地域密着型のJA共済ですが、評判はどうなのでしょうか?比較的掛金が安いため、気になっている人もいるかもいれません。この記事では、JA共済加入者の口コミや満足度などをまとめています。検討の際の参考にしてみてください。
目次
JA共済とはどんな会社?
JA共済は、農業協同組合(以下、JA)が取り扱っています。加入者の掛金によって運営される点は保険と似ていますが、決算で剰余金が出た際には割戻金として加入者へ還元される点が特徴です。また、JAは47都道府県にあるため、引っ越しをしても新居の最寄のJAへ契約を引き継ぐことが可能です。
JA共済の特徴と商品
特徴
JA共済の主な商品は、「ひと」の保障である「生命総合共済 なないろデザイン」、「いえ」の保障である「建物更生共済 むてきプラス」、「くるま」の保障である「自動車共済 くるまスター」です。「生命総合共済 なないろデザイン」には、万一・医療・がん・就労不能・介護・老後・学資の7つの保障分野があり、必要に応じて組み合わせることができます。
■JA共済連が運営
JA共済は、全国共済農業協同組合連合会(以下、JA共済連)が契約の引受審査や共済資金の管理を行っています。全国本部は東京都にあり、都道府県本部は47都道府県に所在しています。
■窓口はJA
お客様と直接共済契約の受付や共済掛金の管理をするのはJA窓口です。各都道府県に所在し、多くの店舗があります。JA共済の見積りなどの相談もお近くの窓口で出来ます。
■JAグループのひとつ
JA共済連のほか、貯金や貸出などの信用事業を扱う農林中金、病院や福祉施設を運営するJA厚生連・JA全厚連などもJAグループに属しています。グループ内で異なる分野の事業を展開し、それぞれに連携を図っています。
取り扱う商品
「生命総合共済 なないろデザイン」で選べる共済のうち、主なものを紹介します。
■終身共済
終身共済は、7つの保障分野のうち「万一」に備える共済です。0歳〜75歳まで加入可能で、保障は一生涯続きます。積立金を崩して年金として受け取ることも可能です。
終身共済に家族収入保障特約を付加すると、5年の保障期間内に万が一のことがあった場合、5回の年金が支払われます。健康なまま5年経過した場合は生存給付金として共済金額の30%が支払われます。
■養老生命共済
養老生命共済は、終身共済と同じく「万一」に備える商品で、0歳〜75歳が加入対象です。掛金は終身共済より高めに設定されていますが、満期金を受け取ることができる点・貯蓄性が高い設計になっている点が特徴となっています。満期金は一度に全額を受け取ることもできますが、何度かに分けて受け取ることのできる中途給付プランもあります。
■医療共済
医療共済は「医療」に備える共済で、加入対象は0歳〜75歳です。日帰り入院から長期入院まで保障対象となっており、保障限度となる入院日数は選ぶことができます。また、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった際の入院・手術に支払われる共済金が2倍になったり、先進医療の技術料が保障されたりする特約・特則を付加することが可能です。
【性別・年代別】JA共済の満足度
JA共済の満足度は、男女ともに全体平均と大差ない結果となりました。年代別で見ると、50代の満足度が特に高くなっていることがわかります。保険商品の中には年齢が上がるにつれ加入条件が厳しくなったり保険料が上がったりするものも多いため、比較的掛金が安く75歳まで加入可能なJA共済が支持されていると考えられます。
【口コミ】JA共済の良い評判
「JAの人も優しく対応してくださり、また将来を見据えたプランだったから」(20代男性)
「安い掛金で上皮でのガンの発見でも見舞い金が支払われる」(20代男性)
「共済金の支払いが非常に早い (自分の家族の保険金支払いの際に経験した)」(30代女性)
JA共済の良い評判として、対応の良さ・掛金の安さ・保障内容の幅広さなどが挙げられました。中でも、職員の説明が丁寧・共済金の支払いが早いという意見が複数見られ、対応全般に満足している人が多いことがうかがえます。
【口コミ】JA共済の悪い評判
「共済担当者の知識が浅い」(30代男性)
「事故の際の対応が悪い」(20代女性)
「40年定期なので、55歳で保障がなくなるのが不安」(30代男性)
一方、悪い評判にも対応に関する意見が寄せられています。良い評判とは逆に、スタッフの知識不足・対応の悪さなどを指摘する声が聞かれているため、担当者の良し悪しに左右される部分があるのかもしれません。
また、保障の先細りを心配する口コミもありました。JA共済は掛金が安いため、他の保険との併用を考えているという加入者も見られます。
まとめ
JA共済が取り扱う商品の特徴や加入者の満足度・口コミなどについて紹介しました。共済は保険と似た制度ですが、名称や制度などに若干の違いがあります。他の共済や保険商品と比較してみたい場合、専門家の意見が聞きたい場合などには、ファイナンシャルプランナー(FP)の在席する保険相談などを利用してみるのもおすすめです。
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【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ |