オリックス生命からは、医療保険の「新キュア」シリーズなどさまざまな保険商品が販売されています。今回はオリックス生命保険の会社概要や扱っている商品カテゴリ、具体的な保障内容など、オリックス生命について幅広く紹介します。
目次
オリックス生命保険って?
オリックスグループの保険会社
オリックス生命は、オリックス株式会社が100%出資を行っているグループ会社です。オリックス株式会社の事業は、法人金融サービス事業・不動産事業・事業投資事業などの6セグメントで構成されており、オリックス生命はリテール事業のセグメントに属しています。リテール事業はグループ全体の利益の17%を占めており、オリックス・クレジットやオリックス銀行などもこのセグメントに属する企業です。
通信販売など販売チャネルは4つ
オリックス生命の保険販売チャネル(販売方法)は、通信販売・社員による対面販売・代理店による販売・金融機関による販売の4つです。自分で詳細を調べながら保険を選びたい場合、インターネットや郵送などで加入申し込みをすることができます。
一方、対面のコンサルティングを希望する場合にはコンサーブアドバイザーと呼ばれる専門家から話を聞くことも可能です。オリックス生命の商品は保険代理店・銀行などの金融機関でも扱われており、全国6685店の代理店・5,500支店の金融機関と提携を行っています(2017年9月現在)。
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保険契約は11期連続で2桁の伸び率
オリックス生命は、2017年に個人契約の保有契約件数350万件を突破しています。2006年にオリックス生命の主力商品といえる医療保険「キュア」が販売されたことをきっかけに契約件数を伸ばし、個人保険の保有契約件数は11期連続で2桁成長を遂げています。
格付投資情報センターによる格付けでは、保険金支払い能力A+を獲得し、高い安全性と評価されています。また支払余力を判断するための指標であるソルベンシー・マージン比率では991.2%と高い数値を誇っています(200%以上であれば健全性について基準を満たすとされている)。
オリックス生命の評判や保険加入者の満足度・口コミについては以下の記事に詳しくまとめてあります。
オリックス生命の扱う保険のカテゴリは?
死亡保険
オリックス生命の死亡保険は、定期保険である「ファインセーブ」と「ブリッジ」、収入保障保険の「家族をささえる保険キープ」、終身保険「ライズ」の4種類です。「ファインセーブ」と「ブリッジ」はどちらも一定期間を保障するタイプで、解約返戻金をなくすことで月々の保険料を抑えた死亡保険です。中でも「ブリッジ」はインターネット申し込み専用商品であるため、保険料がさらに割安となっています。
「家族をささえる保険キープ」は、被保険者が死亡した際、給与のように毎月年金を受け取れるため、残された家族の生活費を確保することができる死亡保険です。また、「ライズ」は保障が一生涯続く死亡保険です。他の3つとは異なり解約返戻金があることから貯蓄性も兼ね備えており、死亡保障が不要になった場合も解約返戻金を他の用途へ利用することができます。
オリックス生命の死亡保険についてはこちらの記事にも詳しい説明があるため、参考にしてみてください。
特定疾病保障保険
特定疾病保障保険である「ウィズ」は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中という特定疾病の保障と死亡保障を兼ね備えた保険です。特定疾病によって所定の事由に該当した場合には保険金を受け取ることができ、治療費や給与の補てんなどに使うことができます。
万一のことがあった際、特定疾病による死亡でなくても家族へ死亡保険金を残すことが可能です。また、解約返戻金がある「終身タイプ」と解約返戻金のない「定期タイプ」をライフスタイルに合わせて選ぶことができる点も特徴といえます。
死亡保障付医療保険
死亡保障付医療保険「リリーフ・ダブル」は、医療保障と死亡保障が一生涯続く保険です。病気やケガによる入院・手術への給付金に加え、死亡した場合には死亡保険金が支払われます。
また、健康保険適用外の先進医療による療養を受けた場合、通算2,000万円まで保障対象となります。がんや脳血管疾患、糖尿病などの七大生活習慣病によって入院した場合、1入院につき通常の2倍の日数である120日まで保障され、七大生活習慣病に対する手厚いサポートも準備されています。
医療保険
オリックス生命の医療保険には、男女問わず加入できる「新キュア」と、女性のための「新キュア・レディ」があります。病気やケガによる入院・手術の際や、先進医療による治療を受けた際に、それぞれ給付金を受け取ることができます。さらに「新キュア・レディ」では、女性特有の病気で入院すると女性入院給付金が上乗せされます。乳がんや子宮頸がんなどの女性特有のがんだけでなく、すべてのがんについても上乗せ保障の対象となっています。
オリックス生命の医療保険については、以下の記事も参照してください。
がん保険
がん保険「ビリーブ」は、がんによる入院や手術に加え、退院時・通院時などにも幅広い保障を受けられる保険です。初めてがんと診断確定された時にはがん初回診断一時金が、治療を目的とした入院を開始した際にはがん治療給付金が受け取れるため、治療費の負担を軽減することができる商品といえます。
引受基準緩和型保険
オリックス生命では、引受基準を緩和した商品として、医療保険「新キュア・サポート」と、終身保険「新ライズ・サポート」の2種類を提供しています。どちらも加入の際の告知事項が4つに限定されており、持病がある人・入院や手術の経験がある人でも加入しやすい保険となっています。ただし、契約日から1年以内に保険金支払事由に該当した場合は給付金額が50%削減されたり、通常の「新キュア」や「ライズ」よりも保険料が割増に設定されていたりといった違いがあるため、詳しくは加入前に問い合わせてみましょう。
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医療保険「新キュア」の特徴って?
七大生活習慣病に手厚い保障
「新キュア」では、病気やケガで入院した際にも給付金を受け取ることができますが、七大生活習慣病で入院した場合にはより手厚い保障が準備されています。通常であれば1回の入院につき60日までが支払限度日数であるところ、七大生活習慣病で入院した場合には倍の120日まで保障が拡大されています。また、入院が長期化する傾向にあるがん・心疾患・脳血管疾患の三大疾病の際には支払日数に制限なく保障を受けることができる点も特徴です。
入院の有無を問わない手術給付金
約款所定の手術を受けた場合、何度でも手術給付金を受け取ることができます。入院を伴う手術のみが給付対象となる他社商品もある中で、「新キュア」は入院の有無にかかわらず給付金を受け取ることができ、日帰り手術も対象となっています。
ただし、手術給付金の金額には次のような違いがあるため注意してください。
・入院中に行った手術…入院給付金日額の20倍の金額
・外来で受けた手術…入院給付金日額の5倍の金額
手術給付金の対象となるのは、公的医療保険制度の給付対象である手術のほか、放射線治療や骨髄移植など約1,000種類の手術です。
先進医療もカバー
先進医療とは、厚生労働大臣に承認された先進性の高い医療技術のことを指します。費用は公的医療保険制度の対象外のため全額自己負担となり、治療の種類によっては高額になることもあります。
「新キュア」にあらかじめ先進医療特約がセットされているため、健康保険の対象外である先進医療による治療も保障対象となります。先進医療給付金として、先進医療の技術料と同額が通算2,000万円まで受け取ることができます。なお、先進医療の技術料が2,000万円を超えた時点で先進医療特約は消滅する点には注意してください。
保険料は一生上がらない
「新キュア」は保障が一生涯続く終身タイプの保険であるため更新の必要がなく、保険料は原則として加入時から上がりません。ただし、加入後に特約を追加したり保障内容を変更したりした場合には、内容等に応じて保険料も変更となります。
「新キュア」は死亡保障をなくし、入院や手術の保障に特化した保険です。また、保険料払い込み期間中の解約払戻金もないため、比較的手頃な保険料で加入することができる医療保険であるといえます。
「新キュア」シリーズの保障内容や保険料の詳細については、以下の記事もあわせてご確認ください。
定期保険「ファインセーブ」の特徴って?
保険金額と保険期間の自由度が高い
定期保険「ファインセーブ」では、保険金額や保険期間をニーズに合わせて自由に選ぶことができます。保険金額は200万円から5,000万円までの間であれば100万円単位で設定が可能です。
保険期間については、年数で選ぶ「年満了(自動更新タイプ)」と年齢で選ぶ「歳満了(長期保障タイプ)」から選択します。年満了の場合は10年満了から35年満了まで5年刻みで設定でき、期間を短く設定すれば当面の保険料を抑えることも可能です。また、更新のタイミングで保障の見直しができる点も特徴です。
歳満了の場合は60歳満了から90歳満了まで5歳刻みで設定します。こちらは自動更新ではなく、保険期間満了まで加入時の保険料のまま保障を維持することができます。
掛け捨てで保険料が手頃
「ファインセーブ」は、死亡保障に特化した掛け捨て型の保険です。死亡保険である終身保険「ライズ」と比較すると、解約払戻金がないために加入しやすい保険料となっていることがわかります。30歳男性が死亡保障1,000万円・保険期間10年として加入すると、月1,880円の保険料となります。
ただし、定期タイプであるため、保険期間満了後に更新を行うと保険料が上がります。また、保険期間満了時や途中解約した時には払い込んだ保険料が戻ってくるタイプの保険ではない点にも注意しましょう。
病気と事故や災害での死亡保障が同額
「ファインセーブ」の死亡保険金は、事故や災害による死亡でも病死と同額が支払われます。厚生労働省による「人口動態統計(平成28年)」をもとに算出された死因の割合では、病気と不慮の事故の合計が約9割を占めています。このことから、「ファインセーブ」では、ほとんどの死因をカバーしているといえるでしょう。また、死亡時だけでなく、病気や不慮の事故などによって約款所定の高度障害状態になった場合にも、死亡保険金と同額の高度障害保険金が給付されます。
ネット専用の定期保険「ブリッジ」って?
ネット専用で実現した安価な保険料
「ブリッジ」も「ファインセーブ」と同様、解約払戻金がなく死亡保障のみのシンプルな保障内容で、保険料が割安である点が特徴です。「ブリッジ」はインターネットからの申し込みに限定することで販売経費を抑え、より安価な保険料となっています。
先ほど紹介した「ファインセーブ」と同じ条件(30歳男性、死亡保障1,000万円・保険期間10年)で加入した場合、月1,168円の保険料となり、「ファインセーブ」より約700円安い保険料であることがわかります。
申し込みはネットで簡単
「ブリッジ」はネット申込専用であるため、加入手続きも比較的簡単に行えるようになっています。オリックス生命のウェブサイトから申し込みを行うと、内容の確認や健康状態の審査などが進められ、審査が完了すれば契約成立となります。保障内容もシンプルであるため、自分ひとりでも比較検討しやすい商品といえるかもしれません。
保険金額と保険期間を選べる
「ブリッジ」も、保険金額や保険期間を自由に選ぶことができる商品です。設定できる保険金額の幅は「ファインセーブ」とは異なり、500万円から3,000万円までの間であれば100万円単位で設定が可能です。
また、保険期間についても、設定できる期間が「ファインセーブ」よりも短く、年満了は10年満了から30年満了まで・歳満了は60歳満了から80歳満了まで、それぞれ5年刻みで選択することができます。
オリックス生命のサービスって?
健康医療相談サービス
オリックス生命の保険に加入すると、健康や医療に関する内容を医療の専門スタッフに無料で相談できる「健康医療相談サービス」を利用することができます。このサービスには「24時間電話健康相談サービス」、「セカンドオピニオンサービス」、「糖尿病専門サポートサービス」、「介護・認知症サポートサービス」の4種類があります。
「24時間電話健康相談サービス」では、医師や保健師・看護師などに、自身や家族の健康状態について相談することができます。「セカンドオピニオンサービス」や「糖尿病専門サポートサービス」では、治療方法を相談したり医療機関の紹介を受けたりすることが可能です。介護をしている人であれば、介護や介護サービスについてケアマネージャーなどに相談できる「介護・認知症サポートサービス」を利用することもできます。
ご家族登録サービス
「ご家族登録サービス」とは、あらかじめ登録した家族であれば契約者に代わって問い合わせ・手続き・案内の受け取りなどができるサービスです。1契約につき2名までの家族を登録することができ、事前に申し込みが必要です。
保険においては契約者以外の問い合わせには回答してもらえないケースも多いものの、このサービスを登録しておけば、高齢の親の代わりに問い合わせを行ったり、多忙な配偶者に代わって必要書類を請求したりすることができます。
まとめ
オリックス生命は医療保険「新キュア」の他にもさまざまな保険商品を展開しています。インターネット販売だけでなく対面での相談も可能であるため、必要に応じて活用してみましょう。オリックス生命の保険と他社の保険を比較して選びたい場合、複数社の商品を扱う保険代理店へ行ってみるのがおすすめです。アドバイスや説明も受けられるため、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?
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