ライフネット生命保険は、新たな経営方針を策定し、生命保険の顧客体験の革新と販売力強化によるオンライン生保市場の拡大を目指すことを発表しました。
開業10年を迎えた同社は、2018年6月の経営体制の変更に伴い、新たな経営方針を策定。「正直に経営し、わかりやすく、安くて便利な商品・サービスを提供することで、お客さま一人ひとりの生き方を応援する」を経営理念に掲げ、オンライン生保市場の拡大を牽引するリーディングカンパニーとなることを目指します。
同社は今後、より一層デジタルテクノロジーを活用し、時代の変化に合わせてサービスの質を高め続け、常に新しい保険の顧客体験を提供していくとのこと。積極的に営業費用を投下し、訴求を続け、代理店やホワイトレーベルを通じたオンラインでの販売を拡大していきます。
また、経常収益、経常損益を中期計画の経営目標として掲げてきましたが、現行の法定会計においては、新契約の獲得にかかる費用を初年度に集中的に計上する一方、収益となる保険料は長期にわたって計上するため、保有契約における新契約の割合が大きい同社では、長期の収益性を適切に表すことができません。
そこで、EEV(ヨーロピアン・エンベディッド・バリュー)を企業価値を表す重要な経営指標とし、早期の1,000億円到達を目指すとのこと。また、保有契約から生じる利益を示す指標として、当期の営業費用を新契約獲得の費用として経常損益から除いた修正利益を開示します。