もし火災や事故によって家財道具に損害を受けてしまった場合、一から揃えるとまとまったお金が必要となることは少なくありません。この記事では、家財保険の必要性や独自のアンケート調査による満足度・口コミの評判などを紹介します。
目次
家財保険に加入する必要性とは?
火災によって全焼レベルの被害を受けると、家財をすべて揃えるには多額の費用を要することが考えられます。そのため、持ち家でも賃貸でも、家財に対する備えは必要といえます。
持ち家に住み、住宅ローンの返済中に火災に遭ってしまった場合、火災保険の保険金をローンの返済に充てなければならないことがあります。そのようなとき、家財保険(または家財も補償される保険)へも加入しておくと、生活に必要な家財に対する補償を受けることができます。
また、賃貸住宅へ居住している人は、家財保険「借家人賠償特約」を付帯することも必要です。万が一自分が火元となって火災を発生させてしまった場合、請求される損害賠償金額が補償対象となるケースがあります。
家財保険の対象範囲は?
家財保険は、火災・落雷・爆発・風災などにより家財や電化製品が破損した場合、補償対象となります。対象となる家財は、電化製品や家具、洋服、アクセサリーなどの生活に必要な家財道具です。評価額が30万円を超える貴金属や宝石、書画、骨董などは、明記物件として申告が必要となるため注意しましょう。
家財に含まれるものの例や保険金の設定範囲については以下の記事でも紹介しているため、参考にしてください。
家財保険満足度ランキング
家財保険の満足度ランキングでは、「東京海上日動火災保険」が1位を獲得しました。「トータルアシスト住まいの保険」には、通常の住まいや家財の補償だけでなく、鍵や水回りなどといった日常的なトラブルのサポートサービスが付いています。2位の「三井住友海上火災保険」からは、賃貸居住者専用の“家財の火災保険”「リビングFIT」が販売されています。3位となった「JA共済」の「建物更生共済 むてきプラス」では、建物・家財のどちらも保障対象としています。
4位の「こくみん共済」(全労済)からも、住まい・家財が保障される「住まいる共済」が提供されています。5位の「あいおいニッセイ同和損害保険」では、家庭総合保険「タフ・住まいの保険」や住居建物総合保険「マイホームぴたっと」へ加入する際に、家財を保険の対象とすることができます。
【口コミ】家財保険トップ5の良い評判
ランキング5位「あいおいニッセイ同和損害保険」
「保障内容や料金に納得して丁寧な対応もしてくれるので安心している」(20代・女性)
あいおいニッセイ同和損害保険の良い評判として、補償内容が充実しているといった口コミが多く寄せられました。スタッフの対応の良さを挙げる声もあり、安心感を支持する加入者もみられました。
ランキング4位「こくみん共済」
「割戻金が結構あるので、総合的に見て割安な保険だと思う」(20代、女性)
こくみん共済は、掛金の安さや割戻金制度を評価する口コミが多かった点が特徴といえます。共済や割戻金についてはこちらの記事を参照してください。
ランキング3位「JA共済」
「積み立ても同時にしているので、満期になった時にある程度貯蓄できているので満足」(20代・女性)
JA共済の「建物更生共済 むてきプラス」には満期共済金があるため、万が一の際の保障も確保できるうえに貯蓄もできると評判です。掛け捨てにならない点が満足度につながっていると考えられます。
ランキング2位「三井住友海上火災保険」
「保険料はそんなに高くないがそれなりに保障内容は良いから」(40代・男性)
三井住友海上火災保険には、保険料と補償内容のバランスが良いという意見が多く寄せられました。賃貸居住者専用の保険が展開されている点も人気の一因かもしれません。
ランキング1位「東京海上日動火災保険」
「最大手の損保会社なので安心感があり、補償内容も充実している。」(50代・女性)
1位の東京海上日動火災保険は、大手の会社であるという安心感に加え、実際の補償内容も支持を集めています。基本の補償内容に加え、加入者が無料で利用できるサービスや特約の付加によって利用が可能となるサービスなどのオプションが充実している点も評判となっていました。
【口コミ】~保険トップ5の悪い評判
ランキング5位「あいおいニッセイ同和損害保険」
「満足している点は、補償が充実している。 不満がある点は、保険料が高い。」(30代・男性)
5位のあいおいニッセイ同和損害保険へは、保険料が高いという意見がみられました。補償が充実していることと保険料が割高であることは表裏一体といえるのかもしれません。
ランキング4位「こくみん共済」
「掛け金が安いし、割戻金があるが、災害時の給付金はそれほど多くない」(50代・男性)
4位のこくみん共済(全労済)へは、給付金額に対する不満が寄せられています。月々の掛金が比較的安い点、剰余を割戻金として還元している点などから、給付金の上限金額が低めに設定されていることが原因と考えられます。
ランキング3位「JA共済」
「全般的に、毎月の掛金が、高くついていると思うから。」(50代・男性)
3位のJA共済の場合、毎月の掛金が高いという口コミが何件か見られました。満期共済金があり、貯蓄性が高い共済であるため、掛金も高くなりやすい面があります。しかし、満期共済金の金額を低く設定することによって掛金の負担を抑えることも可能であるため、一度窓口や代理店へ相談してみるとよいでしょう。
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ランキング2位「三井住友海上火災保険」
「保険料が安くなったが、貯蓄部分がなくなった。」(30代・女性)
2位の三井住友海上火災保険へは、掛け捨てタイプである点が不服であるという口コミが見られます。掛け捨ての家財保険は手軽さがメリットとなる場合もあるため、自分に合ったプランへの変更や見直しを検討してみても良いかもしれません。
ランキング1位「東京海上日動火災保険」
「補償内容は、確かに満足できるものではあるが、その分保険料も高額なため、良いか悪いかのどちらとも答え辛い。」(40代・男性)
1位の東京海上日動火災保険の良くない評判として、保険料が高いという声が聞かれました。保険料は高いが補償は手厚いといった意見も多かったため、家財保険に満足できる補償をつけようとすると月々の負担が重くなってしまう場合が多いと考えられます。
まとめ
家財を補償(保障)する保険の必要性や、おすすめの保険会社について紹介しました。家財保険は実際に見積もりをしてもらうとイメージがわきやすくなる場合も多いため、どの商品がよいのか迷ったらまずは相談に行ってみましょう。加入を勧められるのではと不安な場合、第三者的な目線でアドバイスをしてくれる保険代理店を利用することもおすすめです。
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