自動車保険と同様、バイク保険も各社から様々な商品が提供されています。今回は独自のアンケート調査にもとづき、バイク保険の満足度ランキングや口コミの評判を紹介します。
目次
バイク保険に加入する必要性とは?
バイクに乗る人であれば加入が義務となっている自賠責保険は、主に相手のケガを補償する保険です。自身のケガや相手の物に対する補償はありません。また、相手が死亡した際には最高3,000万円、後遺障害が残った場合は最高3,000万円(介護を要する場合は4,000万円)、ケガをさせた場合は120万円という支払い限度額があり、補償額が足りないケースもあります。そのため、自賠責保険では補償されない部分をカバーし、自身への補償を確保するためにもバイク保険(任意保険)に加入する必要があるといえます。
バイク保険の対象範囲は?
バイク保険の役割として、以下の3点が挙げられます。
①被害者の救済
②加害者の賠償資金の確保
③バイク利用者の治療費の確保
これらのうち自賠責保険で補償されない部分をカバーするため、多くの任意保険には次のような内容が含まれています。
・対物賠償保険(相手の物や車を壊したとき)
・搭乗者傷害保険(自身と同乗者のケガ)
・人身傷害保険(自身のケガ)
・無保険車傷害保険(事故の相手が保険に入っていないとき)
また、自賠責保険で補償される対人賠償保険についても、自賠責保険の限度額を超える部分に関して補償を受けることが可能です。
バイク保険の仕組みや保険料については以下の記事に詳しくまとめられているため、あわせてお読みください。
バイク保険満足度ランキング
バイク保険満足度ランキング(保険会社別)は、1位が「朝日火災海上保険」(満足度4.00)、2位が「AIG損害保険」(満足度4.00)、3位が「SBI損害保険」(満足度3.86)となっています。続いて、4位が「三井ダイレクト損害保険」(満足度3.82)、5位が「損害保険ジャパン日本興亜」(満足度3.80)という結果でした。
1位の朝日火災海上保険は、契約者のニーズに応じて補償を組み合わせることができます。2位のAIG損害保険は、事故対応の早さが特徴といえます。3位のSBI損害保険はダイレクト型の損害保険会社であるため、他社と比較して保険料が抑えられています。
4位の三井ダイレクト損害保険はスマートフォンから加入申し込みができ、専用アプリドライブサポーターを利用することも可能です。5位の損害保険ジャパン日本興亜は、事故対応だけでなくロードアシスタンスも充実していることが利点といえます。
【口コミ】バイク保険トップ5の良い評判
ランキング5位「損害保険ジャパン日本興亜」
「補償内容がしっかりしていて対応も丁寧で安心できた」(20代・男性)
損害保険ジャパン日本興亜のバイク保険には、対応が丁寧である点を評価する声が多く寄せられています。担当者の説明もわかりやすく、もしもの時にも安心という意見もみられました。
ランキング4位「三井ダイレクト損害保険」
「補償内容に対して保険料が安いところ」(30代・男性)
三井ダイレクト損害保険のバイク保険へは、コストパフォーマンスの高さを評価する口コミが多数ありました。インターネット割引・長期割引などの割引率が大きく、割安に利用できる点も支持されています。
ランキング3位「SBI損害保険」
「保険料が安い。ネットですべてできる。電話も親切」(30代・女性)
SBI損害保険のバイク保険には、インターネットで申し込みができる手軽さに満足しているという加入者が多く見られます。また、ダイレクト型の保険であるため、保険料が安く抑えられている点も人気となっています。
ランキング2位「AIG損害保険」
「事故対応がよいから」(40代・男性)
AIG損害保険のバイク保険には、事故対応が迅速で安心できるといった評判が多く寄せられています。前身である富士火災海上保険の補償内容がベースとなっており、特約が充実している点や事故対応のよさも評価されています。
ランキング1位「朝日火災海上保険」
「担当スタッフがとても親身に対応してくれるので信頼しています」(40代・男性)
ランキング1位の朝日火災海上保険には、親身になって対応してもらえるという声が多数ありました。契約時や事故対応の際の丁寧な対応に好感を持ったという人が多く、担当者への信頼感へもつながっているようです。
【口コミ】バイク保険トップ5の悪い評判
ランキング5位「損害保険ジャパン日本興亜」
「ネット会社に比べて保険料が高い。」(50代・男性)
ランキング5位の損保保険ジャパン日本興亜には、保険料が他社と比べて高いといった意見が寄せられました。対面販売を行う保険を取り扱っているため、インターネットから申込み可能な他社商品と比べると保険料が割高になりがちであるということが理由と考えられます。しかし、担当者の説明が丁寧でわかりやすいという評判も聞かれるため、評価が分かれるポイントといえるかもしれません。
ランキング4位「三井ダイレクト損害保険」
「掛け捨てだということ。20年以上無事故なのだからなにかお祝い金みたいなものがあってもいいのではないか?」(50代・女性)
三井ダイレクト損害保険には、掛け捨てであることが不満という声がありました。バイク保険にかかわらず、損害保険には掛け捨てタイプが多いため、ある意味致し方ない部分もあるのかもしれません。他社のバイク保険と比較するなどして、ニーズに合った保険へ乗り換えを検討するのもひとつの方法でしょう。
ランキング3位「SBI損害保険」
「悪いところは、夜間対応をしてもらえないこと。」(40代・男性)
ランキング3位のSBI損害保険へは、ロードサービスに対応していない時間帯がある点や、補償の対象外になってしまうケースがあるといった口コミが寄せられました。ロードサービスの内容は各社の特色が表れやすい部分でもあるため、カバー範囲が広い商品を探してみると良いかもしれません。
ランキング2位「AIG損害保険」
「AIGになってから魅力がなくなった」(50代・男性)
ランキング2位のAIG損害保険へは、会社が統合してから印象が変わったという意見がありました。統合によって補償内容や手続きなどに変更が生じなかったとしても、加入者の中には戸惑いを感じる人が少なくなかったことと考えられます。
ランキング1位「朝日火災海上保険」
「保険料は高めだが、事故があった時の解決力は信頼できる」(30代・女性)
ランキング1位の朝日火災海上保険への悪い評判として、保険料が他社より高いという声が寄せられています。しかし、補償内容や事故対応について評価する人もおり、保険料に見合った内容であるという意見も見られました。
なお、下記の記事ではバイク保険の加入者数を年代別・性別でランキングにまとめてあります。こちらもぜひ参照してみてください。
まとめ
加入者の口コミや満足度を元に、バイク保険を扱う会社を比較してみました。保険料の安さを重視するか、補償内容やロードサービス・顧客対応を重視するかによって、選択する会社・商品が異なることが考えられます。自分だけで決めることが難しいと感じた場合、保険代理店を利用するという方法があります。複数の商品について説明を受けながら比較検討を行うことができるため、保険選びに迷った際には特におすすめです。
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