将来、自分や子供の留学を考えている人もいるかもしれませんが、実際に留学するにあたってはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?この記事では、留学費用として考えなければならない費目や、国別の留学費用の目安などについてご紹介します。
目次
留学費用として何が必要?
航空運賃
留学費用としてまず考えられるのは、現地までの航空運賃です。どこへ留学するかによっても金額は異なりますが、どの航空会社を選ぶかという点でも違いが出てくるでしょう。航空券はなるべく早く予約するほど値段が安くなる傾向があるため、渡航日が決まっているのであれば早めに抑えておくのもひとつの方法です。
パスポートやビザ申請料
留学の際は、パスポートやビザの申請料も考えなければなりません。手続きのために必要な費用であるため、金額は原則として一律です。そのため、前もって見積もりをしやすい費用であるといえます。なお、ビザの申請方法や申請料金は変更されることもあるため、渡航先の最新情報はこまめにチェックしておくことをおすすめします。
大学などの学費
留学先で大学などに通う場合、学費も計算に入れておく必要があるでしょう。その際に注意が必要なのは、実際の学費以外にもテキスト代がかかるという点です。日本の大学でも授業料とは別途テキストを購入する必要がありますが、海外の大学などではテキスト代が高額であることも多く、場合によっては中古での購入・他人からの譲渡などを検討した方が良いかもしれません。
滞在費
留学期間内の滞在費も考慮する必要があります。留学する際にはホームステイ先や寮などに居住するケースが一般的ですが、基本的に大都市は生活費が高い傾向にあるため、お金に余裕がない場合は避けた方が無難であるといえます。しかし、アクセスや治安、知人の有無などの問題などもあるため、どこに住むかは総合的に判断する必要があります。
短期で海外に滞在する際に加入しておいた方がよい保険や補償内容については以下の記事から確認してください。
生活費
日々の食事代や日用品代は、生活費に含まれます。自炊をした方が食費は安く上がることも多いものの、たまには友人とショッピングや外食に出かけたいということもあるでしょう。せっかく海外に居住するのであれば、無理のない範囲で現地の文化に触れるのも留学の楽しみのひとつといえます。
留学保険費用
留学する際には留学保険へ加入するのが一般的です。海外渡航時に起きた事故は日本で加入している保険が適用されないケースもあるため、別途保険へ加入しておく必要性が高くなります。通常の海外渡航用保険と留学保険の違いとしては、「日常に起因した事故が補償されるかどうか」「住宅の管理による損害が補償されるかどうか」などの点が挙げられます。
以下の記事には独自のアンケート調査による海外保険の加入者数ランキングやランクインした各社の評判などがまとめてあります。留学に対応した保険もあるため、ぜひ参考にしてみてください。
国別の留学費用(3ヶ月・1年)は?
アメリカ
アメリカに留学した場合の費用相場は、3ヶ月で80万円~120万円、1年で230万円~410万円程度と言われています。アメリカといえばエンターテイメントの本場であるハリウッドや、世界のITを牽引するシリコンバレーなどがあり、留学先としては魅力のある国と言えるかもしれません。しかし、その分物価も高く、留学費用も比較的高めに見積もっておく必要があります。
イギリス
イギリスへの留学費用の相場は、3ヶ月で70万円~110万円、1年で190万円~360万円程度と言われています。イギリスは英語を母国語とした国であり、ヨーロッパでも歴史と伝統のある国と言えます。オックスフォード大学やケンブリッジ大学などに加えて芸術を学べる大学も人気となっていますが、その分留学費用も高めになっています。
オーストラリア
オーストラリアへの留学費用は、3ヶ月で60万円~110万円、1年で180万円~380万円程度が相場と言われています。オーストラリアといえばカンガルーやコアラが有名ですが、他にもグレート・バリア・リーフのような雄大な自然を有する国でもあります。物価・留学費用ともやや高めではありますが、国が留学生をある程度保護する規律が設けられているため、勉学に励む環境としては安心度が高いと言えるでしょう。
留学費用を抑えるには?
LCCを利用する
航空運賃を抑えることで、留学費用の節約が可能です。前述した通り、航空券は早期予約するほど安くなることが一般的であるため、渡航日が決まっているのであれば早々に予約してしまいましょう。また、LCCなどの格安航空会社を利用することで航空運賃を抑えるという方法もあります。
無料のエージェントを活用する
無料のエージェントを利用することで、留学費用を抑えることも可能です。無料エージェントは現地の語学学校から手数料を貰って運営されているため、有料エージェントよりサービス面で劣るということは基本的にないと考えてよいでしょう。
語学学校の割引キャンペーンを狙う
語学学校の割引キャンペーンをチェックするのも有効な方法と言えます。短期留学の場合は難しいかもしれませんが、長期の留学を予定している場合、学校によっては授業料の割引を設けているところもあります。長く受講すればするほどお得になるケースもあるため、事前に学校側へ確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
留学費用にはまとまった金額が必要となることも多いものの、異国の文化に触れ、現地で学べること自体が得難い経験であるともいえます。しかし、渡航先で「お金がなくて生活できない」という事態にならないためにも留学費用はしっかりと見積もり、十分な額を準備しておくことをおすすめします。
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