がん保険は、がんの治療にかかる費用を賄うものですが、どの会社のがん保険がおすすめなのでしょうか。この記事では、保険を取り扱っている保険会社や商品をランキング形式で紹介していきます。自分が加入しているがん保険があるかも確認してみてください。
目次
がん保険の仕組みとは
がん保険は、がんになった際の治療費や、商品によっては一時金が給付される保険です。がんとは悪性の腫瘍のことであり、がんは日本人の三大死因のひとつでもあります。
しかし、医学の発達に伴い、早期発見した場合は治療できる病気にもなってきました。がんの治療は、健康保険適用外の先進医療が用いられるため全額自己負担となり、高額になることが多いです。がんの治療を補うために加入するのががん保険です。
がん保険とほかの医療保険の大きな違いは4つあります。1つ目は、がんに特化した保障なので、がんになったときの保障が手厚いということです。
2つ目は、がんによって入院した時の「入院給付金」の上限日数が定められていないことです。がんの治療は入院や通院を伴うことが多く、また、再発などにも備えなければならないため、入院日数を定めることは難しいためです。
3つ目は、がんと診断された時に一時金を受け取れることです。がんと診断された時には、精神的にも経済的にも不安定な時期となります。治療はもちろん、今後の仕事への影響やそれによって影響される収入の減少などの負担もあり、大きな金額の一時金を受け取ることができるのはがん保険ならではの特徴といえます。
そして4つ目は、免責期間があることです。通常の医療保険は申込書の提出・健康状態の告知・保険料の払込が確認できた時点から保障が開始されますが、がん保険は加入後90日間を経た時点から保障が開始されます。そのため、加入後90日以内にがんと診断された場合には、がん保険の保障を受けることはできません。
【全体】がん保険満足度ランキング
5位「FWD富士生命」のがん保険の特徴
FWD富士生命のがん保険「新がんベスト・ゴールドα」が5位にランクインしました。「新がんベスト・ゴールドα」は、がんと診断確定された時にはまとまった金額の一時金を受け取ることができるようになっています。
診断確定後の保険料免除もおすすめポイントのひとつです。長期入院や抗がん剤治療など、様々なサポートがあり、がん治療に専念できるような備えをすることができます。
4位「東京海上日動あんしん生命」のがん保険の特徴
4位にランクインしたのは「東京海上日動あんしん生命」のがん保険です。東京海上日動のがん保険は2つあり、1つは自分の症状や医療環境に合わせて、自分好みに設計することができる「がん治療支援保険NEO」です。「がん治療支援保険NEO」はがんと診断された場合だけでなく、がん治療のための入院や通院などにも対応したがん保険です。
もう1つのがん保険は、「がん診断保険R」です。「がん診断保険R」は、使わなかった分の保険料が戻ってくるがん保険で、がんに対する保障は一生涯続くことがおすすめポイントとなっています。
3位「楽天生命」のがん保険の特徴
「楽天生命」が3位にランクインしました。楽天生命のがん保険は、「楽天生命 ガン診断プラス」という商品です。
がんと診断確定された時には一時金が支払われ、また、再発時も安心して治療に専念できるよう「ガン治療給付金」が受け取れるようになっています。がんだけでなく、病気やけがでの入院にもがんで入院した時と同じように保障してくれます。先進医療特約を付加しておくことで、先進医療での治療を受けた時に通算2,000万円まで保障してくれることもおすすめのポイントです。
2位「こくみん共済」のがん保険の特徴
2位には保険料にあたる掛け金が割安な「こくみん共済」がランクインしました。こくみん共済のがん保険は「がん保障プラス」という商品です。
がんと診断確定された時に100万円を受け取ることができ、がんでの入院は無制限で、1日当たり5,000円の保障を受けることができます。日帰り入院も含まれるところもおすすめポイントといえます。
1位「三井住友海上あいおい生命」のがん保険の特徴
1位には「三井住友海上あいおい生命」がランクインしました。「新ガン保険α」という商品で、初期のがんや上皮内がんなども保障してくれます。
入院や手術についての保障は何度でも受けることができるのもおすすめの理由となっています。さらに、がんの治療にかかわる様々な場面で役立つ保証を一生涯にわたって持つことができるのも人気のポイントです。
【年代別】がん保険満足度ランキング
20代のがん保険満足度ランキング
20代のがん保険満足度ランキングでは、4位にはがん保険でおなじみの「アメリカンファミリー(アフラック)」が、3位には「メットライフ生命」がランクインしました。また、2位には「日本生命」、1位にランクインしたのは「チューリッヒ生命」という結果になりました。20代では、国内生保大手と有名どころのがん保険を取り扱っている生命保険会社が人気を集めています。
30代のがん保険満足度ランキング
30代になると、3位に「かんぽ生命」「日本生命」「アクサ生命」、2位に「コープ共済」、1位には「オリックス生命」がそれぞれランクインしています。子育て世代であり、働き盛りの世代ということもあり、月々の保険料や保障内容によって自分に合った保険会社を選択していると考えられます。
40代のがん保険満足度ランキング
40代のがん保険満足度ランキングでは、5位に「アメリカンファミリー(アフラック)」がランクインしています。3位には「チューリッヒ生命」「オリックス生命」、2位に「FWD富士生命」、1位に「ソニー生命」という結果でした。40代では外資系保険会社が人気を集めているようです。
50代のがん保険満足度ランキング
50代では、5位に「チューリッヒ生命」、4位に「オリックス生命」、3位に「メットライフ生命」と続き、2位には「アメリカンファミリー(アフラック)」がランクインしています。がんと診断された経験がある人の割合が年齢とともに多くなってきた世代でもあり、加入者数1位の「アメリカンファミリー(アフラック)」が満足度ランキングでも2位にランクインしているのが印象的です。
1位には「県民共済(都民共済等含む)」がランクインしています。パッケージ商品ではあるものの、持病などでがん保険に加入できない人などの支持を集めているようです。
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男性のがん保険満足度ランキング
男性のがん保険満足度ランキングの結果を見てみると、4位に「日本生命」がランクインしています。国内大手生保がランクインしており、満足度も高い評価を受けています。
3位には「東京海上日動あんしん生命」、2位に「オリックス生命」と、外資系生保や損保系生保会社がランクインしています。そして1位には「こくみん共済」がランクインしました。保険料や掛け金の手頃な商品や保障内容の手厚さがおすすめのポイントとなっているようです。
女性のがん保険満足度ランキング
女性のがん保険満足度ランキングでは、5位に「チューリッヒ生命」、2位に「コープ共済」「楽天生命」「東京海上日動あんしん生命」「楽天生命」、1位は「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険」でした。ネット生保や女性のための保障が手厚い損保系生保会社が女性の満足度が高いといえます。
がん保険に加入する必要性は?
日本人のがん罹患率は男性62%、女性は48%と、ほぼ2人に1人の確率でかかるといわれています。再発などのリスクも高く、治療費も高額になりがちです。
治療費への精神的な負担と経済的な負担を軽減するためには、がん治療に関する手厚い保障を準備しておくことが大切です。もしがんになった時に、がん治療に向き合うことができるように、がん保険で準備することをおすすめします。
まとめ
がん保険は様々な会社から販売されており、保険会社によっては掛け捨てではないがん保険も登場しています。がん治療は高額になるため、がんに対する備えは大切です。様々な会社の情報を集め、自分に合った保障のがん保険を見つけましょう。
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【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |