子供の教育資金を準備する手段として、学資保険加入する人は多いのではないでしょうか。学資保険は、何を求めるかによって、加入する学資保険の種類も異なります。人気の学資保険や種類などをランキング形式で見ていきましょう。
目次
学資保険の種類とは
学資保険に加入する目的に子供の教育資金の準備を挙げる人は多いです。しかし、学資保険は保険の特性を活かし付加価値をつけることもできます。
学資保険には「貯蓄型」と「保障型」の2つのタイプがあります。「貯蓄型」は、積立重視で満期金の返戻率が高いタイプと子供の成長に合わせて祝い金を受け取ることができるタイプに分けることができます。また、「貯蓄型」と「保障型」どちらも兼ね備えた商品も販売されています。
「保障型」では、親である契約者の死亡保障を付加した育英年金がついているタイプと被保険者である子供の医療保障を付加したタイプがあります。
【全体】学資保険加入者数ランキング
学資保険の加入者数のランキング結果は、1位「かんぽ生命」、2位「ソニー生命」、3位「アフラック生命保険株式会社(旧アメリカンファミリー※)」、4位「日本生命」、5位「JA共済」となりました。
※2018年4月より「アフラック生命保険株式会社」へ社名変更
5位「JA共済」の学資保険の特徴
アンパンマンがイメージキャラクターを務めるJA共済の学資保険は、子供の教育資金を計画的に準備しながら、契約者の万が一の場合にも備えることができる仕組みになっています。貯蓄と保障の2つを持ち合わせながら、給付率は約104.7%と高いことが人気の理由です。また、学資金を受け取る時期を子供の成長に合わせて選ぶことができるので、進学や入学に合わせたプランにすることもできます。
4位「日本生命」の学資保険の特徴
日本生命の学資保険は、受取金額や払込期間をライフスタイルによって自由に設計することができ、さらに、契約内容によっては返戻率が約108.9%と高くなることが人気となっています。大学進学に合わせた教育費の備えとして活用することができ、祝い金のありなしを選択することもできます。
3位「アフラック生命保険株式会社」の学資保険の特徴
2018年4月2日からアメリカンファミリーの生命保険事業をアフラック株式会社にまとめたため、「アフラックの夢見るこどもの学資保険」として販売されています。進学時期に合わせて教育資金を準備することができるのはもちろん、保険料の払込期間を選ぶことができます。
また、保険料払い込み免除の商品なので、もしも契約者が死亡した場合も子供の教育資金に備えることができます。出産予定日の140日前から申し込みをすることが可能で、医師の診断が不要なところも人気となっています。
2位「ソニー生命」の学資保険の特徴
しまじろうがイメージキャラクターを務めるソニー生命の学資保険「スクエア」は、円だけでなく米ドルでも準備することができます。また、払込期間を10年間に設定することもできるので、幼児期に教育資金で1番負担がかかる大学入学時の費用を備えられることも人気を集めています。
1位「かんぽ生命」の学資保険の特徴
学資保険で最も加入者数が多いのがかんぽ生命の「はじめのかんぽ」です。満期保険金と学資祝い金を受け取ることができ、18歳満期だけでなく17歳満期もあるため、大学入学のための費用がかさむ時期に備えることができます。また、学資金の受け取り時期も3つのタイプから選べ、保険料払い込み免除もついているので、人気の保険となっています。
【年代別】学資保険加入者数ランキング
20代の学資保険加入者ランキング
20代の学資保険加入者ランキングでは、「かんぽ生命」が1位でした。次いで2位に「日本生命」、3位に「JA共済」、4位に「第一生命」、5位に「明治安田生命」と続いています。手頃な価格と高い返戻率の学資保険を取り扱っている保険会社が人気のようです。
30代の学資保険加入者ランキング
20代とは違い、外資系の生命保険会社がランクインしています。1位は「かんぽ生命」と変わりませんが、2位に「ソニー生命」、3位に「アフラック生命保険株式会社」がランクインしています。また、高い返戻率の「JA共済」と「日本生命」が、それぞれ4位と5位に続きます。
40代の学資保険加入者ランキング
40代になると、1位の「かんぽ生命」、2位「ソニー生命」、3位「アフラック生命保険株式会社ンファミリー」となっており、30代と顔ぶれは同じものの、4位の「日本生命」と5位の「JA共済」の順位が30代とは逆転しています。学資保険に限らず、生命保険に加入している全体の人数の差が、順位の入れ替わりに影響を与えているようです。
50代の学資保険加入者ランキング
50代では、半数近くが1位の「かんぽ生命」に加入しています。2位の「ソニー生命」の約3倍ほどの加入者数となっており、50代にはかんぽ生命が人気だといえるでしょう。3位には「日本生命」、4位に「JA共済」、5位は「第一生命」との結果となりました。
【性別】学資保険加入者数ランキング
男性の学資保険加入者ランキング
全体の約3割が1位の「かんぽ生命」に加入しています。2位の「ソニー生命」は返戻率が高いことが人気のようです。3位には「日本生命」が、4位には「アフラック生命保険株式会社」、5位には「JA共済」と続き、そのあとには、国内大手生命保険会社が続いています。
女性の学資保険加入者ランキング
男性と同じように、1位の「かんぽ生命」、2位の「ソニー生命」が人気です。3位の「アフラック生命保険株式会社」、4位の「JA共済」、5位の「日本生命」は、それぞれ男性の時とは順位の入れ替わりはあるものの、男女ともに支持されている保険会社は同じということがわかります。
自分に合った学資保険の選び方とは
学資保険は、子供の教育資金を準備するための商品ですが、無理な保険料や払込期間を選択してしまうと、結局続けられずに解約してしまうことにもなりかねません。まずは、自分の家族のライフスタイルや経済状況などを把握し、継続可能な保険料を設定するようにしましょう。
また、積立重視なのか、万が一の死亡保障はいるのか、子供の医療保障はどうするのか、など、学資保険に求める役割を決めることも重要です。さらに、保険金の受け取り時期をいつにするのかもよく考える必要があります。大学の入学に合わせて受け取るのか、進級や入学に合わせて祝い金を受け取りたいのかもよく考えましょう。
まとめ
自分に合った学資保険は、人によってさまざまです。学資保険に求める目的や受け取り時期、月々の保険料など、いろいろな視点から判断することが重要です。学資保険のランキングを参考にしながら自分に合った学資保険を選びましょう。
【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |