自転車に乗っていて事故を起こしてしまった場合、自分がケガをするだけでなく、相手の身体や物に損害を与えてしまうことがあります。そのようなときに備えるため、自転車保険を契約しておくことは重要です。そこでこの記事では、自転車保険のひとつであるドコモサイクル保険を紹介します。保険選びの参考にしてください。
目次
ドコモサイクル保険の内容
ドコモ携帯・スマホ保持者は加入対象
ドコモサイクル保険に加入するには、ドコモの携帯電話およびスマートフォンに加入している必要があります。具体的な加入条件は、以下の通りです。
・iモードもしくはspモードの契約がある
・個人名義の契約である
・dポイントクラブ会員である
・満18歳以上、満70歳以下である
満18歳未満や満70歳を超えた人の補償が必要なときは、家族プラン(詳細は後述します)などを利用してください。
示談交渉サービスがついている
自転車事故が起きた場合、当事者間で交渉を行い賠償金額やその支払いを取りきめる「示談」が必要な場合があります。ドコモサイクル保険には、国内の自転車事故に対する示談交渉サービスが付いており、相手方との交渉を専門家が引き受けてくれます。
専門知識をもった担当者が示談を請け負ってくれるため、示談にかかる心身の負担を軽減したり、不当な賠償金額を請求されたりといった事態を防ぐことにつながります。
携帯料金に合算して支払える
ドコモサイクル保険の保険料は、月々の携帯料金へ合算して支払います。そのため新たにクレジットカードや銀行口座の登録手続きをすることなく、保険への申し込みが可能です。
携帯代金の支払いをクレジットカードか口座振替に設定している場合は、毎月自動的に支払いが行われるため、保険料の払い忘れを防ぐこともできます。
ドコモサイクル保険の特徴
自転車事故全般を補償
ドコモサイクル保険では、自転車事故全般を補償しています。自転車同士の事故、自転車単独の事故(衝突など)、歩行者との接触事故などに対して保険金が支払われ、海外での事故についても補償対象となるケースがあります。
自転車だけでなく日常の事故も賠償
また、自転車事故に加えて交通事故全般の補償も付いているため、自動車との接触や、ベビーカーの転倒などといった事故にも保険金が支払われることがあります。
補償範囲には「日常生活における賠償事故」も含まれ、お店の商品を壊してしまったときやスポーツ中に他人にケガをさせたときなども補償されます。国内だけでなく海外での事故も補償対象となるため、日常で起こる事故に幅広く対応できると考えられるでしょう。
賠償責任保険金は最大5億円
ドコモサイクル保険では、他人にケガをさせたとき・他人のものを壊したときなどに、最大5億円の賠償責任保険金が支払われます。またそれ以外にも、不慮の事故による死亡・後遺障害の保険金は最大550万円、不慮の事故による入院への保障は日額3,000円が補償されます。
具体的にいくらの補償金が支払われるかはそれぞれのケースにより異なるため、詳しくは約款を確認してください。
家族プランは家族全員分が補償範囲
ドコモサイクル保険には、個人プランの他に夫婦プランと家族プランがあります。個人プランでは本人のみ、夫婦プランでは本人と配偶者が補償対象です。家族プランで補償となる家族の範囲は以下の通りです。
・配偶者
・同居の親族(6親等以内の血族/3親等以内の姻族)
・別居の未婚の(これまでに婚姻歴が無い)子
なお、賠償責任補償については、全プランで上記の家族が対象となります。
サイクル保険の保険料支払い例
家族プラン・夫婦プラン・個人プラン
ドコモサイクル保険の具体的な保険料をみていきましょう。個人プランを契約したときには、月々450円の保険料です。夫婦プランは月額660円なので、一人あたりの保険料は330円となります。
家族プランの月々の保険料は、990円です。仮に4人家族の人が家族プランを契約したときには、一人あたりの保険料は248円となります。家族プランは家族の人数に関わらず保険料が一定であるため、家族の人数が多いほど割安になるといえるでしょう。
ドコモサイクル保険の解約方法
携帯やスマホの画面から手続き可能
ドコモサイクル保険の申し込みは、携帯電話かスマートフォンの画面より行います。Wi-Fiやテザリング接続での申し込みはできないため、iモードもしくはspモードへ接続した状態で申し込み手続きを始めるようにしてください。
また、申し込み後に加入者証などは郵送されません。加入状況を確認したいときには、携帯電話の「加入状況の確認・取消」画面から確認するようにしましょう。
なお、住所や電話番号といった登録情報に変更があったときには、ドコモの保険問い合わせセンター(0120‐141‐458)まで連絡をしてください。
まとめ
ドコモサイクル保険では自転車事故はもちろんのこと、日常生活全般の賠償責任補償も受けられます。携帯電話から申し込みができる点や、携帯料金と併せて保険料の支払いができるなど、使い勝手が良い点が特徴です。家族プランを利用すれば、本人だけでなく家族の補償を受けることもできるため、自転車保険を検討している人はドコモサイクル保険を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。