手持ちのお金が少ない時や貯蓄が心もとない時、不安を感じることも多いのではないでしょうか。今回は、お金がない時の乗り切り方や、そうならないための備え方を解説します。
目次
お金がない時の乗り切り方は?
本当にピンチならお金を借りる
「お金がなくて本当にどうしようもない」という時には身内や友達に借りるという方法もありますが、お金の貸し借りは人間関係に影響したり、信用をなくしたりする可能性があります。
身内や友達に迷惑を掛けたくない場合は、銀行や消費者金融でキャッシングをすることも手段の一つです。ただし、返済できる範囲であることが前提です。金利の負担などを考えると、リスクも伴うということを覚えておきましょう。
不要な物を売る
「不要なものをオークションや質屋で売ってお金に換える」という方法もあります。家の中に使わないものがあれば、フリーマーケットアプリやオークションサイトなどに出品して販売することができます。服や家電などは高額で売れる可能性もあるため、状態が良いものは売りに出してみるのも良いかもしれません。
日払いのバイトをする
本業だけでお金が足りない場合、アルバイトで稼ぐという選択肢もあります(※職種や企業によっては副業が禁止されているケースもあるため、就業規則などを確認した上で実施するようにしてください)。日払いのアルバイトであればその日のうちにお金が手に入るため、緊急な出費にも対応しやすくなります。アルバイト情報サイトやフリーペーパーに掲載されている情報から探すこともできますが、登録すればメールで仕事を紹介してくれるアルバイト紹介サイトもあります。
生活福祉資金貸付制度を利用する
国の制度を活用することも可能です。「生活福祉資金貸付制度」は低所得者世帯や障がい者世帯・高齢者世帯などに低金利で貸し付けを行ってくれる制度です。受付は市区町村社会福祉協議会で行われており、連帯保証人があれば無利子、ない場合でも1.5%の金利で借り入れが可能です。一般的な貸し付けの10分の1程度の利子で済む場合もあるため、お金に困ったときの相談先の一つとして検討できます。
お金がない!そうなる前にする事は?
無駄な出費を減らして節約する
「お金がなくて困った」という事態になる前に、固定費・食費・交際費などから無駄な出費を減らすことから始めてみましょう。エアコンの温度を1度変えたり、テレビや電灯をこまめに消したりすることで電気代の節約効果があります。また、スマートフォンを「格安スマホ」に変更することで通信費を下げられる場合もあります。
栄養バランスを考えながら自炊をするようにすれば、健康と食費節約の両方の効果が期待できます。どうしても断れない付き合いや仕事上の食事会などの他は控えるようにすると、交際費の節約につながります。
副業をして第二の収入源をもつ
副業をして第二の収入源を持つという方法もあります。外に働きに行くだけでなく、在宅でお金を稼ぐ方法もあるため、自分に合ったものを探してみるのも良いでしょう。
在宅での副業の例として、「クラウドソーシング」があります。Webで仕事募集の登録をし、依頼主から受注するという仕組みです。サイトを経由して自分から応募することもできるため、仕事が見つけやすいというメリットがあります。
なお、副業が可能であるかどうかという点について、事前に確認を行うことを忘れないようにしてください。
年金以外に民間の保険に入っておく
民間の保険へ入っておくことが備えにつながる場合もあります。保険金の金額が契約時に決まっている保険へ加入すれば、途中で支払い金額が減らされる心配も少なくなると言えます。また、緊急でお金が必要になった際には、保険の解約返戻金の範囲で貸し付けが利用できるケースもあります。
資産運用する
国債を購入したり所有地を活用したりして、資産運用をすることもできます。しかし多くの場合、運用にはリスクが伴います。十分に情報収集をし、専門家のアドバイスの元で行うなどの検討をしましょう。
お金の不安が無くなる貯蓄方法は?
少しずつでも毎月貯金する
財形貯蓄などを利用して毎月少しずつでも貯金する習慣をつけるのも良い方法です。ひと月の貯蓄額は少なくても、5年10年と年月が経てば大きな財産となります。
貯蓄型の保険を利用する
貯蓄型保険には、終身保険・養老保険・個人年金保険などがあります。貯蓄型の保険は株や投資信託と比べてリスクが少なく、満期時には返戻金が受け取れる場合がほとんどです。預金とは違い、死亡時や重度障害の際に保険金が支払われる商品が多いという点も特徴です。
まとめ
お金に困った時の対処方法を紹介してきましたが、事前に防げるのであればそれに越したことはありません。まとまったお金が必要になった時などに慌てることのないよう、普段から無駄を省いて貯蓄を心がけましょう。