バイク保険にも、自動車と同じように加入が義務となっている自賠責保険や任意で加入するバイク保険があります。今回は、保険料が安くなるバイク保険の選び方や任意保険の補償内容・注意点などについてまとめました。
目次
原付バイクの保険の種類とは?
自賠責保険
バイクを運転する人に対し、法律で加入が義務付けられているのが自賠責保険です。事故を起こした相手に負わせた身体的被害について補償されます。相手を死亡させたときに支払われる保険金は最高で3,000万円、相手に後遺障害が残ったときは4,000万円・傷害を負わせた場合は120万円という支払い限度額があります。
自賠責保険の保険料(※)は、125cc以下のバイクで12ヶ月契約の場合7,500円です。36ヶ月契約の保険料は12,340円、60ヶ月契約なら16,990円となり、年数が長くなるほど割安になります。
自賠責保険へ未加入の場合には罰則があり、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることになります。無保険に対する違反点数は6点となり、免許停止処分になります。また、自賠責保険の証明書を所持していないだけでも30万円以下の罰金となることがあります。
※2017年4月以降を保険開始とする契約の保険料例
任意保険(バイク保険)
一般的に「バイク保険」と呼ばれているものは、加入が強制ではない任意保険のことです。自賠責保険で補償されない範囲をカバーすることができ、「対物賠償保険」「搭乗者傷害保険」「無保険車傷害」などが主な補償内容です。自賠責保険の限度額では賠償金額が不十分である場合や、相手の物に損傷を与えた場合、店舗に損害を与えた際の休業補償などについて、任意保険でまかなうことができるケースがあります。
自賠責保険と任意保険の違いについて、詳しくはこちらの記事も参照してください。
バイク保険の加入方法って?
バイクショップなどで加入する
任意保険には、対面形式で加入する「代理店型バイク保険」と、インターネットなどを利用して加入する「ダイレクト型バイク保険」があります。代理店型の保険はバイクの販売店で加入することも多く、バイクの購入時にすすめられてそのまま加入するケースもあります。
ただし、代理店型のバイク保険では、人件費や代理店手数料などの中間コストが保険料へ影響することがあり、ダイレクト型の保険と比較すると保険料が割高になる傾向があります。
インターネットを利用する
ダイレクト型の任意保険は、インターネット・電話などで直接申し込むことが可能です。中間コストがあまりかからないことから、保険料も低く設定される場合が多くなっています。
インターネットを利用して任意保険を検討すると、複数社のバイク保険の資料を一度に請求したり、インターネットで保険料の一括見積もりをしたりすることができる場合もあります。場所を選ばず情報収集や手続きができるというメリットもありますが、不明点などがある時に詳しく説明してもらうことができないという一面もあります。
複数の商品を一度に比較したい・保険料の一括見積もりをしたい・補償内容などをわかりやすく説明してほしいという希望がある場合、保険代理店を利用するのも有効な方法です。経済状況に合った保険を提案してもらうことなどもできるため、一度足を運んでみても良いかもしれません。
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バイク保険選びの注意点とは?
排気量によって金額が変わる
バイク保険の保険料は排気量によって決められており、「125cc以下」と「125cc超から250cc」「250cc超」に分けられます。自賠責保険の場合は加入先による保険料の違いはほとんどありませんが、任意保険については会社・商品によって保険料も異なります。
最も保険料が低い排気量のクラスは「125cc以下」で、「125cc超から250cc」と「250cc超」は同等の保険料になることが一般的です。保険会社間で比較すると、同じクラスであっても年間保険料に数万円の差が生じることもあります。クラス間では、「125cc」以下と「250cc超」の排気量の保険料に2倍以上の差がつくケースがあります。
補償・賠償の内容に注意
任意のバイク保険へは「対人賠償保険」や「対物賠償保険」が含まれていることが一般的ですが、保険会社や商品によって補償内容や賠償金額が異なることがあります。付加できる特約もさまざまで、自分のバイクが損害を受けた際の修理費用・搭乗者への補償・裁判費用や弁護士費用の補償などをカバーできる特約が用意されている任意保険もあります。
また、年齢制限の有無も確認しておいた方が良いポイントです。全年齢を補償するプランと30歳以上を補償するプランを比較すると、保険料が大きく異なる場合などもあるためです。
バイク保険の保険料の相場や年齢条件などについてはこちらに詳しくまとめてあります。
サービスを見極めるポイント
バイク保険では、保険料の割引やサービス面にも各社の特色をみることができます。例として、インターネットで申込した場合の「インターネット割引」を実施している会社や、保険料を数年間分前払いすると大きな割引を受けられる会社などがあります。
付帯サービスとして、24時間365日いつでも事故受付をしてくれるサービスや、専任の担当者に交渉を依頼できるサービスなどを利用できる会社もあります。バイクが動かなくなったときに移動を請け負ってくれたり、スタッフが現場に駆け付けてくれたりするロードサービスの内容にも商品ごとに違いがあるため、加入前に確認しておきましょう。
おすすめの任意保険ランキング
バイク保険を選ぶ際、加入者の口コミや満足度などが参考になることも多いものです。独自のアンケート調査にもとづき、バイク保険の年代別/性別の加入者数・会社別満足度などをランキング形式でまとめてあるのが以下の2記事です。
上位にランクインしている会社のバイク保険の特徴説明・良い口コミと悪い口コミの紹介などもあるため、ぜひ読んでみてください。
■バイク保険加入者数ランキング
■バイク保険満足度ランキング
まとめ
任意のバイク保険は加入方法や排気量によって保険料が大きく変わる場合があります。また、会社・商品によって補償内容やサービスも異なるため、加入前には比較検討を行いましょう。補償内容がよくわからない、どの会社のバイク保険がいいのか決め手に欠けるという場合には、保険代理店でアドバイスをもらうのも一つの方法です。
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