節約をしているにも関わらず思うようにお金が貯まらない、という人はいませんか?それはもしかしたら生活習慣に問題があるのかもしれません。この記事では、お金が貯まらない生活習慣の改善策を紹介します。日々の生活を少し工夫することで、無理なくお金を貯められる生活を始めてみましょう。
目次
お金貯まらない女性に多い習慣
財布の中身を把握していない
財布の中にいくら入っているのか分からない、というのはお金が貯まらない原因のひとつです。計画的にお金を貯めるには、収支をきちんと把握していなければなりません。財布の中身を分かっていないということは、そもそも収支に対する意識が薄いと考えられます。
財布の中身を把握しやすくするためには、整理をすることが大切です。不要なものは減らし、レシートは毎日確認して処分するようにしましょう。レシートを処分する前に用途や金額を記録していくようにすると、使途不明金の発生を防ぐことができます。
コンビニですぐ買い物をする
コンビニをよく利用するというのも、お金を貯まりにくくしている一因かもしれません。24時間営業のコンビニにはいつでも買い物ができる便利さがありますが、場合によっては浪費をする機会を増やしてしまう可能性もあります。
たとえ1回の出費が100円だったとしても、1カ月だと3,000円の出費となります。日々の小さな出費の積み重ねが大きな出費とならないよう、コンビニには用事のあるときだけ立ち寄るようにしてください。
カフェによく立ち寄る
カフェは、時間の調整をしたり休息を取ったりするにはとても便利な場所です。しかし、あまり頻繁に利用しすぎると、1カ月で換算したときにまとまった金額になっていることもあります。例えば1杯400円のコーヒーを毎日飲んだとすると、ひと月の出費は12,000円にもなってしまいます。リラックスや気分転換のためにカフェを利用している人は、使うお金の上限を決めるようにしましょう。
付き合いを断れない
「誘われたら断れない」というのも、出費がかさむ要因とされています。支出の多い時期などは、「誘われても断る」という選択肢も作っておくことが大切です。しかし、仕事をしていく上では、付き合いを重視した方が良い局面もあります。また、人脈が広がったり、重要な話を聞くことができたりするメリットもあります。毎回誘いを受けるのではなく、取捨選択しながら人間関係を広げていきましょう。
新製品や限定品に惹かれる
新製品や限定品は、目新しさや珍しさからつい購入したくなるかもしれません。しかし、購入する前には、「本当に必要なものか」「いつ使うつもりなのか」をよく考えてみてください。その場の勢いで買わず、数日時間をおくことで冷静な判断ができ、無駄な買い物を減らせることがあります。
セールをよく利用する
セールの魅力は、普段の値段よりも安く買い物ができるという点にあります。ただし、注意しなければならないのは、「普段より安い」=「誰が見ても安い」ではないということです。普段より安いからといって山ほど買いこんでしまうと、その分出費も大きくなってしまうので気を付けましょう。セールに行くときは、必要なものを必要なだけ買うよう心がけてください。
お金が貯まらない人の金銭管理の特徴
貯金の目的や目標額が明確ではない
貯金の目的がはっきりしていれば、具体的な計画も立てやすくなります。しかし、お金が貯まらない人は、「何のために貯めるのか」「いくら必要なのか」という点が明確になっていないのかもしれません。目指すべきゴールが決まっていないと「毎月どのくらいずつ貯蓄したら良いのか」というイメージが湧かず、貯金にも結びつかないことが考えられます。
成り行き貯金をしようとしている
「成り行き貯金」とは、1カ月をやりくりして資金が残った場合にのみ貯金をする方法です。この方法だと、お金に余裕を持った生活ができるかもしれませんが、貯金額をコンスタントに増やしていくことは難しいと言えます。
一方、収入があったときに一定額を先に貯金に回してしまう方法を「先取り貯金」といいます。こちらはやりくりに回せるお金は減りますが、その分確実に貯金額を増やしていけるというメリットがあります。しっかりとお金を貯めたい人は、先取り貯金を選ぶとよいでしょう。
1ヶ月の支出を把握していない
給与明細などで毎月の収入額をチェックしている人は多くても、毎月の支出額まで正確に把握している人はあまりいないかもしれません。お金を貯めるには、まず毎月の支出額を知ることが大切です。
毎月の支出には、毎月必ず掛かる固定費(家賃・光熱費・通信費など)のほかに、生活に必要な費用(食費や医療費など)、浪費(趣味や嗜好品に使う費用)があります。収入に占めるそれぞれの出費の割合は、収入額や家族状況などによっても変わるため一概にはいえません。しかし、収入に対して明らかに支出が多いときには、お金の使い方を一度見直してみる必要があります。
お金を貯めるためには
家計を「見える化」する
実際にお金を貯めるのにまずやらなければならないのは、使途不明金を減らすことです。そのための具体策は2つあります。
1つ目は家計簿を付けることです。家計簿を付けたことが無い人も、付けたことはあるけれどうまくいかなかったという人も、ぜひチャレンジしてみましょう。初心者でも使いやすい家計簿や、スマートフォンから入力できる家計簿アプリなども発売されているため、自分に合った方法を探してみてください。
2つ目は、支払いをクレジットカードで行うということです。現金で支払いをすると、レシートの貰い忘れや紛失などで使途不明金が出やすくなります。その点クレジットカードであれば、明細書が届くので使途不明になることは少ないでしょう。ただし、クレジットカードは手元に現金が無くても買い物ができるため、つい使いすぎてしまわないよう注意が必要です。
3つに分けて管理
お金を目的別に分割するというのも一つの方法です。項目は「先取り貯金」「特別支出」「生活費」の3つで、収入を得たらまず先取り貯金分を分けてしまいます。個々の資産状況にもよりますが、収入の10%程度が先取り貯金の目安だといわれています。
次に、特別支出の確保です。特別支出は、毎月ではないけれど一定期間ごとに必要となるお金です。税金や保険料などがここに含まれます。
最後に残ったものが「生活費」となります。生活費についても「固定費(家賃・光熱費・通信費など)」「変動費(食費・交際費など)」の2つに分けて使うようにすると、より少額まで管理することができるでしょう。
まとめ
毎月の収入の中から一定の貯金をしていくには、お金を項目別に分け、無駄遣いを減らしていくことが大切です。また、何のために貯金をするのかという目標を決めることも励みとなります。貯金はある程度の期間に渡って継続が必要なものであるため、無理せず楽しみながらお金を貯めていきましょう。