生命保険を検討する場合は、実際に加入した人の意見がどのようなものか気になるのではないでしょうか。今回は生命保険加入の必要性に加え、各社の良い評判・悪い評判をリアルな口コミをもとに紹介します。
目次
生命保険が必要になる人とは?
病気や死亡のリスクに備えたい人
生命保険の加入目的として、ケガや病気で入院したときに必要となる費用や、世帯主が死亡した後の家族の生活資金を準備することが挙げられます。そのため、十分な貯蓄がなく医療費の支払いが困難な人・自分が死亡すると家族の収入が大きく減ってしまう人などは生命保険への加入が必要と考えられます。
病気や死亡のリスクへは、比較的安い保険料で入院の保障などが持てる「終身医療保険」・掛け捨ての「定期保険」などへ加入して備えるという方法もあります。
子供の養育費や老後の準備をしたい人
生命保険の中には掛け捨て型の商品もありますが、子供の将来の入学資金や養育資金を準備するための「学資保険」もあります。また、満期保険金などによって老後の生活費に備えることができる「養老保険」も選択できます。子供がいる人・老後の生活資金が必要な人などは、生命保険の中でも貯蓄性の高い設計の商品を選ぶとよいでしょう。
【口コミ】生命保険の良い評判
加入者ランキング3位「第一生命」
「第一生命は保障内容も月々の値段もお手頃で入りやすい」(28歳・男性)
「商品内容がとても理解しやすくしっかりしていること」(29歳・男性)
加入者ランキングで3位になっている第一生命の良い評判として、「保険料が手ごろで入りやすい」という意見がありました。また「保障内容がわかりやすく商品もしっかりしている」などの声も聞かれました。
第一生命は主力商品として病気・ケガや死亡に備える「ジャスト」を発売しており、健康診断結果を提出することで保険料が割引となる「健康診断割引」を取り入れています。また、「ジャスト」では三大疾病や介護の備えなどをパッケージとして組み合わせることが可能で、必要な保障を選べる点・保険料の無駄が少なくなる点などが割安感につながっている可能性があります。
加入者ランキング2位「日本生命」
「月々の料金もサポートも充実しており、安心できるので満足できる」(28歳・男性)
「自分に合っていると思うので満足している。 不満に思ったことはない。」(57歳・女性)
日本生命は従業員総数が7万人超・外勤の社員も5万以上おり、全国に多くの支店を持つ会社です。地域の既契約者へのアフターフォローが「サポートも充実している」という評価につながっているのかもしれません。
また、日本生命では、13種類の保険から自分に合ったものを選択して保障を持つことができる「みらいのカタチ」を販売しています。50代におすすめのプランや女性におすすめのプランなどの細かいプラン分けが「自分に合っているので満足している」などという回答につながっていると考えられます。
加入者ランキング1位「かんぽ生命」
「サポートがしっかりしているので安心してまかせられる。」(29歳・男性)
「満期がくるとまとまった金額が支払いされるので。」(42歳・男性)
かんぽ生命は郵政民営化で誕生した株式会社ですが、以前は郵便局で扱われていた生命保険業を引き継ぎ、全国に数多くの窓口や担当者を配置しています。「サポートがしっかりして安心」という回答は、かんぽ生命が身近にあって利用しやすいことへの安心感から生まれている可能性があります。
「まとまった金額が支払いされる」という評判の理由として、貯蓄型の「養老保険」が挙げられます。養老保険の「新フリープラン」では死亡保障や入院の保障が得られるだけでなく、資産作りとして満期保険金を受け取ることができます。
【口コミ】生命保険の悪い評判
加入者ランキング3位「第一生命」
「定期保険だと最終的には保障金が無くなる。」(55歳・男性)
「10年定期で保険料が上がっていくのが不満」(29歳・女性)
第一生命の悪い評判で複数の回答があったのは「定期保険」に対するもので、「保障がなくなる」「更新時の保険料が上がる」などの内容でした。生命保険を加入時の保険料の安さだけで選択すると、のちに不満が生じる可能性もあるということかもしれません。
終身保険は、死亡保障に対する保険料が定期保険より割高となる傾向がありますが、年齢は上がっても保険料は変わらないことが多く、保障も一生涯続きます。将来の保険料が高くなったり保障が切れたりする心配のある人にはおすすめの保険といえます。
加入者ランキング2位「日本生命」
「もっと良い保険がありそうなので自分に合ったものを探したいと思っているから」(32歳・女性)
「ある程度の年齢で更新があると保険料が上がってしまう。」(39歳・女性)
日本生命の悪い評判には「もっと良い保険がありそう」という回答がありました。これは、加入時によく考えずに契約したことが要因のひとつと考えられます。良い評判にもあったとおり、「みらいのカタチ」では13種類の保険から選択ができるため、選択型の保険へ切り替えるという方法もあります。「更新があると保険料が上がってしまう」という回答についても、更新のない終身型の保険へ切り替えることで解決できる可能性があります。
加入者ランキング1位「かんぽ生命」
「病気、怪我に対する保障が低すぎる。貯蓄の代わりとしても得していない。」(37歳・女性)
「そもそもは、親が入ったものを受け継いだ。 最初は掛け捨てじゃなかったのに、いつの間にか掛け捨てになっていた。」(45歳・男性)
かんぽ生命の悪い評判に「保障が低い」との回答がありますが、死亡保険金と満期保険金が同額の養老保険であれば、保険金額を上げると保険料もかなり上がることになります。「保険料が高くて継続できない」などの不満につながる可能性もありますが、保険期間中の保障が満期保険金の2倍・5倍となるプランへ切り替えるという解決策もあります。
かんぽ生命に対する回答で「親が入ったのでよくわからない」との声も多数ありましたが、自分に合った保険を検討する良い機会ともいえます。不明点・知りたい点があれば窓口や専門家に相談してみましょう。
保険のプロに相談できる!保険の無料相談サービス実施中!生命保険が不要な人とは?
遺族へ保険金を残すことが目的とされるケースも多い生命保険では、責任の範囲によって必要性が変わります。独身で親にお金を残す必要がなかったり、不測の事態にも十分に対応できる貯蓄があったりする人にとって、保険の必要性は低くなるといえます。
保険料を無駄に払いたくないから生命保険へ加入したくないという人は、自分に必要な最低限の保障を検討することで不要な保障や保険料をカットするという方法もあります。
まとめ
生命保険の加入者ランキングとともに口コミを紹介しましたが、いかがでしたか?良い評価がある一方、不満があるという意見も見られました。良くない評判については保険に対する理解度がなかったり、よく検討せずに加入してしまったりしたことが原因となっている可能性もあります。保険の加入・見直しなどの際に困ったことがあれば、専門の窓口や代理店などに相談することをおすすめします。
保険を詳しく知りたい人に!FPによる無料相談サービス実施中!【保険に関するアンケート調査概要】 調査実施時期:2018年2月15日~2018年2月18日 対象者:全国 20歳から59歳の男女10,000名(性別×年代別による均等割付) 調査方法:インターネット調査 実施委託先:株式会社マーケティングアプリケーションズ |