au損保の自転車保険は月340円から|家族なら650円・評判とデメリットを解説

この記事について

編集責任者 河口 武志(株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長)が監修しています。制度・数値は厚生労働省・金融庁・各保険会社の公表資料など一次情報にあたって確認しています。詳しくは編集方針をご覧ください。

自転車保険の加入を義務化する自治体は増え続けています。なかでも加入者が多いのがau損保の自転車向け保険で、本人のみなら月340円、家族全員でも月650円から加入できます(Bycle・ブロンズコース)。この記事では、2025年12月1日の商品改定後の最新の保険料と補償内容を表で整理したうえで、契約前に知っておきたいデメリットまで解説します。

目次

自転車保険とは?

自転車事故のトラブルをサポート

自転車保険とは、自転車運転中のケガや事故などを補償するための保険です。以前は「自転車運転中のケガによる入院・通院に備えるための保険」という側面がありました。しかし、自転車と歩行者の接触事故によって歩行者が亡くなり、裁判で高額な損害賠償を命じる判決が下されたことなどにより、賠償機能が強化される傾向にあります。

物損や自転車の盗難も補償

自転車保険では、自転車事故によって物を壊したり、相手にケガをさせたりしたときにも補償を受けることができます。車両の盗難を補償する特約などを付加していれば、自転車自体が盗難にあった際にも保険金を受け取ることができます。また、対人事故で被害者から損害賠償を請求されるような場合に示談交渉サービスを利用することができたり、弁護士費用の補償を受けられたりするケースもあります。

年末調整では控除の対象外

原則として、年末調整によって控除を受けることができるのは、生命保険料・社会保険料・地震保険料であり、自動車保険や自転車保険は含まれません。

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au損保の自転車保険って?

auがサイクルベースあさひと共同開発

au損保(au損害保険株式会社)は、KDDIとあいおいニッセイ同和損保が出資する損害保険会社です。自転車専門店のサイクルベースあさひはau損保の取扱代理店として自転車保険を販売しており、あさひ店頭向けの「サイクルパートナー」も引受保険会社はau損保です。

家族や個人で入れる「Bycle」

Bycle」は、自転車以外による交通事故で負ったケガも補償してくれます。また、自転車事故でケガをした場合、保険金の2倍を受け取れるケースもあります。ブロンズコース・シルバーコース・ゴールドコースの3つが展開されており、保険金額や補償内容によって選択できます。あわせて、補償の対象を本人だけにするか家族全員にするかで本人タイプ・家族タイプ・本人・親族タイプを選びます。

子供のケガも補償「Bycle Best」

Bycle Best」では、自転車事故・交通事故によるケガだけでなく、日常生活におけるケガ・スポーツやレジャー中のケガも補償対象です。「Bycle」より補償範囲が広く、子供の遊び・部活などによるケガにも備えることができます。

保険料は本人タイプのブロンズコースで月860円からで、「Bycle」と同様にブロンズ・シルバー・ゴールドの3コースから選択できます。

高齢者向けの「Bycle」

Bycle S」は高齢者向けの自転車保険で、保険開始日時点で70~89歳までの人が加入対象(被保険者)です。なお、契約者については、18歳以上の人が対象となります。

「Bycle S」では、自転車事故で被害者・加害者どちらになっても補償を受けることができます。個人賠償責任補償は最大2億円で、相手側との示談交渉もau損保が代行します。日常生活やレジャー・スポーツ中のケガが補償される点、自転車事故でのケガは保険金額が2倍になる点は「Bycle」「Bycle Best」と共通です。保険料は月760円の1コースのみで、法律相談費用・弁護士費用等も補償されます。

保険料は月340円から(2025年12月1日改定後)

「Bycle」「Bycle Best」にはブロンズ・シルバー・ゴールドの3コースがあり、さらに補償の対象者によって本人タイプ・家族タイプ・本人・親族タイプを選びます。au損保は2025年12月1日を保険開始日とする契約から商品改定を実施しており、以下は改定後の保険料です。

Bycle(保険期間1年・月払) ブロンズ シルバー ゴールド
本人タイプ(本人のみ) 340円 560円 1,130円
家族タイプ(家族全員) 650円 1,150円 1,890円
本人・親族タイプ(配偶者を除く) 550円 940円 1,620円
出典:au損保「Bycle」保険料一覧(2026年9月時点)
Bycle Best(保険期間1年・月払) ブロンズ シルバー ゴールド
本人タイプ 860円 1,570円 2,370円
家族タイプ 2,590円 5,020円 6,720円
本人・親族タイプ 2,020円 3,860円 5,240円
出典:au損保「Bycle Best」保険料一覧(2026年9月時点)

家族全員を補償して月650円(Bycle・家族タイプ・ブロンズ)が、自転車保険の加入義務化に最低限対応するうえでもっとも安い選び方です。2年契約の一時払を選ぶと、1年契約の一時払に比べて保険料が約5%安くなります。

コース別の補償内容と保険金額

コースによって変わるのは保険料だけではありません。個人賠償責任の限度額はブロンズが2億円、シルバー・ゴールドが3億円で、通院保険金や弁護士費用はゴールドでなければ付きません。

補償内容 ブロンズ シルバー ゴールド
個人賠償責任(自己負担額なし) 2億円 3億円 3億円
示談代行サービス あり あり あり
死亡・後遺障害 300万円 400万円 400万円
ヘルメット着用中死亡 100万円 100万円 100万円
入院保険金日額 4,000円 6,000円 6,000円
入院一時金(3日以上の入院) なし 3万円 5万円
通院保険金日額 なし 1,000円 2,000円
法律相談費用 なし なし 5万円
弁護士費用等 なし なし 300万円
出典:au損保「Bycle」保険金額(2026年9月時点)。自転車事故によるケガの場合、ケガの保険金は2倍になります。

自転車事故でケガをした場合、ケガに関する保険金は2倍になります。たとえばブロンズコースの入院保険金日額は通常4,000円ですが、自転車事故なら8,000円です。なお、ブロンズコースは個人賠償責任補償を外して契約することもでき、その場合は示談代行サービスも対象外となります。

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無料のロードサービスって?

希望の場所へ自転車を運ぶサービス

au損保の自転車向け保険には、すべてのコースに自転車ロードサービスがセットされています。事故や故障で自転車が自力走行できなくなった場合、希望する場所まで50kmまで無料で搬送してくれます。自宅からでも外出先からでも利用でき、パンクやチェーン・ブレーキの軽微なトラブルであれば自宅への出張修理にも対応します(訪問は受付日の翌日以降、部品代は自己負担)。

事故受付は24時間365日

事故の連絡はWebでも電話でも24時間365日受け付けています。搬送を依頼できる距離は50kmまでのため、遠方へのサイクリングで使う場合は対象範囲を確認しておくとよいでしょう。GPSでロードサービスを呼び出せる無料アプリ「自転車の日」も提供されています。

au損保の自転車保険のデメリット・注意点

補償内容だけを見ると充実していますが、契約前に知っておきたい注意点もあります。

ブロンズコースには通院・入院一時金の補償がない

もっとも安いブロンズコース(月340円〜)には、通院保険金と入院一時金がセットされていません。自転車事故で多いのは通院で済むケガですが、その場合ブロンズコースでは入院しないかぎり保険金を受け取れません。通院に備えたいならシルバーコース以上を選ぶ必要があります。

弁護士費用が付くのはゴールドコースだけ

自分が被害者になり、相手が任意保険に入っておらず交渉に応じない——という場合に頼りになるのが弁護士費用等の補償ですが、これはゴールドコース限定です。もらい事故のリスクまで考えるなら、保険料は本人タイプで月1,130円まで上がります。

Bycle Bestは家族タイプにすると割高になる

部活やレジャー中のケガまで補償する「Bycle Best」は魅力的ですが、家族タイプのブロンズで月2,590円と、「Bycle」の家族タイプ(月650円)の約4倍です。日常のケガの備えがすでに別の医療保険や共済にある場合は、重複していないか確認してから選びましょう。

更新しないと自動的に解約扱いになる

保険期間は1年または2年で、満期前に更新手続きをしないと解約扱いになります。自動継続ではないため、自治体の加入義務を満たしているつもりが失効していた、ということが起こり得ます。手続きは満期日の30日前から満期日当日までです。

自動車・バイクの賠償事故は補償されない

個人賠償責任補償は日常生活の事故が対象で、自動車やバイクでの賠償事故は対象外です。また、すでに火災保険や自動車保険に個人賠償責任特約を付けている場合、補償が重複する可能性があります。加入前に既契約を確認してください。

契約・解約や延長方法って?

auユーザー以外も契約可能

au損保の自転車向け保険は、auユーザー以外も加入することができます。パソコンやスマホからでも申し込みができるため、印鑑や書類を用意せずに契約が可能です。

更新しなければ解約扱い

保険期間は1年もしくは2年のどちらかを選択することができますが、保険期間終了前に更新手続きをしないと解約扱いとなるため注意が必要です。

延長希望は専用ページへログイン

契約の満期日が近づくと、メールや葉書で契約継続の案内が届きます。契約を延長したい場合には、「お客さま専用ページ」から手続きをしてください。契約延長の手続きは「満期日の30日前から満期日当日まで」となっているため、案内を受け取ったら忘れずに行いましょう。

まとめ

au損保の自転車向け保険は、本人のみ月340円・家族全員でも月650円(Bycle・ブロンズコース)から加入でき、すべてのコースに個人賠償責任補償2億円以上と無料のロードサービスが付きます。一方で、ブロンズコースには通院補償がなく、弁護士費用はゴールドコース限定です。加入義務を満たすだけならブロンズ、通院まで備えるならシルバー以上、と割り切って選ぶのが分かりやすいでしょう。なお、火災保険や自動車保険に個人賠償責任特約を付けている場合は補償が重複することがあるため、契約前に確認してください。

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著者

株式会社イード コンテンツマーケティング事業部 部長。

広島大学卒業後に慶應義塾大学の大学院に進学。大学院では『ダイレクト・レスポンス・マーケティングにおけるユーザ行動分析に関する研究』を修士論文としてマーケティングの研究に取り組む。

LiPro(婚活)メディアを始め、めしレポSpicomiCareer Theoryなど多数サービスの責任者を務める。
特定非営利活動法人 広島経済活性化推進倶楽部の理事に従事。

著書「婚活メンパ革命〜自分を削る婚活は卒業!消耗しない人が勝つ「婚活フィルタリング戦略」〜」を発売。

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