傷害保険は、予想外のケガをしてしまったときなどに備える保険です。ケガの程度によっては多額の治療費がかかる可能性もあるため、加入している人も少なくありません。今回は、傷害保険の必要性や加入者の満足度ランキング、口コミなどを紹介します。
目次
傷害保険に加入する必要性とは?
傷害保険とは、偶然の事故などによってケガをした際に死亡保険金や入院保険金などが支払われる保険です。病気に関する補償はない場合がほとんどですが、その分加入の際に健康状態の診査が不必要であったり、年齢や性別にかかわらず保険料が一定であったりする点が特徴です。
スポーツをする人・自転車を日常的に運転する人などはケガのリスクも高くなりやすい傾向にあるため、万が一の時に備えて加入しておくとよいかもしれません。
傷害保険の対象範囲は?
傷害保険では、原則として予想外の事故によって負ったケガが補償対象となります。ケガの種類・状態などによって入院費や通院費、手術保険金、後遺障害保険金、場合によっては死亡保険金などが支払われます。
また、特約で個人賠償責任を付帯できる傷害保険もあります。個人賠償責任では、誰かにケガを負わせてしまった場合や他人の物を破損してしまった場合などが補償対象となります。
傷害保険満足度ランキング
傷害保険の満足度ランキングで5位となった「JA共済」では日常のケガなどを保障する「普通傷害共済」に加え、就業中・旅行中・農作業中などシチュエーション別の傷害共済が提供されています。もっとも保障範囲の広いA型から死亡・部分的治療のみに保障をしぼったC型まで3種類の型があり、支払われる共済金額も4種類から選んで加入することができます。
満足度3.45で4位の「コープ共済」からは、「新コープのケガ保険」が販売されており、組合員と家族のケガや賠償責任が補償されます。年齢を問わず加入することができる「傷害一時金プラン」と被保険者が65歳未満の場合に加入できる「入通院日額プラン」があり、個人コース・夫婦コース・家族コースのうちから補償対象を選ぶことができます。
満足度3.71で3位の「損害保険ジャパン日本興亜」は満69歳までの人が加入できる傷害総合保険「THE ケガの保険」、満70歳~満89歳の人を対象とした傷害総合保険「THE ケガの保険 まも~るプラン」に加え、積み立て型の傷害保険「THE ケガの積立保険」「THE ケガの積立保険 まも~るプラン」を展開している点が特徴的です。満期を迎えると返戻金を受け取ることができるため、ケガや事故に備えながら積み立てをすることが可能となる商品です。
満足度4.00で2位となった「県民共済」には、傷害保険(傷害共済)というネーミングの商品はありません。年齢に応じた3種類の生命共済「こども型」「総合保障型」「熟年型」の中にケガや事故についての保障があります。中でもこども型には第三者への損害賠償がついており、他人にケガをさせた場合や他人のものを壊してしまった場合などについても共済金が支払われるケースがあります。
満足度4.43で1位となった「東京海上日動火災保険」の「トータルアシストからだの保険(傷害定額)」では、偶発的な事故によるケガが24時間補償されます。本人以外に夫婦・家族でも加入することができ、賠償責任に関する補償(国内外どちらも対象)をオプションとして付加することも可能です。また、「トータルアシストからだの保険(所得補償)」では、レジャー・海外旅行などの際中にケガをして働けなくなった場合にも保険金が支払われます。傷害保険と所得補償保険を兼ねたい人には向いている商品といえます。
【口コミ】傷害保険トップ5の良い評判
ランキング5位「JA共済」
「保障がしっかりしているところがいい点だと思います(20代・女性)」
JA共済に寄せられた良い評判として、保障がしっかりしているという意見が多く聞かれました。JA共済の傷害共済は職業やケガをしたケースによって細かく種類が分かれているため商品を選びやすく、保障内容も各加入者にフィットしたものになりやすいという点が評価の理由かもしれません。
ランキング4位「コープ共済」
「加入時の説明がわかりやすかった(30代・女性)」
コープ共済の傷害保険は年齢別の2プラン・補償対象別の3コースというわかりやすい内容になっており、説明時の混乱などが少なかったことが考えられます。また、生協の店舗などを窓口として加入することができるため、なじみのある場所で手続きがしやすかったという人もいました。
ランキング3位「損害保険ジャパン日本興亜」
「満足:補償内容が充実している 掛け捨てではない 不満:特になし(50代・女性)」
損害保険ジャパン日本興亜の良い口コミでは、「THE ケガの積立保険」を評価する声が聞かれました。掛け捨てではない点や補償内容も良い点などから、コストパフォーマンスの高さが支持されているようです。
ランキング2位「県民共済」
「金額が安い。入院した時に、すぐに支払いがあったから。(40代・女性)」
県民共済は、掛金の安さ・共済金の支払いの早さなどが評判となっています。また、生命共済であるため、ケガと病気のどちらも保障される点や、商品自体のわかりやすさを挙げる声も多数寄せられました。
ランキング1位「東京海上日動火災保険」
「連絡が多い 支払い手段が多様でえらべる 現況をしらせてくれる(40代・男性)」
東京海上日動火災保険の良い評判はスタッフの対応に関する内容が多く、説明が丁寧・対応が早い・こまめに連絡をしてくれるなどの意見がありました。また、手続きの簡単さや、家族加入できる点を評価する声も寄せられています。
【口コミ】~保険トップ5の悪い評判
ランキング5位「JA共済」
「入院免責日数が長い(30代・男性)」
JA共済の良くない評判として、入院免責日数が長いという点が挙げられました。入院免責日数とは、「その日数分については補償対象外であり、共済金(保険であれば保険金)が支払われない」ということを意味します。入院してすぐに支払いを受けられないことへ不満を持っている加入者もいるということがわかります。
ランキング4位「コープ共済」
「不満と言える程ではないが、対応等が不明瞭のことがある(30代・女性)」
コープ共済へは、対応があまりよくないというの口コミが少数ながら寄せられました。スタッフの対応がよくなかった可能性もありますが、加入者が保険の内容や仕組みを理解できていなかったことも考えられます。いずれにしても、担当者を変えてもらったり、知識のある人に説明を受けたりすることで解決できる不満かもしれません。
ランキング3位「損害保険ジャパン日本興亜」
「保険料が高い(50代・女性)」
損害保険ジャパン日本興亜については悪い評判がほとんど見られませんでしたが、保険料の高さを指摘する声が聞かれています。積み立てタイプの保険に加入した場合は保険料も高くなる傾向にあるため、その点が不満として挙げられているのかもしれません。
ランキング2位「県民共済」
「他の保険会社と比較すると、支払い額が少ない(50代・男性)」
県民共済は掛金の安さが評価される一方、支払われる共済金の金額に不満を持つ人も見られました。ケガの保障に特化しているわけではない点や、非営利団体が運営元となっている点などから致し方ない面もあるのかもしれません。もう少し掛金・保険料へお金を費やせるという場合は、掛金の高いコースへ変更する、他の傷害保険と併用するなどの解決策が考えられます。
ランキング1位「東京海上日動火災保険」
「特に可もなく不可もない。万が一にどんな補償が受けられるのか忘れてしまったところもある。(30代・女性)」
悪い評判というわけではありませんが、補償内容を忘れてしまったという意見が聞かれました。保険金を請求したことのない人にとっては、保険の内容にかかわらずこのような印象を持つこともあるのかもしれません。万が一の時にも慌てないよう、保険証券やパンフレットを確認しておくこと・すぐに連絡・相談できるように担当者やスタッフとコミュニケーションを取っておくことなどを日頃から心がけておくと良いでしょう。
まとめ
傷害保険のランキングや、各社の口コミなどを紹介しました。積み立て型の傷害保険や、収入補償と一体になっている傷害保険、ケガのシチュエーション別に選べる傷害共済など、多様な商品があることがわかりました。良い評判・悪い評判を見て、どの保険を選べばいいか逆に迷ってしまったという人もいるかもしれません。そのようなときには、わかりやすい説明とともに複数の保険を比較できる代理店を訪れてみてはどうでしょうか?無料で相談できる店舗もあるため、気軽に利用してみましょう。
頼れるスタッフが多数在籍!保険の無料相談サービス実施中!
【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別による均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ |