病気やけがなどにより、急な入院や手術が必要になったときに役立つのが医療保険です。しかし、どの会社の医療保険に加入すれば良いのでしょうか?今回は医療保険の必要な人・不要な人の違いや、独自のアンケートで得た口コミを紹介しながら、医療保険を扱う保険会社の評判を見ていきましょう。
目次
医療保険が必要になる人とは?
高額な医療費で生活に支障が出る人
普段からもしもの場合に備えて貯蓄をしている人であれば、急な入院や手術などで医療費が高額になったとしてもすぐには困らないかもしれません。しかし十分な貯蓄がなく、医療費を支払うといつも通りの生活をすることが難しくなってしまう人は、医療保険へ加入した方が良いと考えられます。
医療内容を充実させたい人
医療には、費用を上乗せすると選べる選択肢が増えることがあります。たとえば、「入院することになったら個室を利用したい」「必要であれば保険適用外の薬や治療方法を試してみたい」「先進医療を受けたい」といった希望がある場合、保障内容と合致すれば医療保険が有効な手段となるケースがあります。
重度の病気・ケガが不安な人
病気やケガの症状は、数日で完治するもの・日帰り手術で完治するものから、長期間に渡って通院・入院が必要になるものまでさまざまです。重度の病気やケガが不安な場合は、医療保険に入っておくのがよいでしょう。
【口コミ】医療保険の良い評判
では、加入者数が多い医療保険の中から口コミをいくつか紹介します。
加入者ランキング3位「日本生命」
「保障内容と掛け金とのバランスが良いので満足しています。」(20代・男性)
「担当の方がとても良くしてくださるのでいざという時心強い」(50代・女性)
日本生命は明治22年から続く日本で3番目に発足した生命保険会社です。創立趣意書に「一尺の益を得るよりもむしろ一寸の損を招かず」とあるように、堅実さを理念とした経営方針が良い評判につながっているのかもしれません。ニッセイトータルパートナー(保険のプロとして加入者のサポートをするスタッフ)に相談することで、ひとり一人の希望に合った保障内容の提案を受けられる点も特徴です。
加入者ランキング2位「アフラック生命保険株式会社(旧アメリカンファミリー)」
「入院して一日目から保障金額が支給されるところが満足している」(40代・女性)
「コストパフォーマンスに優れた商品内容だから。 相談窓口が身近にあり安心できるから。」(40代・男性)
医療技術の進歩や病床数の問題など、さまざまな理由から入院日数は短期化する傾向にあります。アフラック生命では、そうした医療現場の変化に対応した保障が受けられる点が良いとの評判です。また「女性特有の疾病に対する保障が手厚い」「三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)に対して保障が充実している」など、特定のニーズを想定したプランが用意されているのも特徴です。
※2018年4月より「アフラック生命保険株式会社」へ社名変更
加入者ランキング1位「県民共済」
「保険料も低く、保障も手厚い上に毎年、余剰分の返金もあるから」(30代・女性)
「総合保障2型 月2000円で、コストパフォーマンスが良いと思うから。」(30代・男性)
県民共済は「全国生活協同組合連合会」によって受託された組織から提供される保障制度です。掛け金が安く、民間の医療保険・生命保険にも相当する範囲の保障が主な評判理由となっています。都道府県によって運営している組織が違うため、地域によって保障内容に独自のサービスが追加されていることがあるのが特徴です。
【口コミ】医療保険の悪い評判
加入者ランキング3位「日本生命」
「保証が手厚く、契約時に丁寧に説明してもらって納得できたのはいいが、保険料が高い」(20代・女性)
「料金の割には他のより保証内容が劣るから、やめようか迷っている」(20代・女性)
アンケート調査では悪い評判は多くありませんが、主な理由として「保険料が高い」という意見が寄せられています。終身保険の保険料は更新ごとに上がらない代わりに割高となる傾向があり、定期保険は一定期間の保障がされる代わりに保険料が上がっていきます。このことから、商品の仕組みをよく理解しないまま加入してしまった人から不満が起きている可能性も考えられます。
加入者ランキング2位「アフラック生命保険株式会社」
「掛け金が安いので負担が少ないが保障の内容はあまり厚くない」(50代・女性)
「医療保険に加入している。新たな商品の登場でこれまで加入していた保険が割に合わなくなっている。」(40代・男性)
「十分な掛け金を支払わないと満足のいく保障が得られない」というのが主な不満の理由のようです。そのほかに新しいプランが登場すると、既存のプランが割に合わなくなるため、終身保険に加入している人が不利になってしまう点も悪いと評価されています。
加入者ランキング1位「県民共済」
「福岡県の県民共済に加入している 掛け金は安く、毎年割戻金がある 60歳を過ぎると保障内容が小さくなっていくのが不満」(50代・女性)
「保険料が安いので、助かっている 支払われる金額は安い」(30代・女性)
県民共済は保険料が安い代わりに保障額が少ないのが不満点として挙げられています。そのほかにも60歳から保障額が減額されるため、もしもの備えとして不十分だと感じる人がいるようです。また2018年現在、すべての都道府県に県民共済があるわけではないので、地域によって加入できない場合があることも留意しておく必要があります。
医療保険が不要な人とは?
医療費を払うのに十分な貯蓄がある人
日本には「国民皆保険制度」が導入されており、常になんらかの健康保険へ加入することになっています。そのため、医療費の自己負担額は年齢に応じて1割から3割に抑えられています。しかし入院中の食事代、差額ベッド代(個室の病室などを利用するための代金)や先進医療を用いた治療費などは保険適用外となるため、原則として全額自己負担となります。このような、「保険適用外の医療費」を含めた金額を貯蓄から問題なく支払える人には、医療保険が不要といえるでしょう。
保険内容が割に合わないと感じる人
医療保険は病気にかかったときや、けがをした場合に役立つ保険です。そのため、基本的に健康でいる間は保障を受けられません。経済観念から見ると、健康でいる時間が長いほど損をしていると考えることもできます。医療保険への考え方や価値観によって、「掛け金に対して十分な保障が受けられない」と感じる人には医療保険は不要といえるかもしれません。
まとめ
口コミによる評判からもうかがえるように、医療保険には保険会社ごとにさまざまな種類があり、それぞれに長所と短所が存在します。医療保険に対する考え方や価値観によって必要・不要を考え、必要である場合にはどの保険が自分のライフスタイルに最も適しているのかを考えて選択することが重要といえます。選択に迷った際には、ファイナンシャルプランナーや保険代理店がガイドとなる場合がありますので、相談に足を運んでみてはどうでしょうか?
保険が無料で相談できる!?FPによる徹底解説&無料相談サービス実施中!【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |