お金を貯めたいけれどなぜか貯まらないという悩みを持つ人は多いものです。なかなかお金が貯まらない人は、もしかしたらお金の管理がうまくできておらず、知らず知らずのうちに使ってしまっているのかもしれません。今回はお金をうまく管理する方法とそのコツを紹介します。
目次
お金管理は把握から?家計簿のススメ
家計簿はノートでもアプリでもOK
上手にお金を管理するためには、まずは自身がいくらお金を使っているのか把握することが大切です。お金の流れを把握するには、家計簿が有効です。家計簿はノートや手帳を使う手書きのタイプと、アプリやエクセルを使うデジタルタイプに分けられます。
手書きタイプであれば、必要なものは紙とペンのみのため、比較的手軽に始めることができます。フォーマットの決まった市販の家計簿を使えば、スタートのハードルは低いと言えるでしょう。
一方でデジタルタイプは、手書きタイプと異なり、電卓がなくても簡単に計算や集計ができる点が特徴です。家計簿は継続することが重要なため、自身が使いやすい方法を選ぶようにしましょう。
シンプルな項目分けがベター
家計簿を継続させるためにも、負担は少ない方が良いと言えます。記録する項目が多いと、家計簿をつけることが面倒になってしまう可能性があるため、項目分けはなるべくシンプルにしましょう。
たとえば食費と日用品、交際費というように、自身の支出傾向に合わせて項目を決め、数は3~4つに留めることをおすすめします。見返した際に分かるように、どれにも当てはまらない細かい支出は、その他という項目を作って記録しておくのも良いです。
夫婦は家計簿を共有して
夫婦のうちどちらかが家計を管理していたり、お互い別の管理にしていたりと、夫婦によって家計の管理は様々です。しかし、どちらか片方だけで貯蓄管理をしていると、管理する方に負担が生じます。また、別々に管理していると、お互いの貯蓄額も分からず結局お金が貯まっていなかったということも起こり得ます。
家計簿は夫婦で共有して、すべての収支をお互いに可視化していくことが必要です。2人で協力して行うことで、1人ではなかなか続かなかった家計の管理も継続しやすいという効果が得られるかもしれません。
使い込み防止のため口座分けすべき?
生活費のみの口座を作る
お金の流れを把握するために、生活費用の口座や貯蓄用の口座といったように、役割や目的によって複数の口座を持ち、使い分けるのも1つの方法です。生活費用の口座を分けて持っておけば、当月の生活費が後いくら残っているのかも一目で把握することができます。また、知らず知らずのうちに使いこんでしまっていたということもなくなるでしょう。
貯金用口座を分ける
口座を分けずに、使わなかった分をそのまま置いて貯めておく方法を取っていると、毎月いくら貯まっているのか把握しづらくなります。また月によっては貯金できていないということも起こります。貯金専用の口座を持ち、目的の用途以外の場合は引き出さないようにしておけば、確実にお金を貯めていくことにつながります。
より節約を!簡単にできる方法とは
生活費は袋分けする
より簡単にお金を管理するためには、生活費を袋分けするのも1つの方法です。毎月の給与が入ったら、あらかじめ決めた予算の現金を項目別に袋分けし、1か月の間に袋のお金が無くならないようにやりくりをしていく方法です。
項目別に分けることで、各項目の出費が分かりやすくなります。また予算を決めておくことで使い過ぎの防止にもなり、お金の減りも目に見えるため頭を使わずにやりくりすることも可能です。
A4ファイルが見やすい
袋分けはA4ファイルを活用すると良いでしょう。それぞれ封筒で管理すると、全体のお金が把握しづらかったり、ばらばらになったりしてしまいます。
ポケットで分割できるA4ファイルであれば、見開きで中身も見えやすく、ポケットにお金を入れるだけで良いため、ばらばらにならず管理が可能です。またレシート等も入れられるため、細かい費用を見直す際にも役立ちます。
お金管理に役立つ貯金法と運用
貯金は積立を利用する
貯金用口座を分けて持つ場合には、積立貯金を活用することもできます。銀行では自動積立貯金のサービスが提供されています。これを利用して、毎月給料日に決まった額が引き落とされるようにしておけば、何も考えなくても確実に貯金することができるでしょう。
また基本的に積立預金は定期預金の扱いとなるため、普通預金で置いておくよりは金利も高くなります。ただし、定期預金は自身が設定した満期までは途中解約はできないため、期間の設定には注意が必要です。
月々の積立額は1,000円単位で設定することができ、ボーナス時の増額を利用できるものもあります。金額は後に変更することも可能なため、無理のない額から始めると良いかもしれません。
余力があれば資産運用へ
お金の流れが把握でき、余裕が出てきたら資産運用も検討しましょう。資産運用の方法には、定期預金や投資信託、NISAなど様々な商品があり、それぞれ流動性や元本割れのリスク、金利などが異なります。
まずは貯まった資産をいつどんなことのために使いたいかを考えてみましょう。1年後の旅行のためなのか、数年後の住宅購入、また将来の老後のためなのかで、運用方法は異なります。ライフプランをイメージしたうえで、自身に合った資産運用の方法を選択することが大切です。
まとめ
お金の管理の方法としては、家計簿や口座分け、生活費の袋分けなど様々な方法がありますが、人によってどの方法が向いているのかは異なります。まずは自身に合った方法を見つけることでお金の管理を継続的に行い、お金の流れを把握できるようにしましょう。
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