アクサダイレクト生命は、実店舗や営業所を持たず、ネットからダイレクトに契約ができる保険会社です。この記事では、アクサダイレクト生命の会社の成り立ちや保険商品にどのようなものがあるのかを詳しくまとめてみました。アクサダイレクト生命で保険を考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
アクサダイレクト生命って?
AXAグループは64カ国で展開
AXAグループは世界64カ国で事業展開する保険・資産運用グループです。AXAグループは「Best Global Brands」で、2009年~2017年の9年連続、保険ブランド世界No.1と評価される等、そのブランド力は世界的に高く評価されています。「Best Global Brands」とは、財務状況等のブランドが果たす3つの基準を基に金額の算出・評価をしている「インターブランド社」の評価です。
2016年の「S&P保険財務力格付け」では「AA-」と保険契約債務履行能力評価は高く、同年の実績では世界に1億700万人の顧客を抱えるグループとなりました。
アクサジャパングループの保険会社
アクサダイレクト生命は、「アクサ生命」・「アクサ損害保険」の保険事業2社を含む、「アクサジャパングループ」の保険会社です。この3社で「アクサジャパングループ」を形成し相互連携を深め、顧客をリスクから守る商品やサービスの提供を行っています。また、日本での事業展開は保険事業の他に、「資産運用事業」・「アシスタンス事業」・「不動産投資」等も行っており、あらゆる分野のビジネス展開をしています。
日本初のネット生保として誕生
2006年に日本初のネット生保として「アクサダイレクト生命」は設立されました。「アクサダイレクト生命」では、インターネットを通じて、保険商品の見積もりや契約が可能です。そのため、時間や場所を問わずいつでも保険商品を見ることや契約ができます。また、アクサダイレクト生命では窓口や営業所を構えていないため、合理的で割安な保険料で商品の提供を実現しました。
アクサダイレクト生命の保険の種類
死亡保険
アクサダイレクト生命の死亡保険には、「終身保険」・「定期保険2」・「収入保障2」の3種類があります。「終身保険」は払戻金のあるプランで、掛け捨てではなく一生涯保障を受けることが可能です。
「定期保険2」・「収入保障2」のプランは掛け捨て型のプランです。「定期保険2」は必要な時期に必要なだけの保険を掛けられるプラン、「収入保障2」は毎月の給料のように保険金の受け取りができるプランとなります。
医療保険
アクサダイレクト生命の医療保険では、「終身医療」・「終身医療(女性プラン)」・「定期医療」の3種類の取り扱いがあります。「終身医療」では払戻金はありませんが、病気・ケガによる入院を一生涯カバーすることが可能です。
「定期医療」のプランでは、加入から保険払込期間10年間の一定期間のみに備えることで保険料を割安に抑え、必要であれば再度、更新することもできます。「定期医療」で選択できる保険払込期間は10年のみとなっています。
がん保険
医療保険でもがんによる入院・手術は保障されますが、アクサダイレクト生命のがん保険は「がん」のみに特化した保険となります。基本保障では初めてがんと診断されたときの「がん診断給付金」、がん治療での入院は入院日数無制限で「がん入院給付金」が支払われます。
アクサダイレクト生命のがん保険は「がん終身」・「がん終身(女性プラン)」・「がん定期」の3種類です。「がん終身」では保障が一生涯続き、「がん定期」では定期医療と同様で、10年更新型となります。「がん保険」については後ほど詳しく解説します。
引受基準緩和型保険
生命保険に申し込むと、保険会社が被保険者の健康状態などの審査を行います。審査の結果、保険契約を結ぶことを引き受けといいますが、持病がある場合は引き受けられないことが多いです。
「引受基準緩和型保険」とは、簡単な告ができるなど引き受けの基準を緩和した保険です。持病がある、あるいは入院や手術歴がある等で生命保険へ加入することが困難な人でも入りやすい保険といえます。アクサダイレクト生命の引受基準緩和型保険では、「はいりやすい定期」の取扱いがあり、指定された2つの告知項目に該当しない場合に加入することが可能です。
「はいりやすい定期」は定期型の保険となるため、終身保険と比較して割安の保険料で加入することができます。基本保障額は200~2,000万円の範囲で、100万円単位で設定が可能です。また、「はいりやすい定期」にはリビング・ニーズ特約が無料で付加します。
アクサダイレクト生命の終身保険の特徴
低解約返戻金型
低解約返戻金型とは、保険料払込期間中の解約返戻金を抑えることで、毎月の保険料を比較的割安にできる保険です。アクサダイレクト生命の終身保険プランは、低解約返戻金型を採用しています。
ただし、低解約返戻金型は毎月の保険料が割安ではありますが、解約返戻率が低く設定されている等のデメリットがあります。保険商品の乗り換え等での途中解約は不利益となる場合があるため、途中解約の際は注意が必要です。
ちなみに、解約返戻金のあるプランは「がん定期」・「定期医療」・「終身保険」のみです。「はいりやすい定期」・「収入保障2」・「定期保険2」・「がん終身」には解約返戻金はありません。
保険料が割安
アクサダイレクト生命の終身保険は、低解約返戻金型となっているため保障に対して割安な保険料で加入できます。アクサダイレクト生命の公式サイトで紹介されているプラン例によると、基本保障200万円の終身保険に加入した場合、20歳では2,370円/月、30歳では2,924円です。終身保険の保険料は、年を重ねても加入時のまま料金が上がらないので、同保障期間を定期保険の更新を継続するよりも割安な保険料となります。
シンプルな保障内容
アクサダイレクト生命の終身保険は、死亡時・高度障害状態に該当した際に、保険金が支払われるシンプルな保障内容となっています。死亡時・高度障害状態に該当した際の保険金支払い額は200~4,000万円の範囲で、100万円単位から選ぶことができます。
主契約にリビング・ニーズ特約が無料で付加しており、被保険者が余命6ヶ月以内と診断された際、生存中に死亡保険金を受け取ることが可能です。終身保険に付加できる特約はリビング・ニーズ特約のみとなります。
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アクサダイレクト生命のがん保険の特徴
がん保険は3種類
アクサダイレクト生命のがん保険は、「がん終身」・「がん終身(女性プラン)」・「がん定期」の3種類です。「がん終身」では満20~69歳までの方が加入でき、加入時の保険料は一生涯変わりません。「がん終身」女性プランでは通常のがん保障に加えて、女性特有のがん(乳がんや子宮がん等)になった際に2倍の給付金を受け取ることができます。
「がん定期」では、保険料払込期間10年と必要な期間にのみ備えることができます。終身保険とは異なり契約を更新する際に保険料は上がりますが、加入時の保険料は終身保険と比較し割安となります。例えば、40歳男性で保険期間10年のがん入院日額10,000円のプランに加入した場合、終身の場合は1,275円/月ですが、定期の場合は970円/月となります。(保障内容は終身・定期共に同様)
上皮内新生物も同じ保障
上皮内新生物とは「上皮内がん」や「上皮内腫瘍」とも呼ばれるものです。悪性の場合は転移の可能性がありますが、「悪性新生物」と比較し治療を行うことで転移・再発のリスクが低い「がん」です。
アクサダイレクト生命では上皮内新生物の手術の場合にも、通常のがんと同様の保障を受けることができます。ただし、一時金に限り悪性新生物の場合は回数無制限で受け取りが可能ですが、上皮内新生物の場合は保険期間を通して1回限りとなるので留意しておきましょう。
シンプルな主契約でカスタマイズ可能
アクサダイレクト生命の保障内容はシンプルで、主契約の場合はがんと診断された際の「がん診断給付金」と、がんで入院した際の「がん入院給付金」の受け取りが可能です。そして、主契約プランに各特約を必要なだけ付加できるため自由度が高いといえます。付加できる特約には、がん治療時の「がん手術給付特約」・「抗がん剤治療特約」と、退院後に給付金が受け取れる「がん退院療養特約」等があります。
シンプルな保障なら終身型も安い
アクサダイレクト生命のがん保険は、各特約を付加しないシンプルな保障のみであれば、終身型のがん保険でも割安な保険料で加入できます。例えば、特約を付加しないでがん入院日額5,000円のプランに加入した場合、30歳男性の保険料は855円/月です。ちなみに、がん入院日額10,000円プランで抗がん剤治療特約やがん先進医療特約などを付加した場合は、2,360円/月となります。
特約込みの場合は年齢が上がるほど、特約無しのプランより保険料は大きく上がってしまいます。また、先ほど説明した30歳男性保険料の例では、毎月の支払額では1505円/月と月額の差は小さいです。しかし、終身型であるため、長期的に見れば大きな額となります。
その他の保険の特徴は?
「定期保険2」もシンプルで割安
「定期保険2」は解約返戻金のない掛け捨てタイプの保険です。例えば40歳男性では、基本保障500万円の場合は1,315円/月で加入ができます。
「定期保険2」の保険料払込期間は「10年間」、または55・60・65・70歳満了の年齢単位から選ぶことができ、自身のニーズに合った契約期間を選ぶことが可能です。ただし、「定期保険2」は加入時の年齢に制限があります。
効率よく備えるなら「収入保障2」
「収入保障2」は万が一の際の死亡保障額が年々減少する特徴がある保険です。子供を扶養している時期には保障を大きく、老後は保障額を小さく、など効率よく備えられる保険となっています。
定期保険の場合は加入時から満了日まで、死亡された際は一定額を一括で受け取ることが可能ですが、「収入保障2」は死亡から保険期間満了日まで給付金を受け取ることが可能です。
医療保険は日帰り入院から保障
医療保険は「終身医療」・「終身医療(女性プラン)」・「定期医療」の3種類がありますが、どのプランでも日帰り入院から保障されます。「終身医療」・「終身医療(女性プラン)」の場合は、「長期入院時一時金給付特約」を付加すると、入院が長期(61日以上)になっても保障を受けることが可能です。
特約は終身型の場合、「先進医療特約」や「入院時一時金給付特約」等もあり、自身に必要な特約をカスタマイズして付加することができます。定期医療の場合は「入院時一時金給付特約」のみとなっています。
アクサダイレクト生命の無料サービス
セカンドオピニオンのための医師を紹介
医療の進歩に伴い医師や医療機関により、治療方法が異なる場合もあります。アクサダイレクト生命には加入者が納得のいく治療が選択できるように、各専門分野の総合相談医に相談できるサービスを提供しています。また、セカンドオピニオンを受けた後に現在の治療方法の変更が必要となった場合、紹介状を無料で作成してもらうこともできます。
医師や看護師に24時間電話相談可能
アクサダイレクト生命では、医師や看護師等に24時間365日いつでも電話で健康相談できるサービスを提供しています。健康相談は加入者本人、または同居の家族が無料で利用ができ、診療時間外に子供が熱を出したときや、ケガの応急手当等対処方法等を聞くことができます。また、夜間や休日に診察ができる病院の電話確認や、緊急性がなく救急車の手配の必要性に困ったとき等に相談することも可能です。
まとめ
アクサダイレクト生命は、ネットから見積もり・契約ができることに加えて、加入後の契約プランの確認等もネット上で全てできる保険会社です。実店舗等はありませんが、給付金の申請は電話で行うことができ、窓口へ行く時間を割かずに済むメリットがあります。また、保険商品でよくわからない内容等があれば、詳細について電話で聞くこともできるので、気になる商品があれば気軽に問合わせてみましょう。
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