メディケア生命という会社名を耳にした事はありますか?社名に覚えがなくても、もしかしたら保険ショップや銀行などでパンフレットやポスターを目にしているかもしれません。メディケア生命はどのような特徴の会社で、どんな保険を取り扱っているのでしょうか。ここで詳しく紹介していきます。
目次
メディケア生命って?
住友生命グループの生保
メディケア生命は、2010年4月にスタートした住友生命グループの保険会社です。保険の販売方法やニーズが多様化されてきている事に着目し、ニーズを的確にとらえて選ばれる商品を提供する目的で設立されました。
メディケア生命の商品は保険ショップ、インターネット、そして金融機関で販売されています。ライオン一家がキャラクターとなっています。
シンプルで分かりやすい保険を提供
メディケア生命では、シンプルでわかりやすい商品やサービスの提供を経営理念の一つにしています。難しい、ややこしい、分かりづらい点を無くし、多様化するニーズやライフスタイルに沿って、選ばれる保険商品の開発を目指しています。
インターネットで行えるクイックシミュレーションも、大きめの文字で色分けがされています。おすすめプランはもちろん、自分でプランを作成する事もでき、分かりやすく手軽に保険料の試算が行えます。
申し込み方法は3つ
メディケア生命の1つめの申し込み方法は、金融機関等の窓口です。金融機関では、医療保険、収入保障保険、特定疾病一時給付保険を取り扱っていますが、一部の金融機関では取り扱っていない商品もあります。
2つめの申し込み方法は保険ショップです。保険ショップでも、医療保険、収入保障保険、特定疾病一時給付保険を取り扱っています。
3つめはインターネットや郵送による通信販売です。医療保険、特定疾病一時給付保険に加え、死亡定期保険を申し込む事も可能です。
メディケア生命の保険カテゴリは?
死亡保険
メディケア生命には、2種類の死亡保険があります。一つは収入保障保険で、「メディフィット収入保障」という名称で販売されています。収入保障保険とは被保険者が死亡あるいは高度障害状態に該当した際に、一定期間毎月給料の様に給付金が受け取れる保険です。「メディフィット収入保障」は、金融機関あるいは保険ショップのみの取り扱いとなっており、通信販売で申し込むことはできません。
2つめは定期保険の「メディフィット定期」です。定期保険も、被保険者が死亡あるいは高度障害状態に該当した際に給付が受け取れる保険です。しかし、一定期間毎月給付が受けられるのではなく、給付事由に該当した際に一時金として保険金が受け取れる保険です。
2018年5月現在、メディケア生命では通信販売でのみ定期保険を販売しています。
医療保険
メディケア生命では、以下の医療保険を販売しています。
・「メディフィットA(エース)」 入院、手術、放射線治療、骨髄移植術給付金が主契約となっている終身医療保険
・「メディフィットPlus(プラス)」 がん、心疾患、脳血管疾患、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎、糖尿病、高血圧性疾患の給付事由に該当した場合に一時金が受け取れる特定疾病一時給付保険
・「メディフィットRe(リリーフ)」 持病がある人向けの告知が少ない限定告知型医療終身保険
「メディフィットA」の特徴
主契約に特約を組み合わせられる
メディフィットAの主契約は、入院給付金、手術給付金、放射線治療給付金、骨髄移植給付金ですが、下記の通り12個の特約があり、自由に組み合わせる事が可能です。
「先進医療特約」
「入院一時給付特約」
「7大生活習慣病入院特約」
「女性疾病入院特約」
「女性医療特約」
「通院治療特約」
「抗がん剤(腫瘍用薬)治療特約」
「がん診断特約」
「3大疾病保障特約」
「3大疾病保険料払込免除特約」
「終身保険特約」
「介護保障付終身保険特約」
特約も一生涯の保障
特約も主契約と同様に、加入したときから保険料が変わらず一生涯保障が続きます。特約だけが更新型の保険もありますが、メディフィットAは主契約も特約も終身型となっているため、保険料が上がる心配はありません。
つまり、若いうちに加入していれば安い保険料のまま、同じ保障を一生涯持ち続ける事ができるのです。また、一生涯保障は続きますが、特約に関しては後から外す事もできるため、年金生活に入った後に保障を減らして保険料負担を抑える事もできます。
日帰り入院から保障
医療の進歩により入院日数が短期化されている傾向にあり、1日や2日の入院だけでなく日帰り入院も珍しくありません。メディフィットAでは、日帰り入院もしっかりと保障します。
入院給付金の支払期間は、1回の入院につき60日型と120日型から選択する事ができます。少しでも保険料を抑えたい人は60日型、長期化する可能性が高い脳血管疾患や精神疾患に不安がある人は120日型を選択するなど、ニーズに応じて選択しましょう。
入院日数を無制限にするプランも
前述したように、加入時には入院給付期間を60日か120日のどちらかを選択しますが、「がん入院無制限給付特則」「3大疾病入院無制限給付特則」「7大疾病入院無制限特則」の3つの特則から一つを選ぶ必要もあります。
ちなみに、入院期間とは1回の入院に対するものです。退院と次の入院の間が180日空いてれば、それぞれが1入院とみなされますが、180日以内に2回以上の入院をした場合には、まとめて1入院という扱いになります。
そのため60日型を選択した場合に1回目の入院で30日入院をし、1カ月後に60日の入院をしたような場合には2回目の入院については30日間しか入院給付金が支払われません。しかし、60日型に「がん入院無制限特則」を選択すると、がん以外の入院は1入院60日までの保障ですが、がんの治療の入院には無制限で入院給付を受ける事ができるのです。
「3大疾病入院無制限特則」を付けると、3大疾病の入院の場合には給付日数が無制限になるだけではなく、7大疾病での入院の際にも60日プラスされて、最大120日まで保障されます。ただし、無制限になる疾病が多い特則を付けると保険料も上がります。入院給付期間や特則は予算に応じて検討すると良いでしょう。
女性専用プランもある
女性疾病による入院や手術に手厚く備えたい人には、女性専用のプランもあります。女性医療特約を付加すると、女性疾病(全てのがんを含む)で入院した場合に入院日額が上乗せで受け取れます。
また、女性特定手術を受けた場合には、女性特定手術給付金を受給できます。女性特定手術とは乳房切除術、子宮摘出術、卵巣摘出術を指します。
乳房切除術を受けて、女性特定手術給付金の支払い対象となった乳房に更に乳房再建術を行った場合には、乳房再建術給付金が支払われます。入院日額の上乗せだけ必要な場合には、女性疾病入院特約だけを付加する事も可能です。
「メディフィットプラス」の特徴
特定の疾病を一時金で保障
メディフィットプラスでは、以下の疾患になりメディケア生命の定める支払い理由に該当した場合に、一時金を受け取れます。
・がん
・心疾患
・脳血管疾患
・慢性腎不全
・肝硬変
・慢性膵炎
・糖尿病
・高血圧性疾患
同一種類の疾病での支払いは1年に一度が限度ですが、異なる疾病で支払い理由に該当した場合には、1年以内でも給付金が受け取れます。一時金は、3大疾病に関しては通算支払回数が決められておらず無制限で受け取れますが、その他の疾病は初回のみです。一時金は30万円から100万円まで10万円単位で決める事ができ、初回に上乗せ給付金額を設定する事も可能です。
特定3疾病型と特定8疾病型から選択
がん、心疾患、脳血管疾患の3大疾病保障型と、3大疾病に肝硬変、慢性膵炎、糖尿病、高血圧性疾患、腎疾患の5疾病も合わせて保障される8大疾病保障型を選ぶ事ができます。3大疾病の場合には回数無制限で1年に1度を限度として給付金が受け取れますが、3大疾病以外の5疾病については、通算5回が限度です。
支払理由も疾病ごとや初回と2回目以降がそれぞれ決められていますので、加入前によく確認することをおすすめします。
特約も付けられる
メディフィットプラスにも、特約を付加する事ができます。付加できる特約は、先進医療特約と3大疾病保険料払込免除特約の2つです。
先進医療とは、厚生労働省が定める高度な医療技術による治療法や治療技術で、公的医療保険は適用外となっています。そのため、先進医療を受けると高額な自己負担が発生する事になります。しかし、先進医療特約を付けておけば、先進医療を受けた際の技術料相当額(自己負担額)と先進医療一時給付金5万円が通算2,000万円まで支払われます。
3大疾病保険料払込免除特約とは、以下の場合に保険料の支払いが免除となる特約です。
・責任開始日から91日目以降にがんと診断されたとき
・急性心筋梗塞で60日以上労働制限が必要と医師に診断されたとき
・公的医療保険制度対象の手術を受けたとき
・脳梗塞で60日以上後遺症が継続したと診断されたとき
・公的医療保険制度対象の手術を受けたとき
がんには、上皮内新生物(上皮内がん)と悪性新生物があり、メディケア生命では、上皮内がんと診断された場合でも保険料払込免除としています。
保険の悩み、無料で解決!無料相談サービス実施中!「メディフィット収入保障」の特徴は?
喫煙の有無や健康状態で割引
被保険者がたばこを吸っていない場合、非喫煙者標準体料率が適用され保険料が割安になります。またBMIの値が18以上27未満、最高血圧値140mmHg未満、最低血圧値90mmHg未満の基準を満たしていれば、非喫煙者優良体料率が適用され、更に保険料が割安になります。
保険料率の設定は3種類あり、非喫煙者優良体料率<非喫煙者標準体料率<喫煙者料率の順に保険料が高くなります。非喫煙者標準体料率または非喫煙者優良体料率を適用して保険に加入するには、所定の喫煙検査実施が必要です。また、健康診断書の提出も必要となっています。
お手頃な保険料
収入保障保険は、遺された家族の生活を守るために毎月年金を受け取る事ができる死亡保険です。メディフィット収入保障は、必要保障額に合わせた設計となっています。
例えば、子どもがいる男性の場合、子どもの成長に伴い徐々に必要保障額は減ります。メディフィット収入保障は、時が経つにつれて年金受取総額が減る仕組みとなっているため、保障額が一定の収入保障保険に比べて保険料を抑える事ができます。ちなみに、30歳・男性・非喫煙者優良体料率の場合の保険料は以下の通りです。
年金月額15万円 保険料3,508円
年金月額20万円 保険料4,490円
年金月額25万円 保険料5,612円
特約で3大疾病になると保険料免除
メディフィット収入保障には、3大疾病保険料払込免除特約を付加する事ができます。この特約を付加すると、がん、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態になった場合に以後の保険料の払い込みが免除されます。免除理由は下記の通りです。
がん 責任開始日より91日目以降に初めてがんと診断されたとき(上皮内がんも含む)
急性心筋梗塞 治療を目的とした公的医療保険制度の手術を受けたとき
もしくは60日以上の労働制限が必要と診断されたとき
脳卒中 治療を目的とした公的医療保険制度の手術を受けたとき
もしくは60日以上後遺症が継続したと診断されたとき
免除後も、加入時に定めた期間の保障は継続されます。
メディケア生命のサービス
健康・医療に関する相談ダイヤル
メディケア生命の医療保険の契約者は、ティーペック株式会社が提供する健康・医療に関する無料の相談ダイヤルを利用できます。24時間365日、医師、保健師、看護師が答える電話健康相談サービスに加え、セカンドオピニオンサービス、受診手配・紹介サービスの利用が可能です。 セカンドオピニオンサービス、受診手配・紹介サービスの利用は被保険者に限られますが、電話健康相談サービスは被保険者と被保険者の配偶者および同居の家族も利用できます。
まとめ
医療保険、収入保障保険、特定疾病一時金給付保険を主に紹介しましたが、興味を持った商品はありましたか?一つの商品だけではあらゆるリスクに備えられません。複数の商品を組み合わる、あるいは特約を付加するなどして不足のないように自身に合った保障を選びましょう。
あなたに合った保険をFPが提案!無料相談サービス実施中!