無を選ぶことができ、出産予定日の140日前から加入できます。契約者が亡くなった場合は以後の保険料が不要になりますが、育英年金はありません。

終身保険「一時払い終身保険」

1回の保険料の払い込みで、一生涯の死亡保障に備える保険です。公式サイトでは、一生涯の保障に加えて資産形成と相続対策がまとめてできる保険として案内されています。

【性別・年代別】日本生命の満足度(2018年調査)


ここからは、当サイトが2018年2月に実施したアンケート調査(調査概要は記事末尾)の結果です。現在の商品やサービスとは異なる場合があります。

日本生命の評判を満足度調査から見ていくと、保険会社全体の平均は5段階評価で3.87なのに対して、3.92と高い評価を得ています。男女別では、男性は3.95 、女性は3.89とどちらも高水準ですが、特に男性からの評判がやや上となりました。最後に年代別で見た結果は、20代が4.21 と最も高く、若い層に特に人気があることがわかります。ほかの年代を見てみても、30代は3.84、40代は3.82、50代は3.73と平均をやや下回るものの、いずれも3.8前後あることから、あらゆる年代を通じて安定した評価となっています。

性別や年代を問わない満足度の高さが、日本生命の加入者数の多さにつながっているといえるでしょう。

【口コミ】日本生命の良い評判

「掛け金が安くて保障がしっかりしているから」(20代・男性)
「未来のかたちで加入していて、保険料が変わらないし途中変更できるから」(40代・女性)
「定期的にあいさつに来てくれる担当者で安心でき、請求の際のレスポンスが早く助かるので。」(40代・男性)
「伝統がある会社で補償がしっかりしていて安心できる」(30代・男性)

アンケート調査による口コミをもとにした日本生命の良い評判では、「掛金が安く、保障内容と保険料のバランスがよい」といった意見が多く寄せられました。主力となる「みらいのカタチ」は組み合わせ型保険のため、ニッセイトータルパートナーなどから、年齢や家族構成、性別、予算に応じて、ひとり一人に合った保険の提案を受けることができます。また、定期的に保障内容の見直しを図ることで、結婚や子どもの誕生、独立といったライフステージに合ったものにしていくことが可能です。

また、日本生命が1889年創業の歴史ある保険会社であるという安心感も、高評価につながっています。さらに、ニッセイトータルパートナーが定期的に契約者をまわっていることで、長年の信頼関係が構築されているのは、国内生保ならではといえるでしょう。

【口コミ】日本生命の悪い評判


「年々保険料が上がり、変わった点が何が変わったかよくわからない」(40代・女性)
「年々振込額が増えるから不満 みらいのかたち」(20代・女性)
「解約してもほとんどお金が戻ってこない。掛け金が高い。」(40代・女性)

アンケート調査の口コミでは、日本生命の悪い評判は多くはありませんが、複数の意見が寄せられたのは年々保険料が上がっていくことに対する不満です。これは日本生命に限らず、終身保険では生命保険や医療保険などの保険料は加入時と変わりませんが、定期保険は更新の都度、上がっていきます。保険商品への理解不足から来る不満といえます。終身保険は定期保険に比べて割高ですが、20代の若いうちから保険に加入するときには終身保険も検討材料です。「みらいのカタチ」で保険料の値上がりが気になっている場合も、保障内容を見直してみましょう。

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反対に終身保険を契約している場合、返戻金の少なさに対して不満を持っているケースもありますが、保険料払込期間中の返戻金が少ない低解約返戻金型終身保険の可能性があります。一般的な終身保険よりも保険料が割安に抑えられていますので、途中解約を前提にせず、長く保険に加入する人に向いた保険のタイプです。商品による特性の違いを理解しましょう。

まとめ

日本生命は長年の歴史があり、保険契約者との信頼関係が築きあげられていることが、評判のよさにつながっているようです。悪い評判は商品への理解不足が原因となるケースが多いです。保険に加入する際にはわからないことは質問し、商品への理解を深めておくことで、後々に不満を抱えることが少なくなります。

一方で、2025年には銀行などへの出向者による情報持ち出しが公表され、日本生命は出向の見直しなどの再発防止策を進めています。会社の対応も含めて判断したい場合は、他社の保険と比べたうえで検討すると安心です。

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【保険に関するアンケート調査概要】
調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日
対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付)
調査方法:インターネット調査
実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ
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著者

株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長。

広島大学卒業後に慶應義塾大学の大学院に進学。大学院では『ダイレクト・レスポンス・マーケティングにおけるユーザ行動分析に関する研究』を修士論文としてマーケティングの研究に取り組む。

LiPro(婚活)メディアを始め、めしレポ、Spicomi、Career Theoryなど多数サービスの責任者を務める。
特定非営利活動法人 広島経済活性化推進倶楽部の理事に従事。

著書「婚活メンパ革命〜自分を削る婚活は卒業!消耗しない人が勝つ「婚活フィルタリング戦略」〜」を発売。

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