皆さんは自転車保険に加入しているでしょうか。自動車保険は入っているけれど自転車保険には入っていないという人も多いかもしれません。しかし、自転車で事故を起こした際に高額の賠償金を請求されるケースもあります。今回は、「楽天超かんたん保険」の自転車保険を紹介します。
目次
「楽天超かんたん保険」とは?
自転車プランの内容
「楽天超かんたん保険」は2016年9月に楽天会員を対象としてサービスが開始されました。販売されているプランは9通りで、自転車プランはその中のひとつです。
自転車プランの特徴は、以下の3点です。
・事故の相手に対する賠償責任を1億円まで補償する
・保険会社による示談交渉のサービスがある(国内のみのサービス)
・自転車事故だけではなく、交通事故による自身のケガも補償される
保険の申込人は楽天会員のみであり、被保険者は保険始期日時点で満69歳以下の人(子供コースの場合は「保険始期日時点で満18歳未満」)とされています(2018年2月現在)。職業や職務による制限が一部設けられているため、詳しくはホームページで確認してみてください。
3つのコースと「子供コース」
自転車プランには節約コース・標準コース・充実コースがあり、いずれのコースも保険料は年払・月払から選択することができます。
また、子供コースも設けられています。子供は自転車に乗る機会も多く、自転車事故の4割弱を19歳以下が占めているという調査もあります。事故の被害者になるだけではなく加害者となる可能性もあり、子供が起こした事故であっても高額の賠償責任が発生するケースもあります。
自転車は軽車両であり、交通ルール上は「車両」という扱いです。自転車だから大丈夫、子供だから大丈夫と考えず、思わぬ事故で大きな責任を問われることもゼロではないことを覚えておきましょう。
ライフステージ次第でタイプも選べる
節約コース・標準コース・充実コースでは、ライフステージに合わせて本人型・夫婦型・家族型の3つからタイプを選択することができます。
3つのタイプは、それぞれ以下のような人たちに選ばれることが多くなっています。
・本人型…単身者や通勤・通学などで頻繁に自転車に乗る人
・夫婦型…日々の生活で自転車に乗る機会が多い夫婦
・家族型…子供や69歳以下の両親・祖父母も自転車に乗る家族
自転車プランに関するポイント
示談交渉サービスがある(国内のみ)
「楽天超かんたん保険」の自転車保険には、示談交渉サービスがあります。事故を起こして被害者から損害賠償を請求されると、多くの場合は示談(加害者と被害者の間の話し合い)で解決することになります。そのような際、被保険者(加害者)に代わって保険会社が示談交渉を行ってくれるというサービスです。
自転車以外の事故も補償対象
「楽天超かんたん保険」の自転車保険では、自転車以外の交通事故も補償対象になる場合があります。保険期間中の交通事故によって死亡したり後遺障害が残ったりすると保険金が給付されるケースがあり、交通事故によるケガの治療を目的とした入院・手術なども補償されることがあります。補償の日数・金額などは条件やコースによって異なるため、詳しくは問い合わせを行って下さい。
解約はオンライン上から可能
解約手続きは、「楽天超かんたん保険」のウェブページから行うことが可能です。「よくある質問」の中の「カテゴリから探す」を見ると「保険ご加入中の方」のところに「解約」という項目があります。
あとは解約フォームへ進み、登録情報を入力すればオンライン上で解約することができます。問い合わせをして書類を送ってもらう等の手順が不要であるため、忙しい人も手続きがしやすい仕組みであると言えます。
コース比較!支払いシミュレーション
節約コース
節約コースの保険料をタイプ別・支払方法別に紹介します。
本人型:月払で170円、年払で1,960円
夫婦型:月払で220円、年払で2,500円
家族型:月払で300円、年払で3,380円
支払われる保険金は、傷害死亡・後遺障害の際には100万円、傷害入院の際には日額1500円となっており、個人賠償責任保険金額は最大1億円に設定されています。
標準コース
次に標準コースの保険料です。節約コースと同じく、タイプによって保険料も異なります。
本人型:月払で300円、年払で3,350円
夫婦型:月払で440円、年払で4,860円
家族型:月払で620円、年払で6,830円
支払われる保険金・金額は節約コースと同様ですが、標準コースでは日額1,000円の傷害通院保険金が追加で支払われます。
充実コース
最後に充実コースの保険料です。
本人型:月払で490円、年払で5,380円
夫婦型:月払で750円、年払で8,250円
家族型:月払で1,110円、年払で12,170円
支払われる保険金は、傷害死亡・後遺障害の際には300万円、傷害入院の際には日額3,000円、個人賠償責任保険金額は最大1億円です。また、充実コースでは傷害通院保険金が日額1,500円となります。
まとめ
今回は「楽天超かんたん保険」の自転車保険を取り上げてみました。自転車保険の加入を義務化している自治体もあり、今後は義務化が拡大される可能性もあります。手続きが比較的簡単である点、コースやプランを選べる点などを踏まえ、一度検討してみても良いかもしれません。