子供の教育費を貯める方法の一つに学資保険があります。祝い金が支払われたり、保険支払いが満期になると支払わたりする貯蓄型保険ですが、実際どの保険会社の商品が人気なのでしょうか。今回は契約者のリアルな声をまとめ、よい評判のものと悪い評判のものをランキング形式で紹介します。
目次
学資保険が必要になる人とは?
自身での資産管理や貯金が苦手な人
学資保険は基本的に子供の進学に合わせて保険金が受け取れる、貯蓄性の高い保険です。保険料の支払いが半強制的に発生するため、事前に一定額の支払金額が確保されます。そのため、目標に向かってコツコツ貯金することが苦手な人や、いくら自身の資産があるのか把握しきれないようなタイプの人に向いています。
貯金はしているが万が一にも備えたい人
お金は月々貯めているけれど、自分にもしものことがあった場合のことが心配な人にも学資保険はおすすめです。学資保険の多くは、契約者が死亡した場合でも保険金の受け取りが可能になっています。学資保険は最低限の資金の確保にもつながるため、貯金もしているが万が一の場合にも備えたいようであれば検討してみましょう。
【口コミ】学資保険の良い評判
加入者ランキング3位「アメリカンファミリー(アフラック)」
「プランがわかりやすく、利率が高いので満足している」(30代・男性)
「保険の利用プランの相談が充実しているから。」(20代・男性)
アメリカンファミリー(アフラック)は学資保険だけでなく医療保険やがん保険なども販売する保険会社です。会社のよい評判としては「支払金額に対する保険の返戻率が高い」という意見が多く見られました。例えば、「夢みるこどもの学資保険」は契約者30歳男性で子供が0歳、支払い開始年齢が18歳の場合で返戻率が96%を超えており、戻り率のよさが人気です。
また、契約プランの相談がしやすいという意見もありました。アメリカンファミリーでは子ども連れでも相談が可能で、契約プランだけでなく、子どもの教育プランに合わせた教育資金の備え方のアドバイスを受けることができます。
加入者ランキング2位「ソニー生命」
「支払いする金額に対して返戻率が高いから。他の会社と比べてもいいから」(20代・男性)
「帰ってくる金額がいいのと、私立中高入学に備えて11歳と14歳でも請求が可能なこと」(40代・女性)
ソニー生命のよい評判では「返戻率のよさや一定期間払い込みをした場合受取金額のほうが多くなる」といった意見が多く寄せられました。契約者30歳男性で子供が0歳の払い込み期間が10年の学資保険に加入した場合、返戻率が107%を超えています。
また、受取時期もプランナーと相談して設定することが可能です。小学校から受験をする場合小学校入学時に受け取るなど、子供のライフプランに応じたカスタマイズが可能な点もよい評判につながっています。
加入者ランキング1位「かんぽ生命」
「子供の成長ごとにお祝い金がでで、ためていて良かったと感じられるから」(40代・女性)
「保険の内容がしっかりしている。保障も良いし対応もいい。不満はとくにありません。」(30代・女性)
かんぽ生命のよい評判では「大学入学時のみでなく成長に合わせて学資金が受け取れる」という意見が多く寄せられました。コース設定で「小・中・高+大学入学時」の学資金準備コースもあるため、状況に応じて保険金の受け取るタイミングを設定することが可能になっています。
また、「保険内容がしっかりしていて保障の内容がいい」といった意見も寄せられています。医療保険も付与することが可能なため、学資保険一つで子供の保険をまとめることが可能です。
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加入者ランキング3位「アメリカンファミリー(アフラック)」
「ここにきて、運用難で成果として厳しいところもある」(40代・男性)
「不満な点:自分で投資したほうが良いこと」(40代・男性)
アメリカンファミリーの学資保険の悪い評判では「最近運用難で返戻率が落ちてきている」や「自身での投資のほうが利益は出る」といった意見が寄せられました。以前加入している人の多くは支払金額より受取金のほうが高い状態でしたが、現在は支払保険料のほうが高いためネガティブな意見につながりました。
加入者ランキング2位「ソニー生命」
「子供二人が、大学に行くとして、その半分くらいの支給額なので、子供の年齢がその時期になるまでにある程度の貯金が必要になるので、正直苦しい。」(40代・男性)
「ソニー生命の学資保険。 返戻率が下がったから」(30代4・男性)
ソニー生命の悪い評判としては「学資保険の保険額が小さいため別途貯金が必要」といった意見や「以前に比べて返戻率が下がってしまった」といった意見が寄せられました。ソニー生命での一番人気の設定が200万のため、大学費用を考えると物足りないと思う利用者も多いです。
加入者ランキング1位「かんぽ生命」
「18年満期の学資保険に加入しているが返戻率が悪い。」(30代・男性)
「毎月の負担が大きい。保証が薄い。満期のお知らせがわかりづらい。」(30代・女性)
かんぽ生命の悪い評判としては「返戻率が悪い」といった意見や「月々の支払いが大きい」といった意見が目立ちました。祝い金を受け取らず、満期受取にした場合でも100%を切ってしまうため、元本割れの商品になっている点が口コミの意見につながったのではないでしょうか。また、医療特約など保障がしっかりしている分支払金額が高めになっている点が不満といった意見もあります。
学資保険が不要な人とは?
教育資金として十分な貯蓄や資産がある人
学資保険は貯蓄型の保険ですが、場合によっては積立金があまり増えないケースや、入院保障特約などで元本割れをするケースもあります。そのため、すでに十分な貯蓄や資産がある人や、計画的に貯蓄や資産運用ができる人の場合メリットが薄い場合があり無理してまで契約をする必要はないかもしれません。
満期金の受け取り時期が未定な人
学資保険の満期金をもらう時期は、原則契約時に設定します。そのため、現在の教育プランから変わった場合の運用や早期受け取りといった柔軟対応にこたえることができません。最初の計画より早めに私立に通うようになった場合や、大学に行くかわからないといった場合には学資保険ではない方法で学資金を貯めた方が良いかもしれません。
まとめ
貯蓄型の保険の1つである学資保険ですが、保険会社によって様々な特色があります。一般的に返戻率のよさで選びがちですが、返戻率が低めの代わりに貯蓄性以外の保障があるケースもあります。加入する際は不明点、心配な点など確認し、商品理解したうえで自身のプランにあった商品を選びましょう。
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【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別による均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ ※2018年4月2日付けで「アメリカンファミリー」は「アフラック生命保険株式会社」となりました。 |