三井グループの生命保険会社である三井生命ですが、雑誌やCMで目にする機会はそれほど多くないかもしれません。では、加入者からの評判はどうなのでしょうか?今回は三井生命に対する満足度や口コミについて解説しながら会社についての紹介をします。
目次
三井生命とはどんな会社?
三井生命は三井グループの関連会社で、2004年から株式会社となりました。ビル管理業務・企業年金関連業務などを行うグループ会社があり、保険関連の業務とも連携して事業を展開しています。
会社の特徴や取扱商品については、下記で詳しく紹介します。
三井生命の特徴と商品
特徴
■「高砂生命保険株式会社」が前身
三井生命は1914年に「高砂生命保険株式会社」として設立され、1927年に「三井生命保険株式会社」へと商号を変えました。1947年には株式会社から相互会社へ経営形態を変更するものの、2004年からは再び株式会社となって現在に至ります。
■「苗木プレゼント」活動
三井生命では環境保護活動の一環として、1974年から「苗木プレゼント」を実施しています。全国の企業や公共団体・学校などに苗木をプレゼントし、各配布先に植樹してもらうという取り組みです。苗木の総数は500万本を超えており(2018年現在)、近隣の環境保護やCO2の削減などへの貢献も果たしています。
■消費者志向宣言
「いつの時代もお客さまのためにあれ」という初代社長団琢磨の言葉を受け継ぎ、サービスの向上に継続的に取り組むことを目指しているのが消費者志向宣言です。具体的な取り組みとして、契約者の声を経営に活かすための満足度アンケートなどが挙げられます。また、迅速で適切・誠実な対応や、事例の共有などを通して従業員の意識を高める取り組みも実施されています。
取り扱う商品
■大樹セレクト
主力商品である生命保険「大樹セレクト」は、特約の保険期間や保険料の払込期間によって0歳から85歳までが加入対象です。必要な保障を選べる“セレクトタイプ”の保険で、「死亡保障」「生前給付保障」「介護保障」「医療保障」という4つのセレクトが用意されています。セレクト見直し制度が設けられており、家庭環境や年齢の変化にも対応しやすい保険であるといえます。
その他、終身保険には5年ごと利差配当付の「グランドクルーズ」、外貨建ての保険には「ドリームクルーズワイド」「ドリームクルーズプラス」などの商品展開があります。
【性別・年代別】三井生命の満足度
三井生命の性別、年代別の満足度ですが、性別で見ると男性の満足度が女性の満足度を大きく上回っています。三井生命には特約として女性疾病医療特約はありますが、主契約で女性特有の病気などを保障する商品がない点が一因かもしれません。
年代別では高齢の人ほど満足度が高く20代では全体の平均から大きく下回っていますが、30代以上では保険会社全体の満足度を上回っています。40代や50代の満足度が高い点については、ネット販売よりも実際に面談しての顧客サービスに力を入れていることで、高齢層の契約者の評判が良いことの要因と考えられます。
加入者の満足度としては若年層より中高年層に人気があります。東京都の江東区が本社で従業員が10,000人を超える保険会社です。
【口コミ】三井生命の良い評判
「保障が良いから。信頼できている。わかりやすい。」(29歳男性)
「説明が丁寧でわかりやすかったから。」(59歳・男性)
「営業の方が丁寧に説明してくださるのでその点に満足している。」(28歳・男性)
三井生命の良い評判として、「説明が丁寧でわかりやすい」という回答が複数ありました。これは「消費者志向宣言」で実行されている「サービスの向上に継続的に取り組むこと」が実践されている結果であると考えられます。生命保険を契約するときや、加入後に手続きをするときなどに担当者の説明が丁寧でわかりやすかったという意見も寄せられています。
また「大樹セレクト」に見られるように、必要な保障を選択する方法で内容をわかりやすくしている保険が加入者の支持につながっている可能性もあります。保障内容・担当者の対応の双方が三井生命の「良い評判」となっています。
【口コミ】三井生命の悪い評判
「担当者が頻繁に訪ねて来られる。」(21歳・男性)
「最初に説明を受けた保険料の金額の利率が不明である。」(27歳・女性)
「外貨の高金利で運用しながら終身の保障が得られるが、為替の影響を受けやすい。」(29歳・女性)
三井生命の悪い評判では、「担当者が頻繁に訪ねて来る」というアンケート結果もありますが、これは担当者の熱心な訪問の裏返しともとらえることができます。もし頻繁に訪問してもらう必要がなければ、担当者にその旨を伝えることで回避できる場合もあるでしょう。
保険商品の利率の問題や運用の問題についは、商品の仕組みを理解しておけば解決されることもあります。利率などが不明である場合は問い合わせを行い、貯蓄性が高い商品か保障重視の商品なのかという点についてもよく確認しておきましょう。
また、為替の影響を避けたいのであれば円建ての保険を選択することもできます。掛け金以上の貯蓄性を重視するのであれば、保険ではなく金融商品を選ぶという方法もあります。
まとめ
三井生命は、加入時の商品説明やアフターサービスを丁寧に行うことによって加入者の満足度や安心感を高めることを目指しており、企業をあげた取り組みや理念も特徴的です。保障を選べるタイプの生命保険が主力となっていますが、他社にも同様の仕組みの商品は存在します。比較検討してみたい場合は、保険代理店などに出向くとよいでしょう。ファイナンシャルプランナー(FP)や専門的な知識を持ったスタッフが、第三者的な立場からアドバイスをしてくれます。
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【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別よる均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ |