突発的なケガなどを対象として保険金が支払われるのが傷害保険ですが、商品の特徴は保険会社によってさまざまです。では、果たしてどの保険会社の傷害保険が人気なのでしょうか?独自のアンケート結果によって作成されたランキングをもとに、年代や性別ごとに比較してみましょう。
目次
傷害保険の補償内容とは
傷害保険とは、突発的で偶発性のあるケガ・事故に対して死亡保険金や入院保険金などが支払われる保険です。病気に関する補償はない場合がほとんどですが、その分加入の際に健康状態の診査が不必要であったり、年齢や性別にかかわらず保険料が一定であったりする点が特徴です。
【全体】傷害保険加入者ランキング
傷害保険の加入者ランキングでは、1位が「損害保険ジャパン日本興亜」で10.6%、2位が「東京海上日動火災保険」で8.9%、3位「あいおいニッセイ同和損害保険」、4位「三井住友海上火災保険」が同率で6.9%、5位が「コープ共済」で4.8%という結果になりました。
5位「コープ共済」の傷害保険の特徴
コープ共済の「新コープのケガ保険」では、ケガによる入院・通院や賠償責任が補償対象です。加入者は、電話で医療相談ができるサービス「メディカルアシスト」を利用できます。相談は24時間365日受け付けており、一般の健康相談から緊急医療相談に至るまでさまざまな内容を取り扱っています。
4位「三井住友海上火災保険」の傷害保険の特徴
三井住友海上火災保険の「GK ケガの保険」では、事故によるケガが国内外問わず補償されます。後遺障害が残った際や通院が必要となった際にも保険金が給付されます。オプションには、日常生活賠償やホールインワン・アルバトロス費用、携行品の補償などがあり、必要に応じて付加することができます。
3位「あいおいニッセイ同和損害保険」の傷害保険の特徴
あいおいニッセイ同和損害保険の「タフ・ケガの保険」には、定型プラン・自転車プラン・部位症状別プランの3プランに積立タイプを加えた4つの選択肢があります。また、日常生活でのトラブルや健康・医療に関する疑問などを電話で専門家に相談できる「生活安心サポート」というサービスも用意されています。
2位「東京海上日動火災保険」の傷害保険の特徴
東京海上日動火災保険の「トータルアシストからだの保険」は、傷害定額と所得補償の2つのプランがあります。「傷害定額」は偶発的な事故によるケガを保障するもので、本人だけでなく夫婦や家族でも契約できます。
「所得補償」はケガや病気によって働けなくなった場合に補償されるもので、入院時だけでなく、自宅療養となった場合でも保険金が支払われる点が特徴です。
1位「損害保険ジャパン日本興亜」の傷害保険の特徴
損害保険ジャパン日本興亜の「THE ケガの保険」は、手続きが簡単に行えること、入院時の補償期間が最長1,000日と長いことが特徴です。また、入院だけでなく通院のみでも補償される点もメリットといえます。70歳以上89歳以下を対象とした「まも~るプラン」も展開しており、老若男女問わず加入者が多いことがうかがえます。
【年代別】傷害保険加入者ランキング
20代の傷害保険加入者ランキング
20代でのランキングでは、1位から3位までが全体ランキングと同じ顔ぶれとなりました。4位には全体8位の「ジェイアイ傷害火災保険」が入っています。旅行やレジャーに関する補償や、インターネット専用の保険などがある点が若い世代の人気を獲得した理由といえるでしょう。
30代の傷害保険加入者ランキング
30代では、1位は全体1位と同様ですが、全体3位の「あいおいニッセイ同和損害保険」が2位に浮上、全体9位の「ソニー損害保険」が4位に入っています。ソニー損害保険は、自動車運転時に起きた事故に対する補償が手厚い点が特徴です。
40代の傷害保険加入者ランキング
40代では、ランクインしている会社自体は変わりませんが、全体ランキングと比べて1位と2位が逆転しているほか、全体5位の「コープ共済」が3位に順位を上げています。所帯を持つ人の割合が高くなってくる40代において、夫婦や家族でも契約できる点が人気の理由と思われます。
50代の傷害保険加入者ランキング
50代でも、3位と4位の順位が逆転しているほかは全体ランキングと似たような結果となりました。しかし、3位と4位の間には約6%の開きがあり、加入者数も倍近く差がついていることがわかります。
【性別】傷害保険加入者数ランキング
男性の傷害保険加入者ランキング
男性のランキングでは、1位から4位までは全体ランキングと同様ですが、5位には全体6位の「AIG損害保険」が入っています。一人ひとりのライフスタイルにあわせた自由度の高いプランを選択できる点が特徴です。
女性の傷害保険加入者ランキング
女性のランキングでは、ランキングの顔ぶれ自体は変わりませんが、全体5位の「コープ共済」が2位となっています。「メディカルアシスト」によってわからないことをいつでも相談できる点が、顧客の安心感につながっているのかもしれません。
自分に合った傷害保険の選び方とは?
傷害保険は、補償の範囲や対象者、補償額などを比較検討することがポイントです。個人賠償責任や携行品の損害補償などについては特約を付加しないと補償対象とならない場合もあるため、あらかじめ確認しておきましょう。
各保険会社の傷害保険にはそれぞれ独自の強みがあるため、自分のライフスタイルとの兼ね合いも考えて選ぶとよいでしょう。
まとめ
調査の結果から、年代や性別ごとに人気の傷害保険を紹介しました。補償の内容は保険会社や商品によって異なるため、選ぶことが難しいと感じる人もいるかもしれません。そのようなときには、ぜひファイナンシャルプランナー(FP)や専門知識を持つスタッフに相談してみましょう。見落としていた点に気付くことなどができ、有意義な保険選びへつながるかもしれません。
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【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別による均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ |